世耕氏の不起訴 検審に申し立て不記載巡り上脇教授〜すべてがNになる〜

2024年5月16日【社会】

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、「清和政策研究会」(安倍派)からの還流分を収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反容疑で刑事告発され不起訴となった世耕弘成前党参院幹事長=離党=と秘書ら計3人について、神戸学院大の上脇博之教授が15日、東京の検察審査会に審査申立書を郵送しました。
 世耕氏は2018~22年、自身の政治団体「紀成会」の収支報告書に、派閥から還流を受けたパーティー券販売のノルマ超過分計1542万円を収入として記載しなかったなどとして刑事告発され、不起訴(嫌疑不十分)となりました。
 申立書では、時効成立が近いとして18年の不記載分102万円については含めませんでした。
 議員側の還流分不記載については、萩生田光一前党政調会長も刑事告発され、特捜部は不起訴(同)としました。上脇教授は萩生田氏についても検察審査会に申し立てる方針といいます。(時事)


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