昆虫食への遙かなる道
最近やと雑食っちゅうんかな。いろいろと変わった食材を食べるアレ。
マンガやと『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』とか、『頭の中のアレを食べたい』やとか、おっちゃんもそういうの読んでるんやけど、未知の食への興味が掻き立てられてええよね。
こういうの読んで学んだんやけど、あれやね。毒がなければたいがいのもんはよく加熱すれば食べられるもんなんやね。
で、こういうのでよく出て来るものに虫を食べる、いわゆる「昆虫食」っちゅうのがあって、たいがい何や美味いらしいんやけども、おっちゃん、こればっかりは無理やねん。
っちゅうても誤解はしてほしくないんよ。「虫食うとか気持ち悪い」とか、そんなことは微塵も思ってへんねん。
それよりも遥かに手前で、そもそもおっちゃん、虫がダメやねん。食べるとかそういうの関係ないねん。
蝉爆弾に腰抜かして尾てい骨打ってアザ作ったり、玄関前の蝉爆弾を解除できずに帰宅を断念、引き返してカプセルホテルに泊まった過去もあるくらいや。正直、展示なんかの昆虫標本もわりと直視できへんレベル。カマキリ、トンボ、蝶、バッタやコオロギ、カブトやクワガタも触られへんしな。「香川照之の昆虫すごいぜ!」も毎回、虫を観たくない思いと面白い番組を観たい思いとで葛藤しながら観ているくらいや。
つまり、昆虫食のスタートラインにすら立たれへん段階で、もし動物性たんぱくが昆虫以外に採れんくなったら、躊躇なくベジタリアンになるやろうね。ソイレントグリーンは原材料知っててもいよいよとなれば食べられる気はすんねんけど。
(きかんしゃトーマスのテーマ)
このおはなしにでてきたのは…(CV:森本レオ)
…え? この話のオチ? ないよ。夏が近づいて虫が増えてくる現実を前に、正気を保とうとして書いただけやで? 「中年男性であるところの私は虫が苦手」っちゅう気ぃ失いそうなほどどうでもいい話から面白いオチや興味深い考察を導くんはおっちゃんの手に余ることなんよ。
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