ここ最近について

今日は経済学や研究とは全く違う話です。私事ですが、先週の水曜日と木曜日に急遽徳島に行ってきました。行った理由は『お世話になった親族の方と最後のお別れをするため』です。

私は生まれてからひとり親家庭で、経済的にも決して恵まれているという状況ではありませんでした。そんな私を実の子のように可愛がってくれ、経済的な援助までしてくれたのが、私の伯母の夫でした。その方が6月に73歳という若さでこの世を去りました。死因は膵臓がんでした。本当に残念の一言です。

その方は本当に優しく、ここでは書ききることが出来ないくらい小さい頃から思い出がたくさんあります。その方が常々私に言っていたことがあります。それは、『大樹、一流にならなあかん。そのためには若い間から一流に触れておけ』ということでした。大学生になってからは、私をたびたび高級店に連れて行っていただき、おいしいものをごちそうしていただくとともに一流の空気感に触れることができる機会をつくってくれました。

今大阪大学に来て、『一流』の人々と直に接する機会が増え、その方がおっしゃってたことを身に染みて感じています。『一流』であれば、人生の選択肢が全く違ってくるのです。この厳しい競争社会を勝ち抜いていくには、常に『一流』でなければならないという事を痛感しています。残念ながら、二流以下では叶えたい夢も叶えることが出来ないのです。

私の24年間の、ある意味人生の基礎を形成してくれた方がいなくなったのは未だに信じられません。私が就職が決まった6月1日には、既に極めて厳しい状態に陥っていたそうです。実はその方の容体が悪いという事は前々から分かっていたようなのですが、就職活動のことを考慮して母は黙ってくれていたようです。その分、告知を聞いたときの衝撃は極めて大きいものでした。

最後になりますが、まずはこれまでの人生本当にお疲れさまでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、『一流』の人間になるよう、頑張っていきますね。

(追伸) みなさんも健康には気を付けましょう。私も毎年の健康診断が欠かしませんし、つくづく癌の恐ろしさを再認識しました。あと、医者の言うこともちゃんと聞かないといけませんね。今はセカンドオピニオンもありますから、様々なお医者さんの意見を聞いたうえで、自身の納得のいく治療方針を選択することも可能となっています。そして、最も大切な事。それは、1日1日を大切に、ですね。どう生きるかはその人の自由。だからこそ、何かが起きてもそれはその人自身の自己責任にもなります。後悔の無い選択を心がけていきたいものです。

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