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大学内工房の安全管理と防災実践

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美術大学の工房で働いていた筆者が安全管理について学んだことを書き留めておく場所です。 厚生労働省が示すリスクアセスメント実施支援システムなど、「同じ作業者による定常作業を中心と…
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#ファブラボ

安全について学んだこと(防災活動編)

⑤危険予知トレーニング危険予知トレーニングとは? 危険事象発生のポイントと行動目標を指差し呼称で顕在化する安全確認の手法のこと。労働基準局の実施する危険予知トレーニングの講習に参加したので、その内容をまとめる。 <座学> 安全衛生の歴史 1900年代初頭「生産第一、品質第二、安全第三」で生産を進め、多くの方が労働災害で亡くなっていた。特に戦後の労働災害が多発していた時期の企業の労務担当者の仕事は遺族への謝罪が主だった。1972年に労働安全衛生法が制定され、死亡災害は激

安全管理と防災実践

前回までのnoteで、安全管理について筆者が学んだことをテキストで記録していました。今回はそれをインフォグラフィックにして情報を整理し、まとめました。 ここに埋め込んだ画像ですと小さくてとても読めないので、リンクからデータをダウンロードしていただき、そちらを開いてご覧ください。 今回作成した<工房運営者のための安全管理インフォグラフィック>は、ただ情報をまとめただけのものではありません。見出しの①〜⑥まではどの工房でも共通する内容ですが、⑦作業着と保護具、⑨災害発生時の対応、

資料配布

原作:Shizuko TAKAHASHI 編集:みなさん 全て「原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示し、かつ非営利目的であることを主な条件に、改変したり再配布したりすることができる」状態で配布します。 (5/1追記:はじめは、「表示-非営利-継承」のライセンスにしていましたが、継承の部分の「元の作品と同じ組み合わせのCCライセンスで公開すること」は不要だなと思ったので上記のライセンスに変更しました。) 非営利といっても、このインフォグラフィックそのものを商