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息子のボーナス

写真のスニーカーは、私の超苦手な、カニエ・ウエストのデザインのスニーカーだそうだ。ラインのところに光を当てると、光を溜めて蛍光するマテリアルが使われている。いつも変わったスニーカーを履く息子。最近の趣味の一つだそうだ。

息子が勤める会社は日系だからなのか、なんと、ボーナスがこの時期(夏)に出たという。私は、アメリカ企業で働いたことがないので、良くは知らないが、アメリカのボーナスって、クリスマスの時期が普通なのかと思っていた。年末には、お歳暮の様に、果物詰め合わせセットが送られてくる。なんとも日本的な習慣がある企業のようだ。

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しかし、このボーナス、ただ単に物価の上昇に伴う配給?とも思ったり。日本でも物価高で、値上げが相次いでいるのだろうけど、ここアメリカも同じ。写真の食洗器用の洗剤なんて、この様に、目で見てわかる大きさの違いなのに、同じ値段だった。大きい方の容器が、ロシア、ウクライナ侵攻前。小さい方の容器が、侵攻後。今回のロシアのウクライナ侵攻は、コロナより世界の経済に与える影響が大きいって事よね。だって、コロナの時は、容器の大きさは大きい方で、値段も今の値段だった。ただ手に入りにくかっただけ。けど、予想するに、この量でこの値段、この先、ほぼほぼ、これで固定されるよね。情勢変わっても、もしかすると増量はあるかもしれないけど、値下がりは二度とないと思うわ。

さて、ボーナスの話に戻ると、本人、自分のパフォーマンスがいいから、ボーナスが出た とか、鵜吞みにしてるけど、からくり教えてあげないといけないわよね。苦笑 まだ、計算はしてないけど、物価の上昇率と、ほぼほぼ同じ額を貰ってるはず。(だから、転職を勧めてるのにね)

日本だと、ボーナスを貰う時期が転職のチャンス!なんて、求人広告業界の営業キーワードだったけど、私の中では、ボーナス=転職資金 となっている。実際に自分自身もそのように会社を辞めた経験もある。会社を辞めていく人が後を絶えない、この夏のボーナス時。金額を聞いてみると、まあ、日本と変わりない金額で、私は驚いた。

で、転職はどうするの?と思ってるのだけど、本人は、その気があるんだかないんだかという感じで毎日を過ごしている。実家からの通勤であんまり苦労もない環境で生きてるからそうなんだと思うけど。やっぱり自活しないとね。

私も夫も、息子がテキサスに残ることは大反対。テキサスが嫌いと良いわけじゃないけど、アメリカは広いんだから、他の州でも暮らして欲しいという意味で、そう思うという事。

娘はすでに、他州で仕事をしながら大学院に通ってるし、海外で生まれ育ってる息子が、テキサスの日系企業で終わって欲しくないというかなんというか。世界は広いというのを身をもって知ってる息子が、ここだけって勿体ない気がしてる。

言語も、流暢な日本語に加え、フランス語、ドイツ語も中学高校で勉強してるし、そういった意味で、外国人との壁が薄い。海外で、飛び回るように仕事をして欲しいけどなぁと私は思うけどね。またそっちの方が合ってる気がするし。

言うだけは言う、東海岸で暮らしたい、ドイツで暮らしたい が、なかなか実行できない息子。チャンスの時を待っているのか、はたまた、何も考えてなく、ぬるま湯に浸かりたいだけ浸かる気でいるのか?

成人した息子の事だから、本人に任せてるけど、今の職場では一生懸命働いてるし、結構、会社から頼られてる様だ。まあ、あんまり仕事が出来る事を会社側に知られると、辞める時に辞めにくくなるので、テキトーに力を抜くことを覚えた方がいいとは思うけど。笑

仲の良い、同じ学部卒の同級生は大学院を出て、某大手石油会社のマネージャーをしてて高給取り(100K以上)なのに、息子は、まだテクニシャンで、やっと、大学側が言っていた、工学部卒の平均年収に近づいてきたか?という給料で、満足してる様だ。

私の子供達は、欲がない というのは相変わらず。いい立ち位置に居ながらも、ガツガツとしてなさ過ぎて、逆に損をしてるんじゃないか?と思う時がある。

息子は、この秋に、その同級生とヨーロッパに旅行したいと言ってるので、そうしたほうがいいよ、刺激になって と思うのであった。笑 格差で諦めるか、格差でやる気出すかどっちかよね。ガッツの問題。笑










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