しあわせについて

「幸せ」と口にすることが
近ごろすこし増えてきた気がする

気候のいい日に
シーツを洗って
外に干して
洗濯機をまわしている間
何も敷いていないベッドに横たわる

ちょうど午前の青白い光と
さわやかな風が窓辺から入ってくる

頬に当たる

ベッドの頭の近くに置いた
ヘデラのゆれるのが見える

わたしはマットレスと一体化する
枕なんて必要ない
体がとける最中
その上を風が撫でていく

幸せだ
この上ない幸せだ

わたしは今までよくやった
ほんとに頑張ってきた
だからいいんだよ
こうやって休んでいいんだよ
ゆったり幸せになっても

好きなことを好きと言って

自分のすきなものに
しあわせに
自信を持っていいんだよ
認めていいんだよ
ゆるしていいんだよ

初めから
ほんとは
ずっと自由

なのに

縛っていたのは

自分なんだなぁって

少し気づけた

これからわたしは
わたしを幸せにするために
自分を解き放つ
そんな練習をしてゆく

誰かに求められるわたしではない
わたしがなりたいわたしに

その先にわたしがいればいい
できればパートナーもいてほしい

パートナーも幸せになるといい
なりたい自分になりたいな

しあわせ は
心の底から
自分を好きになる瞬間

ベッドと一体化したとき
わたしはわたしを好きだった

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