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子供に友人がいないのはサミシイことなのかな?

無理に友人をつくる必要は、ないんじゃないかな。

たまに見るテレビで
「天才少年」「スーパー少女」
みたいな特集があったりする。

昆虫の蟻を四六時中観察して研究するとか。

天体観測を一年中してるとか。

ひとつのことに、エグいレベルで全集中しちゃう子どもたち。

それを見ている周囲の親や大人が
「友達がいないみたいで心配」
「中学生になったら友達出来るといいね」
「友達がいると人生が楽しくなる」
「ひとりだとサミシイくない?」
とか言ってたりする。

余計なお世話だよね。

子どもの個性を潰しかねない。

ひとりで全集中している子供にとっては、それが楽しいハズなのだから、それでエエやないか。

蟻の行列の動向を観察している子供は、それが楽しいのかもしれない。

蟻の生態を調べるのが楽しいかもしれない。

北極星を眺めて、北極星の意味を探求するのが楽しいのかもしれない。

誰かと一緒に時間を共有するよりも、ひとりで何かを探求するのが楽しいのかもしれない。

むしろ、そちらの方が、人生を楽しむ上で有意義かと思うけど、どうかな?w

誰かと一緒でないと楽しめない、という方が、むしろサミシイのではないかと思うけど、どうかな?w

子どものときから、
「みんなと一緒が楽しい」
「ひとりはサミシイ」
と刷り込まれると、そうではない自分は人としてダメなのかな?
とその子が思ったりしてしまうのではないかと、ちょっと心配になる。

商業社会においては、
「みんなで楽しく」
という価値観を、みんなが持ってくれた方が儲かる。

クリスマスは家でたくさんの人が集まってホームパーティーしてくれた方が儲かる。

ゴージャスなピザ、シャンパン。

それらを取り分ける綺麗な皿、グラス。

それらを食べるための美しいテーブルと椅子。

もてなす客の目線を気にして、素敵な部屋にするのはお金がかかるね。

でも、それらを売る企業は儲かるね。

飲み会も、大勢でお店に来てくれた方が、儲かるよね。

大宴会の方が、たくさんの料理とお酒がでるもんね。

だから、大勢で一緒にやる方が、楽しいよね!

という価値観の方が、何かと都合がよろしい。

でも、果たしてそうだろうか。

本当に楽しいことは、ひとりでも楽しいハズだと思うけど、どうかな?

50歳にもなると、周囲には「本物の酒好き」がいたりする。

その人は、宴会に行かなくても酒は好き。

ひとりで地方の地酒を飲みに行ったりする。

なぜひとりで行くのか?

と聞いたことがある。

「ひとりでないと、自分のペースで飲めないから」

とのこと。

大勢で飲みたい人は、単に騒ぎたいだけで、そういう人は帰り道はまたサミシクなるのではないだろうか。

あ、別に大勢で飲むことを否定するワケではないですw

本当に楽しいことは、人目を気にせず楽しめること。

子供のうちからそういうことがあるのは、実はとても幸せなことだと思う。

友人を無理に作らなくてもイイじゃない。

「クリスマスに一人で蟻の生態を調べるのはサミシイことなのかな?」

とか思わないで欲しい、と50歳のおっさんは思うのでありました。

友達なんてのは、無理につくるのではなく、勝手にできるので。

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