人目を気にせずレジを割って入れる人間になりたい、気もする。
レジの列を無視して、割り込める人間にリスペクトすら覚える。
ウチの近所のダイエーは、まだ有人レジがある。
無人レジに慣れていない人がまだ多いのか、結構並ぶ人多し。
8個のレジのうち、2つしか有人レジがない、というのもある。
夕方の仕事帰り時間帯ともなると、15人近く並ぶ。
10分は待つ。
皆さん、文句も言わず、じっと待つの。すごいね。
その列を尻目に、いや、たぶんなんとも思ってないんだよね。
「レジ袋くれる?」
とシレっとレジのお姉さんに声かけてくるオッサンがいるのです。
すごくない?
レジで精算をして、いざ袋詰しようと思ったら、袋がないことに気づくんでしょうね。
そこからの、レジを打ってるお姉さんと、それを待ってるお客さんのあいだに、シレっと割って入って
「レジ袋くれる?」
わたし、絶対に言えない。
だってアンタ、バスケのゴール下でポジション取るために割って入るのとはワケが違うよ。
レジを打ってるお姉さん、その客、列を待ってる客の気持ちをスルーして
「レジ袋くれる?」
無神経を通り越して、屈強ハート。メドローアでも撃ち抜けない。
ここまで人目を気にせず生きていける人生に、ワリと、ちょっと、リスペクトを覚える。
人間なんてのは、人目を気にしすぎるからツラくなる。
人と比べるからツラくなる。
人目を気にせず、レジに割り込めばイイじゃない。
できん。
スーパーを出禁になってしまう(ごめんなさい)。
とはいえ、こういうレジに割って入る人間を
「得してるよね。」
とは思わない。
こういう方々は、都度都度の曲面で、似たような行動をしているはず。
職場でもね。
ということは、都度都度の曲面で
「こいつはヤベー」
と思わてる可能性高し。
ということは、都度都度の曲面で、疎まれているはずである。
良好な人間関係を築けていないと推測されるので、本人が気づかないウチに損する生活をしている、ハズである。
「なんでオレだけ!」
と思っていても、じつのところは
「いや、アンタの普段の行いやがな」
ということである。
世の中は、キチンとマジメに生きてれば、キチンと生きていけるシステムになっている、と思う。
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