雑記1202
昨日寝る前天気予報を見て、翌日の午前中が雨という事を知った。
朝起きた時の雨は結構好きで、のっそり起きたり二度寝したりするのを許してくれそうな気がするし、なによりこの時期は乾燥を防いでくれる。
で、今朝。窓ガラスに叩きつけられる雨音で起こされた。6時。
違うじゃん。俺が想像していたのはもっとこう、高原に咲くユリを優しく濡らす霧雨のような雨であって、君みたいに人のノンレム睡眠に土足で上がり込んでくるような奴じゃないんだよ。
午後から晴れて、やっぱり秋晴れは空が高くて気持ちいいねえ、なんて。
人間ってのはどこまでも不自由なもんである。
───✂───
最近空気が乾燥してきたせいか、喉が荒れている。
で、さっき息子と風呂に入っている時、ボディソープを泡立てて口周りにつけてサンタさんだよ~なんておどけて遊んでいた所、息子があまりにも笑うもんでこっちもつられて笑ってしまい、誤って泡を吸い込んでしまった。
そんなに沁みる?ってぐらい沁みた。
さっきまでおどけてたパパが「ア”ッ...!!!!ゴッホ!!!!どい"で!!!!」みたいな感じになったのを見た息子はさぞかし怖かっただろう、と思ってたら更に笑ってた。泣き笑いしてた。
そりゃ口に入れるのは危ないってのはわかるけどさ。こんなに沁みるって知らなかったよ。
ボトルに書いてる「弱酸性」の文字がおどろおどろしく見えた夜。
───✂───
無知より怖いことはない、とはよく言うが、無知を笑うのもまた怖い。
少し前にコーヒーの焙煎豆を送った友人から届いた旨のラインが来た。
「これって挽いてからお湯入れたら溶けます?」
???
そんなわけないだろう。インスタントコーヒーじゃないんだぞ。そんな事も知らないのか。
当時はその友人の無知具合に爆笑してしまったが、今考えるととても申し訳ない事をしたな、と思う。
彼の生活の中には「コーヒーを豆から挽いて飲む」という習慣が無いというだけの話であって、ただコーヒーの淹れ方を知っているだけの自分が彼を笑い飛ばしていいという道理はどこにもないのだ。
もし私がメキシコに行って現地の人に「タコス作って」と言われたら、「タコス?タコスってトマトの角切りっぽいの入ってたよね?あとは?なんか緑の野菜?とタコも入ってたっけ?タコはぶつ切り?」と混乱し、同じように「そんな事も知らないのか」と笑われていただろう。
自分の常識は他人の非常識。これを改めて胸に刻んでおきたい。
なんでタコスを例えに出したかと言えば、今タコスが食べたいからです。
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