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キースイッチの消音化リングとか

効くのか?まぁ付けてみよう。

結果

手持ち数種で試してみた。

赤軸(ブランド不明)

所謂「底打ち」が大きいもので、サンプルでもらったもの。
効果あり。

静音茶軸(Kailh BOX Silent Brown)

この軸が今の所、一番のお気に入り。そのままで十分静か。
効果なし。

静音赤軸(CHERRY MX SILENT RED)

ご本家登場。静かなのだが、「フニャ」っとして好みではない。
静音リングつけると悪化する(機械音が大きくなる)。
原因はわからないが、キーキャップの押下の仕方でかなり変わる。本来かかってはいけない方向に力が加わって壁に摺るとかしているのだろうか。

銀軸(ブランド不明)

ゲーミングキーボードに付いてきた予備を使用。
効果は感じられず(ちょっと良くなったかも)

赤軸(Redagon)

余分がなかったので、実装状態での比較。
効果はないと思う。

結論

底打ちが大きいスイッチなら効果を期待できる(ブランド不明の赤は本当によく効いた)。ただ、スイッチ側としてはリングが付けられる前提の設計ではないから、他にノイズを発生させてしまう可能性もある。
もっと明確な答えがでると思って始めたが、「使ってみないと分からない」という残念な結果になってしまった。

おまけ

スタビライザ

大きいキーキャップのスタビライザにも3段重ねぐらいで入れてみた。効果は結構ある。スイッチ本体に効果がなくても、スペースバーとかに良いかもしれない。

仕掛け

どうなっているのか、使わなくなったキーキャップを割って、動作過程を覗かせてもらった。スイッチはノーブランドのシースルーな赤軸。かなり煩いやつ。

キーキャップとスイッチの勘合状態

キーキャップが押されると、キーキャップ内の天井がスイッチの本体上部にぶつかることなく停止する。このスキマにOリングを入れてダンパーにする仕掛けなのね。
スイッチ下部の出っ張りに、シャフトが見えている。

押された状態

静音リングを入れて、押したところ。少し潰れているのが分かるだろうか。

背音リング付きて押した状態

少しだけ定量的に

数値的にどの程度静かになったのだろうか?
無謀にもスマホのマイクで測ってみた。一応、ノイズキャンセルとかAGCは切った。無圧縮のPCM。48k。マイクまでの距離は10cm。スイッチをフレームに付けたり、机の上に置いて測ると、余計なノイズ作るので手持ち。
絶対値は信用ならんが、再現性はそれなりにあるので、少々おどろく。

波形で見るとこんな感じ。3回分のONとOFF。上が静音リング有り、下がなし。時間軸方向に見て、大きな振動はOFF→ON、後半の細いパルスはON→OFF

ノーブランド赤軸。上:対策後、下:対策前

赤軸(ブランド不明)

時間軸方向に拡大。対策前の大きなパルスはたぶん底打ちとその余韻。静音リング対策後はキレイに消えている。ON→OFFも軽減

ノーブランド赤軸。上:対策後、下:対策前
ノーブランド赤軸。静音リングなし

静音茶軸

効果なし

静音茶軸 上:対策前、下:対策後
静音茶軸。静音リングなし

静音赤

これが驚きの静音リング入れると悪化するやつ。波形も不安定で、下図は比較的多く見られた波形。

静音赤軸 上:静音リングなし、下:静音リングあり

銀軸(ブランド不明)

耳で聴いての違いはあまりないが、離すときにオマケが増えている。よく聞けば分かるのかもしれない

銀軸 上:静音リングなし、下:静音リングあり

赤軸(Redagon)

測定データなし


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