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コミュセバトル敗退、幻の2回戦を語る

すまです。

3月9日、僕にとっては忘れられない日となりました。

前回の記事で予告した通り、コミュセバトルなるものに参戦してきたのですが、結果は一回戦敗退。。。

く、くやしい。

なので、半強制的に伝えさせていただきます!!(笑)

まず、簡単に趣旨を説明させてもらいます。

コミュセバトルに参戦したバトラーは6名。
トーナメント方式で、1回戦で6人から3人に減ります。
2回戦に勝ち上がった3名で三つ巴の戦いを繰り広げられます。
判定は、会場の拍手が多いほうが一票、審査員の鯨岡さん、細川さんがそれぞれ一票ずつ持っていて、三票を奪い合う形になります。

テーマはそれぞれ、

1回戦「相手との信頼関係を築く必殺技」

2回戦「コミュニケーションと自己進化」

これについて、5分のプレゼンを行う、というものでした。

この記事は、僕が考えた上記テーマのプレゼンについて伝えるものですので、勝ち負けの判定については一切触れません。とにかく、僕の考えたことを聞いてくれぃ!という記事です(笑)

では早速、1回戦。

まず、始めのスライドは簡単な自己紹介です。
栃木から来たということ、Twitterアカウントを載せただけです。
実は既に伏線を張っているのですが、それはあとで説明します。

2枚目は、自己紹介を詳しめに話しました。どんなポジションかと言えば、僕は作業療法士として、学会発表や論文などの学術業績を通してキャリアを作っている人です。ということを、伝えました。実は業績が急激に増えたポイントがあるのですが、そこについては二回戦で話しますよ、と伏線を置きました。(ただ、べしゃりが下手でそこまで伝えられてなかった)

3枚目は、ずばり一回戦のテーマについてです。
どういった切り口で話すか、どう考えたかをイメージしてもらいたかったので、僕は作業療法士として病院で働き、初対面の患者さんとの信頼関係について、考えたことを話すことにしました。

4枚目。
患者さんといっても色々いるんですよね。転んで手を骨折して入院する人とか、初めて脳梗塞になった人とか、僕たちは本当に多様な患者さんを出会います。

私たち医療者にとっては、患者さんとの初対面はどこか義務的で、形式的に行われることがあります。それはもう、毎日毎日、初対面の患者さんはいますから、私たちにとっては日常茶飯事なんですよね。ですが、患者さんにとっては、すべての刹那、瞬間が唯一無二なんです。

僕たちは医療者として、この瞬間を患者さんの大切な人生の一部として、支え、受け止める必要があると思います。

そして、必殺技について考えてみたんですが、どうしたらいいか中々考え付きませんでした。じゃあ、逆に「信頼関係が崩れる必殺技はなにか」と考えると一つの答えが見えてきたんですね。それが”自分を見てくれない医療者”の姿でした。例えば、診察室でパソコンばかりみてたり、言いたいことだけ言って終わり、みたいな医者だと、信頼おけますかね。自分のことも見ずに、トンチンカンな答えをするような医者だったら、もうだめですよね。

それを踏まえて、僕が初対面の患者さんに必ず言う言葉を、必殺技として紹介したいと思います。

5枚目。

大変でしたね、ここまでお疲れさまでした。

この一言で、患者さんが今の状況に、どういった経緯を経てきたかを共有することができると思うんです。例えば、けがをして痛かったこととか、医者に診断されてショックだったこととかを、共有できると思うんですね。すると、患者さんはわかってもらえた感覚を持つことがあります。これがすごく大切なんじゃないかなと感じました。

ただ、この文言だけと、必殺技として弱く感じたので、言い換えてみました。

この声掛けがあらわすものは、「今の状況を共有する」ということです。

患者さんがこれまでに経験した経緯を踏まえて、今の状況を共有できたとしたら、信頼関係を築くことができるのだと思います。

といった流れで一回戦のプレゼンを終えました。

実は、一枚目のスライドで、「お疲れさまでした」と書いてたんです。気づきましたか?一応伏線にしてたのですが、あまりうまく回収できませんでした(笑)

さて、次は幻の2回戦についてです。

テーマは、コミュニケーションと自己進化について。

ここから先は、幻のプレゼン。よろしくお願いします。

2回戦目は、コミュニケーションと自己進化についてですが、これはまず用語から確認していきます。

コミュニケーションとは、端的に言えば、情報のやり取りのことです。
細川さんの講義でもあったように、個人だけでなく、組織、時代ともやり取りが可能なんですよね。

ほとんどの場合、コミュニケーションはやり取りする【手段】のことを指します。すると当然、「なんのための」コミュニケーションか、を考える必要があります。そこで出てくるのが、もう一つの「自己進化」というワードです。

自己進化とは、何でしょうか。意味合いとしては、自分が進化すること、なんでしょうね。
面白いのは、自己研鑽じゃなくて、自己進化というところです。

研鑽っていうと、磨くようなイメージなんで、石が丸くなったり、つるつるすることはあっても、別物にはならないんですよね。

でも、進化は違う。サルがヒトになったり、恐竜が鳥になったり、種が変わるんです。生きるフィールドすらも。

結論を言えば、それを可能にする手段こそが、コミュニケーションだと思います。そしてそのコミュニケーションを制することで、自己進化を成し遂げることができます。ここまでが、僕なりのテーマと用語の解釈になります。

実は、僕は一度、自己進化を経験しています。
こちらの業績をみてください。僕は働いて11年経ちますが、業績を増やしたのは、ここ5年のことです。それまでは、無きに等しかった。

今回は自分の自己進化の経験をもとに、皆さんにコミュニケーションと自己進化に”必要な一つのこと”を伝えたいと思います。

このスライドは、業績の分岐点で分け、その前後での自分の変化を示したものになります。つまり、単純に職場が変わったんですね。

前半は総合病院で働いていまして、研究とか論文とかは一部の物好きな研究者がやるもので、僕には関係がない、と思ってました。

ただ、職場が変わり、現在はまるで考え方が違います
発表に対するハードル自体も下がりましたし、研究は今の臨床現場でできることにも気づきました。

こう見ると、やはり職場環境って重要なファクターですよね。
でも、もう少し深堀して考えてみたいと思います。

自分ひとりでは、一生懸命コミュニケーションを取ろうと頑張っても、ある範囲の考え方からは逸脱できず、自分なりの常識の範囲でとどまってしまいます。これは一人の限界です。

ですが、ほかの人とつながったり、意見をもらったりすると、この常識を簡単に壊してくれるんですね。そう、他者とのつながりは、いとも簡単に自分の限界を取っ払う力があるんです。

そこで、気づいたんですよ。僕は職場が変わったから、自己進化を遂げたのではないと。

実は職場を変えたタイミングと同じに、もう一つ別の要因があることがわかりました。それは、「常識という壁を壊してくれる人との出会い」です。

実は自分の考えたことって、自分の中では正しいと感じてるはずなので、なかなか揺るがないんですよね。でも、ほかの人の考えを聞くと、あ、この視点もあるのかと、楽しくなるわけです。これってね、本当にすごいことだと思うんです。

今思えば、職場を変えなくても、そういった人に出会えていれば自己進化できたかもしれない、と感じています。今の時代、非常につながりが作りやすい社会ですから、職場だけでなく、TwitterなどのSNS、学会で出会う有志達、オンラインプロジェクトの仲間たちなど、自分の常識を変えてくれる人たちとつながれるチャンスが山ほどあります。

そして、今宵は、その最大のチャンスです。

これが言いたかった。。。。

というわけで、僕のプレゼンは終わりです!

もし、昨日しゃべれなかったな、とか、もっと絡みたかったと後悔する自分がいたら、Twitterなり、noteなりで絡んでください。

そしてまた、どこかで会いましょう。

それでは。





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