見出し画像

うたかたコトコト・切り絵作家〜麻蓮さん

PERSON-05

切り絵作家うたかたコトコト @utakatacotocoto
麻蓮さん
2010年〜切り絵をスタート。
2020年〜千歳市社会福祉協議会にて切り絵教室をスタート。

どんな方にどんなサービスを提供していますか?

切り絵作家をしています。
自治体などが主催する切り絵教室には、高齢者や脳トレしたい方、ハンドメイドが好きな方が参加してくれてその方々に切り絵を教えています。参加者さんは切り絵を「絵本から飛び出したみたい」「かわいい」と喜んでくれて、自分なりの工夫をして成長していく参加者さんもいらっしゃって、すごく嬉しいです。

切り絵というとハードルの高さを感じる方もいますが、私は基本的におおざっぱなので「線の通りに切らなくていいよ!」とお伝えしています。完成したら型紙はなくなるし「味」になる。カッター板とカッターがあれば始められることもあり、お財布にも優しいから「敷居は高くないよ!」と伝えていきたいです。

私の切り絵教室をきっかけに、参加者さんが切り絵をそれぞれが持ち帰ってくれて、私の知らないところで人間関係が広がっていることもあるそうですんです。高齢の参加者さんは「孫の為に!」とがんばって作られていたり、とても嬉しいです!

始めたきっかけは、当たり前だと思っていたことが評価されたこと

ハサミで切る切紙というものもあるのですが、本に「カッターで切ってみましょう」と書いてあったんです。「どうしてだろう?」と思ってやってみたのですが、カッターで作った切り紙がきれいでびっくりしました。 そして、余った型紙を並べて切ってみたらもしかして切り絵になるんじゃ?と思ってやってみたら本当に切り絵になってとても感動しました。実は絵が苦手なのですが「絵が苦手でも切り絵ってできるんだな」と思ってからは、ハマりました。

カッターでの切り絵を始めてから「サンタとトナカイ」の切り絵をコンテストに出してみたんです。その結果、自分で思っている以上に評価してもらえて、作家としてやりたいと思った直接のきっかけになりました。
「当たり前」と自分の中で思っていたことを評価してもらい、自信を持ってみようと思えましたね。

起業してよかったことは、沢山の気付き

はじめましてマルシェへの出店は成功体験です!
ですが、最初は失敗だったと思っていました。「世の中甘くないな」と。
その上で、自分の商品を見つめ直す機会になったし、いろいろな人の意見を素直に聞けるようになったり。あとは、意外と売れた商品もあり、これも気付きでした。笑顔を忘れず頑張れて、その結果収益もあってよかったです。

作品の委託販売もしていて、今月から(取材当時令和4年6月)札幌での販売が始まりました。はじめましてマルシェに出店したことで、パッケージや価格について検証・改定などの準備をすることが出来ました。
Instagramで委託先を検索して思い切って応募して、販売が実現しました。

認知活動も必要ですよね。なかなかできていないのですが、SNS発信など頻度を上げていきたいと思います。

これから挑戦してみたいことは?

もっとたくさんの人に切り絵を教えたいし伝えたい。だから、私が主催する切り絵教室をやってみたいです。
それから、オーダーメイドの切り絵も作りたいですね。結婚式のウエルカムボードを作ったことがあったのですが、カスタマイズできるオーダーから受けていきたいと思っています。

あと、やってみたいのが文章の切り絵。共感する詩や本から作る切り絵です。文章を切り絵で形にできたら、と思っています。

個展も、いつか開催したいです!
切り絵作家を初めて最初の5年程、無料ギャラリーで個展をしていたのですが、自分の切り絵の未熟さを感じました。
納得できる作品が多数できたら、また個展を開きたいですね。

ーーーーーー

麻蓮さんの切り絵との出会いや、切り絵を伝えたいという気持ちを聞かせていただきました。
販売やオーダー・個展開催でも、麻蓮さんの思いがこもった作品が、たくさんの方に広がっていきますように。
麻蓮さん、ありがとうございました!

事業者情報
http://utakatacotocoto.studio.site


じもじょき.netちとせ
千歳市と千歳市オリジナルキャリア支援団体おしごと部ちとせとの協働事業です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?