子は天からの預かりもの

子は授かりものって、よく聞くけれど、わたしは「預かりもの」だと思う。

人間の子は、誰かのお腹の中でしか育てられないし、産まれてからもたくさんの人の手を借りて育ててもらう。

1人でなんでもできるようになるまで、ゆっくりゆっくり育つ。

我が子がお腹の中に来た時、「守らなきゃ」と精一杯に育てて、腹を痛めて産むから、どうしても「私の」子だって強く思いがち。

こんな風に育って欲しい
こんな風になって欲しい

いろいろ思うのは親のエゴなんだと気づく。

天から預かって、いずれ魂は天へ還ってく。
そう考えると、変な義務感や責任感はなくなって、目の前の子(お腹の子)の人格、ひとりひとりを丁寧に愛そうと思える。

臍の緒で繋がっている我が子も、もうすぐチョキンと切られて、物理的に離れてく。
母の務めは一旦ここで終わりなのかもしれない。

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