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【今日の】#10 野生的なNew Grads

責任感は大切だ。
報酬の伴わない義務は不平等だ。
信頼が仕事を与える。
働くのは最低限でいい。
人に強要するのは好きじゃない。
自分をまず管理しなさい。
約束だけは守りなさい。

心の声が溢れ出る。
終わらない仕事の嵐に、
いつしか怒りを覚えるようになった。

「彼らの生き方もまた生き方だ」

そう思えていたのは自分に余裕があって…
いや、危害がなかった時であって、
その自由のために僕らの自由が侵される時
僕らはそれを拒む自由を持つ。


「環境」が一番人を伸ばす。

僕らの入った年の人数は400人、
他社に比べて多かったけれどこの人数は
人が落ちる人数だった。
僕らの入った年の事業は新規、
指示をくれる人はいないしFBもくれない
評価は自分で見せるものだった。
こうして僕らの世代は野生的に育った。

いま部下を持って直面する。
文字で送れられた内容を口頭で再確認する。
教えられた内容を一度で覚えられない。
目的を考えずに質問という思考の放棄をする。
こうして回答を用意してもらえる世代を
今僕は作ろうとしてしまっている。

自分達がもらえなかった優しさ、
誰かに近くで見てもらえる環境をと思う反面、
自分から取りに行く姿勢の弱さに
小さなため息が喉の中で漏れてしまう。

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