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[Tip] ボクが見かけたユニークな note の使い方。

更新情報

2014/04/19 20:50 「16.結婚のご祝儀」を追記しました。

サマリー

  1.有料メルマガを転載
  2.ソースコードを売る
  3.投げ銭方式
  4.下書き原稿を売る
  5.写真集を売る
  6.単行本未収録の原稿を売る
  7.オフ会の会費集め
  8.料理のレシピを公開する
  9.自作の音楽を売る
  10.ねだる
  11.まとめ記事を売る
  12.競馬の予想を売る
  13.ノートを売る
  14.ノウハウを売る
  15.仕事を受発注する
  16.結婚のご祝儀
  17.画像素材を売る

  番外編:目次を作る

本文

特に「有料のコンテンツをどうやって売るのか?」というアイデアを中心に。

1.有料メルマガを転載

コンセプトクリエイター・小山龍介さん。
https://note.mu/ryu2net

ご自身の有料メルマガの記事を転載。途中まで無料で読め、続きは有料課金。

通常、メルマガポータルで月払い契約をする必要があるが、note なら気になった内容のメルマガだけ1本単位で購入することが出来る。

2.ソースコードを売る

ブロガー・しゅうまいさん。
https://note.mu/shumai/n/na8939a0ec795

ご自身が作成したブックマークレットのソースコードの部分だけをマスク化して、使いたければ有料課金。

ソフトウェアをマネタイズするには、シェアウェアかスマホアプリくらいしか手段がなかったが、note を使うことで「ソースコード」自体をマネタイズ化する、という取り組みは面白い。100円という価格設定も絶妙。

3.投げ銭方式

鷹野凌さん https://note.mu/takano/n/nf307edd54dcb

テキストに値段は付けておくものの、全文無料で読めるようにしてしまう、という方式。

”どういう使い方をするのも自由だと思うので、記事を100%公開した上で「読んでみて『よかった』『ためになった』と思ったら投げ銭して下さい」という形で運用してみようと思う。ものは試しだ。”

この試みは面白い。

今まで「振り込めない詐欺」への対処をどうするか?というのはネット界隈の長年の課題であったが、note の課金システムがそれを突破してくれるかもしれない。

個人的な直感ではあるが、note の本流は、この「投げ銭」、「カンパ」方式になっていくと予想する。

4.下書き原稿を売る

編集者・文筆家の岡田育さん。

【わたしは驢馬に乗ってnoteをうりにゆきたい】(随時更新)
https://note.mu/okadaic/n/n690b5432bc73

”マネタイズとWEB投げ銭について、成功したこと、失敗したこと、気づいたこと、noteを使ってみて初めてわかったこと、などをメモしておく。
そしてこれもまたマネタイズする。入会費500円、年会費無料、活動不定期の秘密結社に入るつもりでポチッてください。”

note のテキストに原稿の下書きを書き綴っておいて、その下書きへのアクセス権を有料で販売するというモデル。

下書き原稿などは通常世に出回らないわけで、熱心なファンにとってはプレミアものであり、お金を払ってでも読みたいコンテンツだろう。

ある程度一定数の固定ファンが付いているクリエイターなら十分可能性はあるスキームだ。

「原稿が完成したら、もっと高い値段で売る」というのも面白い。ユーザーにとっては「早く買った方が安いですよ」というお得感もあるし、クリエイターにとっても原稿が完成するまでの活動費を note で確保出来て双方両得。

※04/12 追記:実際に購入してみました。どうやら私の解釈が違っていたようで、このノートはどちらかというと「有料の非公開サロン」といった主旨だったようです。note 内の非公開グループというか。かなりメタな構造なので少々理解が大変ですが。後日、改めてゆっくりと考察してみたいと思います。

5.写真集を売る

ブログ「ネタフル」の管理人、コグレマサトさん

■かわいいかわいいハダカデバネズミさんの写真集
https://note.mu/kogure/n/nf2c5eb09ba42

この使い方は、当初、note の運営側も想定していたでしょう。むしろ「こういう使い方をしてほしい!」という想いから note をローンチしたんじゃないあ? と言っても良い。

「あー、こういうレベルの写真でも(>失礼!)有料で売っていいんだ」と他のユーザーが思ってくれたら、おそらくコグレさんも本望だろう。

ローンチ当日の夕方には、こういったコンテンツを発表できる手軽さも note の魅力だろう(>コグレさんのフットワークの軽さもあると思いますが)。

6.単行本未収録の原稿を売る

ちんげ教教祖、ことマンガ家の鈴木みそ先生。
Amazon Kindle の個人出版で1千万円を売り上げた電子書籍界のカリスマ。

■「電子書籍の衝撃」の衝撃
https://note.mu/miso/n/n332419d2459c

”とりあえず、昔の「単行本になっていない小さなマンガ」をアップしてみた。”

単行本に未収録の単発の作品を、1アイテム100円で売っています。「単行本未収録」の作品は手に入れるのが難しいだけに、コアなマニアは喜んで購入するでしょう。

クリエイターさんも、死蔵している作品をわずかな額でもマネタイズできるのは嬉しいんじゃないかな? だって何もしなかったら1円にもならないんだから。

7.オフ会の会費集め

これは私の思い付きですが。

note でオフ会参加の呼びかけをして、集合場所と時間部分だけマスク化して有料化。5,000円とかで売ればいい。

ただ、このやり方だと上限なく購入出来てしまうので、「定員オーバー」した時にどう対応すればよいか? 定員に達したら記事ごと削除すればいい?

8.料理のレシピを公開する

出来上がった料理の写真と解説をアップして、具体的な材料や作り方はマスク化して有料化。

すでに実際にレシピを公開しているユーザーを多く見かけます。一つの例として、モフモフさんの記事を紹介します。

■超激ウマ!「マルちゃん袋麺ソース焼きそば」特製レシピをこっそり公開します
https://note.mu/mofumofu/n/n1e4d12cf7e36

■noteで「おいしい焼きそばの作り方」を売ったら、焼きそばが買えた
https://note.mu/mofumofu/n/nc8f5f68bf229

”あと、もう2,3件レシピが売れたら、キャベツと豚肉も買えるから、本当に焼きそばで焼きそばが食えるという永久機関が完成することになるぜ……。”

「永久機関」かどうかは分かりませんが(笑)、食費の足しにはなったりするかもしれません。売れ行きのよかったレシピの料理を、実際にみんなで作って食べるオフ会を主催してみる、なんてのも面白いですね。

これは案外イケるのでは? 料理も立派な「クリエイティブなコンテンツ」ですからね。

9.自作の音楽を売る

ミュージシャンの大谷大さん。

駆け抜けろ!Evernoteマン!
https://note.mu/delaymania/n/nf960f9fbac81

note の機能として、音楽データをアップロードすると、それを再生出来るプレーヤーが埋め込まれたり、右上に[購入]ボタンが付いていたりするんですね。気に入ったら2クリックで購入出来る気軽さが良いですね。

曲の頭出し30秒分をお試しで聴くことが出来るのもいいですね。

ただ、頭出しだけしか再生出来ないので、肝心の「サビ」の部分が聴けないので、お試し再生出来る範囲を売り手側で設定出来るようになると良いかもしれません。

10.ねだる

スーパーニートのphaさん。

100円ください
https://note.mu/pha/n/nc2641fb885a4

直球過ぎるwww。でもネタの面白さに100円を出してあげたくなるのが不思議。

11.まとめ記事を売る

まーこの記事もその部類に入るのですが、それだと自作自演なんで(笑)、ひでぽんさんの記事をご紹介。

がんばって2時間かけて集めたnote有料コンテンツ参考例-10選
https://note.mu/hidepon9/n/n7b5ae31b6db0

「まとめ記事」って特別なスキルが必要なく誰でも簡単に作れそうでいて、「クリエイティブ」からは程遠いような気がしますが、実は結構手間暇が掛かって誰でも出来る、というわけではないんです。

実は「まとめ」って、「キュレーション」という立派なクリエイティブ活動なんです。

なので有益なまとめ記事だったら、その記事を作成するに費やした手間隙に対する対価として「100円くらいなら払ってもいいかな?」と思えてしまいます。

「まとめ記事」というと Naverまとめ が流行っていますが、あちらは「どれだけアクセス数を稼いだか」が売上を左右するので、どうしてもキャッチーで煽った感じのタイトルや内容に偏ってしまいがちです。

note のまとめ記事なら、例えすご〜くニッチな内容であったとしても、本当に価値のあるまとめ記事だったら、それに対してちゃんと対価を払ってくれる人はかならずいると思うんですよね。とても健全なサイクルが産まれる。

ただ、今の note の仕様では、せっかくのまとめ記事がフローとしてどんどん流れて行ってしまう。どこかでまとめ記事をストックしておいてくれて、後から探しやすいポータルみたいのが出来ると便利ですね。

12.競馬の予想を売る

スキルノートさん。

note競馬予想 -4/12(土)阪神牝馬ステークス 芝1,400m
https://note.mu/skill_note/n/ne07be0082876

競馬の予想部分をマスク化して100円で販売。

私は競馬などの公営ギャンブルをやらないのでよく分からないのですが、こういうニッチなニーズは意外と穴場かもしれません。応用範囲も広そうです。

「ユーザー同士で予想しあう」というのは、コンテンツでありつつコミュニケーション・ツールとしても機能するだけに、実は可能性を秘めているかもしれません。

13.ノートを売る

イラストレーターの Masano.LAN さん。

ノートという名前から、昔のノートをあさってみた
https://note.mu/masano_lan/n/n0208cdfc2902

学生時代のノートをデジカメで撮って note で売っていらっしゃいます。

「note で売る」=「デジタルコンテンツを売る」というイメージですが、こういう過去のアナログなコンテンツも、デジカメやスキャナでデジタル化することで note 上でリサイクル(?)できる、という事例だと思います。

そこまで範囲を広げると、きっと誰でも1つくらい「売り物」になるモノを持っていたりするのではないでしょうか?

14.ノウハウを売る

名学館小牧新町校 塾長さん。

デジタル一眼レフで月を撮ろう
https://note.mu/moon_light81/n/nf388887670d6

月の写真を販売されているのですが、販売対象は「月の写真」そのものではなく、その写真を撮影した際のカメラの設定情報についてマスクを掛けて、その部分を有料で販売されています。

写真を販売されているケールはよく見かけますが、設定情報を販売する、という視点が面白いなぁ、と思いご紹介します。

同じコンテンツでも、ちょっと視点をズラすことで別の新しい価値を生み出し、売り物になる、という好例だと思います。


そういった意味では、前述の Masano.LAN さんも、ご自身が制作されたイラストの下書きやレイヤー、彩色などの各工程を解説したメイキングを販売されています。

メイキングを有料で公開してみるテスト
https://note.mu/masano_lan/n/nadc61639c156

これも単に「完成品のイラストを売る」というだけではなくて、ちょっと視点をズラすことで、イラストを描くための「ノウハウやテクニックを売る」という新しい付加価値を生み出しています。

「お金を払ってでもみたい!」というのは、実はこういうノウハウものやテクニックもののコンテンツの方が「引きが強い」のかもしれません。


15.仕事を受発注する

今夜彩色募集
https://note.mu/miso/n/n971bb94c6eb8

note は「デジタルコンテンツを売り買いするプラットフォーム」という性質上、イラストレーターやフォトグラファー、ライターなどを仕事にしている人が多く集まっている傾向にありますが、「そうなら仕事も頼めんじゃね?」ということで、実際に仕事の受発注のやり取りが自然発生しています。

「こんなのを売ります」「こんなのをやります」という受注側のニーズを飛び越えて、「こんなのを誰か売って」、「こんなのを誰かやって」という発注側のノートを見かけました。

日頃から note にイラストなどの作品をアップしておけば、それはそのまま自動的にご自身の「ポートフォリオ」(作品集)になってしまうわけで、発注側も仕事を頼みたい人の note をざーっと読めばおおよそのレベルが把握でき、安心して仕事を発注出来るというものです。

しかも潜在的にクリエイター職の方が多いだけに、マッチングもし易いし速い。急ぎの案件とかには大助かりでしょう。

「ポートフォリオ」や「マッチング機能」みたいな使われ方は運営側も想定していなかっただろうなぁ。

16.結婚のご祝儀

ブログ「め〜んずスタジオ」を運営するプロブロガーのアスカさん

結婚したので僕と僕の奥さんになった人を紹介します​
https://note.mu/asuka_xp/n/n47aecf587209

アスカさんとは特に直接的な面識はないのですが、おめでたごとなのでつい購入してしまいました。

「いいね!」ボタンやコメントだけではなく、こういうちょっとした「ご祝儀」という使い方もいいですね。

購入したら読める奥様との馴れ初めエピソードも良かったです。


17.画像素材を売る

画像パーツ素材:罫線代わり
https://note.mu/artlife/n/nd6b52ebf1b64

(あとで書く)

番外編:目次を作る

https://note.mu/artlife/n/n14ee26a69e0a

(あとで書く)

追伸

「ユニークなnoteの使い方」を見つけたら、今後こちらに追記していきます。もちろん追記分も100%公開です。

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