キャバクラR&J

金曜日の夜が好きだ。水曜日が休みの緩い働き方になっても金曜の夜の心の解放感は何だろうか?自宅の最寄りの駅に到着すると現役時代はただひたすら自宅への道をまっすぐ進むのが当たり前の日常だった。それが定年を境にフラリーマン化したのである。とりわけ休みの日は、近所を散歩をしながら何かとの出会いを期待しているのである。駅を降りると普段は、右手に折れるのだが、まっすぐに進むと30mくらい先にパン屋さんがある。ここは「飲めるパン屋」というのが売りで、じじいがたむろするパン屋さんという一風かわった店である。ここの看板娘?(Jちゃん)は、年齢不詳だがじじい殺しで有名ですでに20人以上のじじいが彼女の毒牙?(笑)にかかっているという。かく言う私もその一人で「お前はもう死んでいる」という状態。そんな彼女のいる店に向かうといつもの私の席に女性が座っている。あ~今日はだめだなと思って帰ろうとするとJちゃんが「こちらへ」とエスコートしてくれる。???と思ったが、隣どおし相席で一杯やることになった。「すみません」と一言お詫びをして何やら自然に会話が進み、なんとJちゃんの古くからのお友達であることがわかった。しかもお名前は「Rさん」。二人そろって『「Rちゃん・Jちゃん」と呼んでくださいね。』と自己紹介された。その後もいろんな話題で盛り上がり、大声で笑った。キャバクラには行ったことないが、じじい一人に女の子二人が付くときっと高いんだろうな。。。と妄想してしまう。私より確実に15は若い二人なので二人で「ー30歳。」そんなふたりが笑わせてくれる。また次回もこれくらいの時間にと約束して店を後にした。60年以上生きているとこんないいこともある。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?