ラジオ伊集院光の深夜の馬鹿力の「空脳」コーナーがすごかった件について

どうも。マルシオと申します。お笑い好きでいろんな芸人さんのラジオを聞いています。その中でも伊集院光さんの深夜の馬鹿力というラジオの「空脳」というコーナーがすごかったので紹介させていただきます。

そもそも伊集院光さんの深夜の馬鹿力は月曜深夜に長年やってきたラジオであり、「空脳」はその中の歴史の中の1コーナーだた思います。なぜ断定的な話ができないのかというと私が最近聞き始めたリスナーであり、ラジオの歴史みたいなものを知らないからです。なのでこの話は憶測になります。

最近の深夜の馬鹿力は、今週思ったことという伊集院さんの時事ネタから始まりそこから伊集院さんの面白トークが始まり、かるた勝ち抜き合戦というテーマと頭文字をきめた視聴者による大喜利みたいなコーナーが始まり2つのテーマの大喜利が始まり勝者を決めて終わりという流れでありました。

しかしながら。このコロナの中。伊集院さんになにかあったら困るということで通常は生放送のラジオを録音にし、伊集院さんがコロナ関係で休まなければならない時にその録音を流すことで乗り切ろうということで録音が行われました。そうしたところ伊集院さんが乘ってしまいいっぱいしゃべってしまったり通常生放送では時間がなくて出来ないコーナーをしたりなどしたもので、さすがに取りすぎということで放出することになったのです。放送日時は9月13日と9月20日の2日間だと思います。当然録音なので伊集院さんは当日休みだしリアルタイムのメールコーナーはありません。

その2日間で「空脳」のコーナーが行われたのですが、これが本当にすごかったのです。これから書く文は私が記憶にある「空脳」コーナーに投書された文であり、いろいろ端折ってある上に記憶も不鮮明であるためいろいろ間違っていると思います。実際に聞いたほうがいいのですが残念ながら適法な方法はなく違法な方法で聞くことになるので申し訳ないですが私の文で我慢してください。

まず1件目。伊集院さんがこれぞ「空脳」だよねと紹介してくれた初心者向けの「空脳」です。

「私には幼いころ、想像上の友達、イマジナリーフレンドが3人いました。幼少期はその3人と頭の中でよく一緒に遊んでいました。ある日、親戚の家に行ったときにおじさんにイマジナリーフレンドを紹介する流れになり、イマジナリーフレンドのA君B君と紹介したのですが、なぜか3人目を紹介するところで恥ずかしくなり、その場で思いついた名前をパッっといってしまいました。このような記憶ははっきり覚えており、イマジナリーフレンドと3人で遊んだことも鮮明に覚えているのですが。大人になった今、どうしても本当のイマジナリーフレンドの3人目であるC君の名前が思い出せません。これって空脳ですか?」という内容だった。

伊集院さんはこれを「空脳だねー」と言いそれ以上論評も批判もしなかった。はっきり言ってこのメールは突っ込みだらけである。いわゆる通常と違う点だらけであるが伊集院さんは一言も突っ込むところなくそういうことあるよね。という体で飲みこんでくれた。伊集院光深夜の馬鹿力は間違いなくお笑いラジオである。下ネタもひどいし笑わせるためなら自分の愛犬がしんだ話も明るく話すようなラジオである。しかしリスナーがつづった私小説のようなこのメールには突っ込むことなく真摯に向き合うのであう。いわゆるお笑い芸人がやっているラジオにはない歴史と深みとそれ以上にリスナーを信じるという心を感じた。この話は多分友達にも誰にも話せないし話したところで突っ込まれて終わるという話だと思う。でも伊集院さんはこういうことあるよね。と飲み込んでくれるし共感してくれるのだ。

ここからちょっと政治というか文化的な話になるが、今現在、世界的に個々のアイデンティティや考え方、違いを大事にしようという流れになっている。当たり前と言えば当たり前なのだが教育によって均衡になるように強制されたり異質だったりするとおこられるという現状が日本にはある(ほかの国もどれぐらいかはしらないがあると思われる)。この認識はおそらく未来に向けて徐々に薄れるものだと信じてる。他人との違いをそれ変じゃね?というのではなくそれ面白いねといえるような時代も来るといつかはくると思う。

「空脳」のコーナーは前述の例含めて2日間で4件話された。それのどれも絶対に他人が関心や協調できるような話ではなく、ウソだろ!といえばおわってしまうような話であった。それゆえに共感は難しく、しかしながら突っ込まずそういう人もいる。そういう話もあるという飲み込むというコーナーのすごさなのか伊集院さんのすごさなのか歴史のすごさなのか分からないが絶対にほかの媒体でも聞けず、友達であっても聞けないというすごい懐の広さを感じた・

ちなみに「空脳」のコーナーはいつでもメール募集である。私自身の空脳とういうか記憶なのだが。産湯の記憶をはっきり覚えているというのがある。聞きたい方は言っていただければ。特にオチはない話です。


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