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我が家のサンルーム!スロープをつなげて障害のある子の出入りを便利に&多機能な使い方紹介!

(2021.09.24 投稿)

今回は、我が家に増築したサンルームのお話です。

障害があって歩くことのできない娘との生活で、少しでも負担を減らすための先行投資です。

我が家のサンルームはこれだ!

我が家のサンルームは、LIXIL ココマです。

腰壁の有り無しが選べますが、腰壁有りのタイプを選びました。

我が家の南側に建っている家のエアコン室外機が我が家の方に向かって設置されており、その目隠しをするためです。

両側面のドアは全開にでき、前面には網戸付きの窓が付いています。

また、腰壁以外全面ガラス張りなので、半分屋外、半分屋内といったような空間になります。

引きで現物を見ると、こんな感じです。

なぜ、サンルーム増築に踏み切ったのか

我が家がなぜ、けっして安くはないお金をかけてまでサンルームを増築しようとしたか、お話します。

本来サンルームは、日向ぼっこをしながらティータイムを楽しむといったような贅沢設備です。

ですが我が家では、生活する上での機能面の便利さを追求し、増築することを決めました。

サンルームって、かなり多機能に使えるんです。

理由① スロープでつなげることで出入りが楽になる

家を建てた当初、庭には芝生を敷き、花壇をつくってガーデニングを楽しもうと考えていました。

DIYで庭を耕して芝を植え付けたのですが、南側に他の家が建ってしまい、庭面への日照不足でうまく育たなくなってしまいました。

南側に家が建つこと自体は、そもそも家の設計段階から見越しており、あらかじめ吹き抜けリビングにしたため、室内には十分な採光がありました。

ですが、特に冬場、庭面はかなり日照時間が減ってしまったのです。

そこで、せっかくの戸建ての庭をもっと有効活できないかと考えました。

思い浮かんだのが、リビングの横にサンルームを増築してスロープでつなげたら、障害があって歩けない娘の出入りが楽になるんじゃないかということです。

リビングから、サンルームに入れてある車椅子に乗せて、そのままスロープで降りる。

これが一番の理由です。

理由② 普通の部屋を増築すると日陰になるが、サンルームならリビングの日当たりはそのままに部屋を増築できる

家の延べ床面積を増やそうとして部屋を増築した場合、その分リビングへの採光が無くなってしまいます。

ですが、サンルームにすることによって、採光はそのままに部屋を増築することができます。

我が家は北側道路の家なので、南側に他の家が建ってしまうことを想定して、室内の採光を保つため、吹き抜けリビングにしていました。

ところが、そうすることで、家全体の延べ床面積が減ってしまうということに不満を持っていました。

サンルームにすることで、採光を犠牲にせず、家の延べ床面積を増やすことができたのです。

理由③ 洗濯物が干せる

今まで洗濯物は2階のベランダまで上がって干していたのですが、サンルームを増築することで、リビングからすぐ横のサンルームに干すことができるようになりました。

雨が降ってもすべてのドアや窓を完全に閉じることができるので、洗濯物が濡れてしまう心配はありません。

また、干すスペースが広いので、キャンプで使ったテントなど、かなり大きなものも余裕で干すことができます。

理由④ 子供の遊び場になる

我が家の障害のある娘は歩くことができないため、残念ながら、自由に外を走り回って遊ぶことができません。

せっかく外に出してあげても車いすに座らせていることが多く、本人にとって、それがストレスになってしまいます。

他の子供たちは自由に走って遊びまわっているのに、自分だけが車いすに座らされていたら、、、確かにおもしろくないでしょう。

サンルームであれば、下にジョインマット を敷くことで、お日様の下、自由にゴロゴロさせることができます。

夏は、サンルーム内でプールもやりました。

娘は水が好きなようで、とっても喜んでいました!

今は室内用のスベリ台、ブランコ、ジャングルジムがセットになった遊具を入れています。

これは、健常児の下の息子の方が喜んで遊んでいるのですが。。。

理由⑤ 車いすやSRCウォーカーの置き場所になる

車いすやSRCウォーカー(歩行練習器)などの大きめの乗り物は、家の中での保管場所に困ります。

そういった、結構かさばってしまうものでも雨に濡らさずにサンルーム内に保管しておくことができます。

サンルームから福祉車両までの導線

我が家の車は福祉車両のミニバンで、3列目にスロープが付いており、 サンルームで、娘を車椅子に乗せたら、そのままスロープ伝いに福祉車両に乗り込めるようになっています。

①サンルーム内で子どもを車いすに乗せます

②スロープを伝って庭に降ります

③そのまま福祉車両に乗り込みます

増築費用と助成金

最後にサンルール増築にかかった費用と、助成金についてお伝えしたいと思います。

かかった費用はこんな感じです。

増築費用総額:343万円(税込)

サンルーム部分:251万円(税込)

スロープ部分:92万円(税込)

助成金:47万円

■支払い総額:296万円

急いで増築する必要はなかったので、じっくり7社くらいに相見積をとりました。

各社すべて条件が同じというわけではないのですが、提示金額はだいたい300万円くらいから最大700万円といったものまであり、同じような工事でもかなりの差がありました。

やはり数社に相見積を取ってから、「ココだ!」という会社と契約することをおすすめします。

また、スロープ部分には自治体からの助成金がおります。

僕の住んでいる地域では、所得により金額は変わりますか、最大76万円となっています。

事前監査なども入るため工期は延びてしまうのですが、かなり助かります。

まとめ

もともとは、我が家の南側に他の家が建ち、庭面の日照時間が減ってしまったために検討したサンルーム増築でした。

マイナス面を少しでもリカバリーできないかという発想からでした。

ところが、実際に建ててみると、娘の出入りが楽になるということ以上に多機能に使えて、快適な住空間を手に入れることができました。

障害があって歩けない方が家族の中にいる家庭に、特におすすめしたい設備です。

子どもが大きくなったら、、、おそらく、僕の筋トレルームにもなるでしょう!

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