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『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』を観てきてん

やあやあ我こそはウマ娘の
ゲーム版→リリース後しばらくやってた
アニメ版→1期のみリアタイで
その他→シンデレラグレイは読んでる
言いたいこと→野上武志版のコミカライズ作品を出してほしい
なり!

っちゅうわけで新時代の扉を観てきたんよ。月曜午前回にしては人おった感じやったね。おっちゃんは上の名乗りのとおり、まんざら知らぬでもないが、よく知ってるとは言われへん程度。

でまあ、どうやったかと言われれば良かった。決して名店として取り上げられたり孤独のグルメに出たりはせえへんけど、近所にあって値段の割に盛りが良くて味も値段を思えばそれなりに良い、近所の人に愛されてる定食屋みたいな。「こういうのでいいんだよ。こういうのがいいんだよ」的な良さ。

あらすじとかはまあ、この際ええねん。スポ根モノの王道っていくつかあるやん? その一つを欲張らんと変にひねろうともせず、素直に進むようなストーリー。

かつて活躍した先輩フジキセキに憧れる勝ち気な主人公、ジャングルポケット。圧倒的実力を持ちながら掴みどころのない性格のライバル、アグネスタキオン。挫折。友情。再起。大団円。

いやほんまこれ。こんなんミートソーススパゲティばりに安心の美味しさやん?

「こういうのみんな好きでしょう?」(CV:癒月ちょこ)
「ハイ!」(CV:火威青)
なんよ。

他の人の感想観てたら掘り下げ不足や描写の不足を挙げてる人もおったけど、描かれてない部分も手に取るように解る、いうかまあ、想像つく思うねんな。多少なりともアニメ観てきてたら、やけど。

「あれはこういうことだろう。これはこういうことだろう」いうて身体が覚えてるんよ。 それくらいド定番。

むしろええ感じの所だけ繋いでくれてるおかげで、「みんな大好きギュウ詰めよくばりセット」になってるんちゃうかな。

あと個々のキャラの掘り下げについては、それやるくらいなら別作品に独立ささんと尺的に無理やろう。100分くらいの長さの中では過不足なく上手くまとまってた思うよ。

あとなんか、ゲームやってる人らの感想で小ネタ多い、みたいな話もあったんやけど、おっちゃんはその辺はよう知らんから、たまに背景に見たことあるキャラおるなあ、くらいにしか思えへんかった。少なくとも「元ネタ判らんからイマイチ楽しめへんなあ」みたいな所はあれへんかった。

たぶんなんか、あれやね。ゲームやってて場面場面がなんでそうなるのか、とか、キャラの言動の背景とか深くわかる人の方がそこにある欠落が見えて、描写不足に感じられるんかもしれへんな。

そういうの知らんと見れば、まあ、違和感なくあんなもんやで。充分や。ああ、でも、日常パートはもうちょっと観たかったかな。

てなわけで、「そこまでウマ娘愛が深くはない」かつ「安心安定、肩の力を抜いて楽しみたい」っちゅうアニメ好きに一番オススメやね。アニメの魅力も様々やけど、『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』は映像、ストーリー、演出、演技、音楽、どれを取ってもホンマ「実家のような安心感」っちゅう言葉がピッタリやったから。

あ、せやけどスポ根の王道すぎて、終盤おっちゃんちょっぴり泣いちゃったんは内緒やで。いやなんか、年々涙もろくなっててやなぁ。この頃は赤子の手をひねるんと、どっちが難しいかっちゅう話になってきてんねん。

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