最近観たものの中で、贅沢貧乏 わかろうとはおもっているけど、の感想
まずは2019年が明けてからいままで観たものの備忘
・Co.山田うん 十三夜
・d-倉庫 ダンスが見たいシリーズ
・チェルフィッチュ スーパープレミアムソフトWバニラリッチソリッド
・Nibroll 悲劇のヒロイン
・笠井叡 高丘親王航海記
・Co.山田うん いきのね
・映画 ひかりのうた
・パルコ劇場 マニアック
・贅沢貧乏 わかろうとはおもっているけど
・パルコ劇場 母と惑星について、および自転する女たちの記録
今回は わかろうとはおもっているけど、について
贅沢貧乏は初見なのですが
すごく感想が書きづらい、、、、というのは
まず、これを演劇というか舞台でやる意味って、、、、?というのを観ながら考えてしまった。
大まかな流れは、タイトルの「わかろうとはおもっているけど」という通り
お互いのことをわかり合おうとしていて、「感情」ではわかりあっている(ことにしている)男女が、妊娠という「肉体」による性差が現出したことをきっかけに、色々な「わかりあえなさ」が「友人」と「メイド」の意見も巻き込みながら爆発してく
(以下ネタバレだが)
・箱庭的な小道具
・ファンタジカルな二人のメイド
・白幕を使った影の演出(これ好きでした)
・女友達の髪型
という、物質的な演出はキッチュな感じで、すごく好きだった。
だが、肝心な「わかりあえなさ」の書かれ方が
(以下うろ覚え)
彼氏「今日の夜ご飯どうする?」
彼女「あー、ね、どうしよっか、もうこんな時間だしね。どっか食べにいく?それか簡単なものつくる?」
彼氏「あー、コロッケ食べたいかも」
といった
なんかツイッターでバズった、男はコロッケを簡単な料理だと思ってる、これだから男はわかってない的なエピソードのような内容だったり
女性の産休後の仕事への復帰のし辛さだったりと
いわゆる「男女あるある」に終始していた気がする。
最終的に男女のセリフがミラーリングして劇自体は終了し
結局「男女差を考えるきっかけ」になれば!みたいな感じで終わってしまった。
物語性を強く求めてはいないが、もう少しストーリーにひねりと、劇自体への演出への厚みが欲しかった。
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