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American Justice

當企畫の初日は反米勢力(おそらくはサタンとその一味)による妨害に合つたためプラカードを持つて行き忘れた影響で30分開始が遲れるも、それ以外は無事敢行することができた。

American Justiceのビラ

ビラだけを見てもよくわからないと云ふ聲もあるだらうから、趣旨を少し補足しておく。

元々この企畫が出てきたのはシオニストによるパレスチナ攻擊が切掛けである。シオニストがパレスチナ人をいくら殺しても平氣なのは、彼らがパレスチナ人を人の形をした家畜だと思つてゐるからであることは有名だが、そこに付隨して米國でも日本への核攻擊を正當化する演說が議會でされてゐるぞ、と云つた趣旨の投稿がXで流れてゐたのを見たのが發端である。米國のこの國是とも云へるスタンスは昔からなので何を今更と云ふところもあるのだが、それなら今年の每年恆例となりつゝある名古屋米國領事館前の企畫ではこの米國の正義をいつそのことを大々的に揭げてみよう、と云ふことにしたわけである。我々は現實として西側自由主義陣營に屬することで恩惠を受けてをり、その中で中國やロシヤと云つた"覇權"主義陣營と對峙してゐるわけで、そこでいたづらに過去のことを持ち出して味方を攻擊して仲間割れをしてゐては、敵を利するだけである!

米國の正義を訴へるわけだから、身も心もアメリカナイズしないとと云ふことで、今回の服裝は總てAmazonから購入した。ジーパンを履いたのはまだ物心のついてゐない幼少期以來である。また、各日の原爆投下時刻に米國の對日戰イケイケな軍歌を流さうと考へてゐたので、色々と曲を探したのだが、少し興味深いことがあつた。日本の戰時歌謠には『アメリカ爆擊』、ドイツ軍歌には『英國を爆擊せよ』と云つたいかにも敵國を攻擊するぞ!な曲があるのだが、米國の軍歌はいくら探しても戰爭が終つてこれで愛する家族に會へるみたいな感じの曲しか見當らないのである。探し方が足りないだけなのか、それとも御國柄の違ひなのか、ともかく對日好戰的な曲が見つからないのでいかにもアメリカの正義!みたいな曲『星條旗よ永遠なれ』を結局流すことにした(6日は8時15分に間に合はなかつたので頓挫、代はりに9時15分と14時15分に實施)。

今回用意したプラカードは以下の2種。

上のプラカードには特に註も不要だらう。下の方は人權の守護者たる米國がなぜ上のやうなことを言へるのか、と云ふことの具體的な說明である。要は嘗て黃禍とよばれた戰前の日本人は人間ではなかつたのである。そして今の日本人はそこからはどうやら切斷されてゐるらしい。これは觀測上多くの米國人、後者に關しては日本人もおそらくは思つてゐるやうに見える。

最後に音樂と共に添へた挨拶を載せてこの報吿は〆とする。

日本のみなさん、おはやうございます。79年前の今日、廣島にて米國の正義が執行されました。この正義の炎は10萬もの日本帝國の個體を消飛ばし、その壓倒的な火力差が日本の戰爭繼續の意志を削ぎました。結果第二次世界大戰における太平洋戰線の終結は早まり、多くの人間の命、こゝで云ふ人間とはもちろん米國兵のことです、が救はれたのです。そして今では日本も米國を盟主とする自由主義陣營に屬してゐます。その御蔭で、かうして美味しくハンバーガーを食べることができるのです。

2684.8.6 名古屋國際センターにて


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