SAKANAMONの「あくたもくた」を聞きました。
SAKANAMONは日本のバンドだ。
タイトルの「あくたもくた」は2015年発売。
□タイトル
タイトルの「あくたもくた」は茨城弁で「何も役に立たないくだらないもの」という意味だそう。どうしたSAKANAMON。
↑アリカナシカ
ミニアルバムからの1曲。現代社会に向けて「それってどうなの?アリなの?ナシじゃないの?」と投げかける曲。認められてこなかった者たちの歌なのか、はたまた誤った認識に対する反抗なのかは定かではないが曲としてはダンスミュージック寄りだ。キャッチーなのがまた皮肉めいているというか…。
□黒歴史の吐露
↑ぱらぱらり
イケてない彼らの歌だ。間違いない。クラスの隅っこで少人数で集まって話していた彼らの歌だ。
『想い返せば情緒なき我日々の虚しさ』
『ぱらぱらり/帰りたい』
鬱屈とした日々を悔やむ歌。過去を消化し曲に昇華できたということなのか。曲調は正統派のロックで曲名の「ぱらぱらり」との対比でどちらもより際立っている。今どんなに悔やんでも過去は戻らず、花びらのようにぱらぱらりと舞って掴めない存在なのだと。
□開き直り
↑ TSUMANNE
SAKANAMONの曲は開き直りの曲だ。マイノリティでもできることがある、だからここに居ても良いというスタンス。
「わかってるよ/捻くれて良い事無い事は/分かっちゃいるけどやめらんねえよ/誰かに非難されてこその僕なんだ」
進化し続けるマイノリティバンドSAKANAMON。現実に対してのカウンター・カルチャーとしての立ち位置では、キュウソネコカミと似ている所はあるかもしれない。(キュウソは開き直った上で噛み付いている訳だが)
11月の対バンツアーも楽しみ。
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