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(ネタ日記)昨日起こったすべてをお話します

(この日記は倫理的・法律的にはまったく、完全に、一点の曇りもなく問題ありませんが、勢いと電波度が「ヤベー」ので、Twitterではなくnote記事としてまとめました。)

ちゅういがき(よいこのみんなへ)

この記事では一部、実際に起こったできごとから改変してある箇所があります。

その日、何が起こったのか…(本編)

 俺の名前はおサル。授乳CafeキタリナQuest支店でパパ兼ママだ。
 木曜日。それはこの"週の谷間"とも言える現代社会の断崖。俺はそこに落ちくぼみかかった赤ちゃんを迎え入れるタフな仕事をこなしている、どこにでもいる、一般的なママさ…。
 ほら、今日も沢山の赤子達がキタリナの扉をくぐる足音が聞こえてきたろ…?そういうわけで、哺乳瓶に仕込んだロマネコンティをひと吸い、さらに一呼吸を入れて店頭に飛び出してくってわけだ。
 全ての迷い子を救う神様・お釈迦様にゃぁ全く敵わねぇが、俺もこの両手でできる限りの子たちを救わなくっちゃな。

 おや、今日の迷い子ちゃんはなかなか独創的なお客様のようだ…。
赤ちゃん「うぇ~ん、フェルマーの最終定理が証明されるとなんで数学の根底を揺るがす事態になるかわからないよう…。」

…こいつぁヘビーだぜ。赤ちゃんにしてこの世の真理に近付こうとしているってなぁなかなかあるもんじゃねぇ。
俺は心の中で腕まくりをするとそのかわいこちゃんにそっと近づく。

俺「よしよし。ママがお話を聞いてあげようねぇ…。」
赤ちゃん「うぇ~ん、ママ、人類はどこから来てどこへ行くのか、わからないよう…。

なるほど、このかわいこちゃんは人類における形而上学的な問いの深淵を覗いちまったみたいだな。
この悩みは俺の手に余る可能性も捨てきれない…。さて、どうしたものか…。
しかし、目の前に居るこの子を救わないという選択肢は、無い。
こいつぁ…なかなかの難問じゃないか…。

—その時、俺の心の中で声がした…。

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(俺の深層心理に住む『じーえ〇ママ@全生命体の母』)
『我が子~~~~』
…ハッ、そうか。この子が望むのは、"答え"ではなく、"安心感"…
(ありがとう…『じー〇ふママ@全生命体の母』…)

俺「よしよし。ママですよ。安心してね。
 人類がどこから来て、どこへ行くのか、気になるよね。でも、大丈夫よ。
 何故って、この世はママが5分前に作ったの。だから、あなたの記憶も、悩みも、それはママが作ったものなのよ~。だから、なんにも気にしなくていいの。」

〔※参考【世界五分前仮説】—Wikipedia
世界五分前仮説(せかいごふんまえかせつ)とは、「世界は実は5分前に始まったのかもしれない」という仮説である。哲学における有名な思考実験。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%BA%94%E5%88%86%E5%89%8D%E4%BB%AE%E8%AA%AC〕

俺「だから、ぜーんぶ大丈夫。ママに任せてくれていいのよ。
 でも、大事なことを教えてあげる。創造主だからといって全知全能ではないの。覚えていてね。」
赤ちゃん「ママ、ありがとう…。ママ…」

よし、納得してくれたみたいだな。

…しかし、この話にはまだ続きがあった

赤ちゃん「ママ、結婚して…。」

なるほど。現代の肉食系ベイビーはなかなかどうしてアグレッシブだな。
しかし、俺は来る人を皆平等に救いたい意思がある。いくらかわいこちゃんと言っても、この子だけを特別扱いして救う訳にはいかない…。

—その時、俺の心の中で再び声がした…。

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(俺の深層心理に住む『〇ーえふママ@全生命体の母』)
我が子~~~~
…ハッ、そうか。"この子にとっての特別"と"みんなにとっての特別"は両立できる。それでいいのか…!!!
(ありがとう…『じーえふ〇マ@全生命体の母』)

俺「ママと結婚したいの?そうかー!ママはみんなのママだから、○○ちゃんは3億8000番目の人になっちゃうけど、大丈夫?
 ズルいママでごめんね…?」
赤ちゃん「うん!大丈夫!!!3億8001番目の人にならなくてよかった!!ありがとうママ!!」
よし、納得してくれたみたいだな。そう。俺も、全人類のママになればいいんだ…

こうして俺は無事、形而上学的・論理的難局を乗り越えることに成功したのだ。

このあと、赤ちゃんでギュウギュウで何やら騒がしいベッドでボヘミアンラプソディーを熱唱したり、ネタに走りまくったりしたのだが、それはまた、別のお話。

こうして、授乳Cafeの夜は更けていくのであった…。

おまけ:参考資料

じーえふママの全素粒子産みなおし計画(Youtubeチャンネル)

『生命のすべてをお話します』
https://youtu.be/nTPSpv5J6ns


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