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【競輪予想支援】指数シートの説明と活用法

指数シートとは?

 現在使用している指数(僕は「着差指数」と呼んでいます)をベースに、過去100日間の選手の能力をグラフ化したものです。

 僕は競輪の予想を組み立てる上で、競馬などと違って各種データに乏しかったり、そもそも能力比較が曖昧で長く競輪を見ている人でないと勝つことが難しかったりと、非常に手こずってきました。
 そこで考えました。
「自分で指数作って能力比較してしまえばいいんじゃない?」
幸い、僕の周囲に指数作成をされている方も多く、その人達の思考などを参考にしながら指数算出のロジックを組み上げることができました。


 最初は予想用にExcelで自分で過去15走の結果指数を纏めたシートを作っていたのですが、問題が出てきました。
 その選手の調子や、降級・昇級後の能力の把握が難しいこと、そもそも指数が高く出ているレースと低く出ているレースの割合が分かりづらいこと、etc…
 そこで、自分の予想にも活用できるよう、時系列ごとにデータをグラフ化した指数シートを作成しました。いくつかバージョンを経て改良を重ねてできたのが現在のシートです。

そもそも使用している指数って?

指数は、「強い勝ち方をした選手は強い」を方針として作成しています。現在は選手の「着差」をベースに、各種要素を加味して数値を加減算したものになります。
おおよその目安ですが、10ptで5車分ぐらいの実力差があると考えると比較がしやすいです。

指数シートの説明

シートのサンプル

基本的には、大体パワーポイントのスライドぐらいのサイズを1枚としてレース分のページを提供する形になります。ファイル名に日付と開催場所を記載しています。

データの見方


基本的には「指数グラフ」と「中央値ボーダー」を確認しながら、展開予想をしつつ車券に落とし込む、という形になります。

指数グラフ

過去100日分の指数を時系列順にグラフ化しています。
コンスタントに他選手よりも高い指数を出している選手は、展開次第ではありますが軸に向いていると言えるでしょうか。
あとは相手関係が弱化すると好走したり、嵌る展開が限られているような選手(自力選手に多いです)だと時折高い指数を出している場合があります。
その選手の現時点での最大パフォーマンス”がそれぐらいだと念頭に入れておくとよいでしょう。

中央値ボーダー

各選手の過去走データから、データ全体の中央値(ちょうど真ん中あたりにあるデータの数値)を赤点線でグラフに記載しています。
これがおおよその馬券に絡んでくるボーダーラインになることが多いです。このボーダーを超えていない選手は、能力以外の何か(展開や強い自力が引っ張ってくれた、等)がないと厳しいことが多いです。予想の際に切った方がいい選手の足切りラインなどに活用してください。

活用例

手前味噌ですが、上手くいった例を。



並び順は⇦ 1 2 6 ・ 4 ・ 5 ・ 7 3

2023年4月29日、玉野7Rの見解を書いた際のものです。
結果は、1が突っ張り先行をしてウェーブを作る中で、単騎4が6の内を掬う展開、7は巻き返そうとして不発だったが3が三番手に嵌っての1-2-3となりました。抑えの4,5もそれぞれ5着、4着と抑えられていたので若干展開予想は微妙でしたが、能力比較の観点からは良い推奨だったと考えています。

このレースの時に行った考えとしては、

①自力の比較
(1>7)「明らかに1のラインで押し切るはず」
②番手の比較
(2,3は能力上位、3が近走好調。6は前二車と指数に大きな差がある)
「2は大した指数差もなく、ここは追走できそう。アクションを起こしたり起こされたりした時に、6の千切られ目は一考の価値あり」
③単騎の比較
(3着に食い込む能力自体はありそう)
「1,2の後ろついていく形なら3着の目も」
④展開予想
「スタートから7が前駆ける形で1は後ろから、かまし切れそうだがそのとき6は千切れていそう→そのとき7は能力不足だから3番手とれても失速しそう。展開向くのは3」
⑤車券に落とし込む
「1=2は堅そうだから絞るとしたら展開向く3で、12-12-3に絞って厚く買う。4,5は保険のみ」


このように活用していました。参考になれば幸いです。

終わりに

車券を買う方の予算を考えると、負担がかからない程度の値段で提供しようかな、と考えています。
そして出力に時間がかかる関係上、時間があるときのみ上記のような簡単な見解を入れる形になりそうです。
(ただ正直他の方のほうが展開予想は上手いので、WINTICKETのPROユーザーコメントなどを参考にした方がよいことが多いです。)

ということで、皆様よろしくお願いします。


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