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〜第3回全国高校教育模擬国連大会を終えて〜

こんにちは!前回書いてからまだ数日しか経っていないですが、書くことが出来たので、また疎い文章ながら頑張って文字起こししていこうと思います!

今回は、メモ帳にある程度書きたいことをまとめてから書いていくつもりだからおそらくある程度マトモな文章にはなる、、、(はず)!では、始めていこうと思います。

模擬国連に参加

タイトルを見てもらえばわかるかと思いますが、僕は8/7〜8にかけて行われた「第3回全国高校教育模擬国連大会」に参加してきました。

と言っても、まだ2回目な上に、僕の学校には模擬国連の部活は愚かその知識を持った先生や先輩も居らず、2人だけで活動しているため(優しい英語の先生が、遠征の時などは自費で付いてきてくれている)、全くノウハウがないので今回は初心者向け議場に参加してきました。

また機会があれば、次は経験者議場の方に参加して見たいなと思っています!

僕は今回イタリア大使として参加してきました。今回の議題についてイタリアはものすごく複雑な立場だったので、難しかったと同時に、色々な国と交渉できる機会も多かったのである意味では有利でした。まぁ、あまり上手く交渉出来ませんでしたが😅

事前準備

参加するにあたって必ず完成させる必要があるのがPPP(ポジションペーパー)と呼ばれるもので、これには、国の基本的な情報に加えて、議題に関連する条約の批准状況・現状の課題・理想状況などを書かなければいけません。

これは最低限必要な事なのですが、日本のことならともかく、他国だとまぁ大変で。

例えば、「アンゴラの非正規移民の流入数とアンゴラ内での非正規移民による影響は?」なんて聞かれてもまぁ普通に調べただけじゃなかなか出てきてくれません。英語の文献調べたりひたすら情報調べてそこから予測したり。本当はもっといい調べ方あるのかもしれませんが、なにせノウハウがないので、、、聞いてくればよかったw(書いてる本当に今思いついた)

そんな感じで、イタリアもアンゴラ程ではないとはいえ中々情報なくて探すのが大変でした。

そして、模擬国連は大抵2人ペアで出るので、僕にも当然相方がいました。ですが、2人とも高2で忙しく、集まる時間がなかなか取れませんでした。そのためPPPも満足に調べきらなかったし、2人の共通認識が甘い為に、当日の行動のまとまりが欠けてしまいました。これはひとつ反省点かなと思っています。

大会初日

そして気づけば大会当日。開会式から始まり、準備不足から緊張と不安で始まりました。ですが、2回目ということで大会の雰囲気も分かっていてすぐに馴染めました。

さらに、各国1:30ずつ喋る時間が与えられる公式討議があり、それは1回につき3カ国ずつ行われる為、運が悪いと大会中に順番が回ってこないこともあります。ですが、今回は2番目に選ばれ、早いうちに議場全体に向かって自分達の政策を発信出来ました。お陰で色々な国からお誘い頂いて、グループをうまく作ることが出来ました。


今回の論点は、

1     非正規移民対策

2     頭脳流出 

3     移民の保護

の、大きくわけて3つで、イタリアが重きに置いていたのは「非正規移民対策」についてでした。なので、同じように非正規移民対策について重きを置いている、フィリピンやその他ヨーロッパ諸国などとグループを作りました。ですが、この時に頭脳流出の課題を重きに置いている国まで誘ってグループを作ってしまったため後に混乱を招くことになってしまいました、、、論点同じく国で集まる必要性を本当に深く感じました。

そしてグループ形成が終わったあと、グループ内で意見をまとめて、初日の経過報告書のようなWP(ワーキングペーパー)というものを提出しなければいけませんでした。

しかし、想像以上にグループで意見を合致させるのに時間がかかり、WPを書く時間がなくなってしまったため、致し方なく既にWPを書き上げていたフランスを中心としたグループとコンバイン(合体すること)しました。ですが、これも後から考えてみれば失策で、というのも、フランスのグループが重きに置いていたのは頭脳流出だったんです。

だからこのコンバインの後、頭脳流出を重きに置く国と非正規移民対策を重きに置く国が混ざってしまい、2日目に大きな混乱を招いてしまいます、、、

で!す!が!

このフランス大使の女の子、かなり優秀でWP,DR書ける上に結構裏方で頑張ってくれて、、、この子居なきゃ2日目DR(最終の議決書的なもの)も多分提出出来てなかったと思うので、そういう意味ではコンバインは正解だったのかな?とも思います。これは完全に奇跡ですけどねw自分が書けるようにならねば。

そして何よりいけなかったのが、先程言った相方とのコミュニケーション。最初、色々な国と交渉しようして別々に動いていたのですが、相方に伝えることなく勝手にフィリピンとグループを作ってしまい、相方を置いてけぼりにしてしまいました。そのせいで相方もよく分からないまま時間が過ぎていってしまったので今度からはちゃんと''ほうれんそう''しなきゃなと思いました。

そんな感じでなんだかんだ初日は切り抜け、2日目に移ります。

大会2日目

この日は、議論が10時開始で、13時20分にはDRを提出しなければいけなかったので、とにかく時間が無い!と思いひたすらグループ内の意見をまとめることに必死になりました。ですがグループには既に30カ国以上も入っておりそんな上手くいくはずもなく、、、ただ焦り、戸惑い、時間だけが過ぎていきました。

結局時間が足りず、昼休憩の後、スポンサー国(グループに入っている国)に片っ端から入れて欲しい条文を聞いて全部僕がパソコンに打ち込むというある意味暴挙にでて、無理矢理DRを完成させ提出しました。頑張ってまとめようとしていただけにめちゃくちゃ悔しかったし、一緒にグループをまとめようとしてくれていたアメリカ・フランス・フィリピンに申し訳なくて不甲斐ないなーと感じています。次こそはしっかりしたDRを書いて提出したい!

一応、その無理矢理入れた条文に反対する国はいなかったので良かったのですが、元々入っていたけどスポンサー国と意見が合わず消す予定だった条文を消し忘れてしまっていたり、同じような内容の文章を2回書いてしまっていたりなどの問題が、提出後次々と出てきて、時間がなかったとはいえ情けなさすぎたなぁ。と後悔してます。

前回模擬国連に参加した時はずっとグループに参加して、まとめてもらう側だったので分かりませんでしたが、今回まとめる側になってはじめて気づいたのは、当たり前だけど30カ国以上をまとめるのは尋常じゃなくキツイですwこれをやってのける経験者議場の方々尊敬します。。。

そしてフランス大使の子のした仕事、これがマジでやばくて、サポーター国から来た要望書を、整理して俺に「これ書いて」とサポートしてくれつつ、さらに別のサポーター国からの要求に対処しつつ、別の場所で作業している子を指示するという、、、同級生とは思えないくらい頼もしかったし素直にあの仕事ぶりは見習いたいなと。あの子とまともに話す機会はなかったけど本当に尊敬です。

最終的に、議場に提出された3つのDRは全て採択され終わりました。ですが、前述の通り問題点だらけだったので、今度もしでるなら全て克服したいなと強く思います!

大会中・大会後に起こったこと、変化

もちろん、これだけのことがあった怒涛の2日間、人脈がすごい広がったので少しだけその話もしようかなと。


まず、スペイン大使の子と仲良くなったことです。女の子って言ったら友達に殺されかねないので秘密にします。

最初のフィリピンを中心としたグループを形成しようとしているときからずっと同じグループに居て、更にイタリアと基本的なスタンスが似ていたため結構よく喋ったし結果仲良くなりました。

そのスペイン大使の子のうちの一人と話をして分かったのは、想像以上に将来のこと見据えて動いてるなってことで、何かというと、ごく当たり前のことなのかもしれませんが、高2の現時点で「こういう職業に就きたい!」そして、「だからこういう勉強をする!」ということをかなり考えていることです。

僕は正直大学はとりあえずレベル高いところ目指すかあ。くらいにしか考えていなくて、それ以上大学の事をよく知ろうともしなければ、職について調べるなんてことはもはやとっくの昔に辞めていました。でも改めて、大学であったり将来就く職についてもうちょっと興味を持ったほうがいいのかな?と思わせてくれるきっかけを与えてくれました。


そしてもう一つは、アメリカ大使の子とも仲良くなれたことです。こちらもさっきと同様女子っていったら友達に殺されかねないので秘密にします。

アメリカは、さっき書いたかもしれませんが僕のいたグループで、その中心となってDRを提出してくれた国で、大会中はお互い必死で、ほとんど話していなかったので、どっちかというと終わった後仲良くなった感じなんですが、それでもいろんな話を聞けました。

どこまで書いていいかわからないですが、彼女は小学校から女子校の学校で、多分持ち上がりで高校まで来たんだと思います。それもあってめっちゃ独特な価値観を持っていて、生活環境でかなりそういう考えも変わるんだなと思って面白かったです。いい意味でね。

話を聞いていると、僕なんかよりずっと大変なスケジュールやってるし、僕より色んな活動やってて、負けてられんな(って方言?)と思ったし今まで以上に頑張っていこうかなと!

そして彼女も、スペインの子と同様に将来なりたいことや、大学のことなど色々考えて動いているらしく、大きな刺激を受けました。

正直、僕の学校は、割と緩い上に中高一貫ということもあって将来のことに意識の薄い人ばかりで、故にそれが当たり前だと錯覚していました。と言っても彼女達二人とも中高一貫なので、その点及ばないなと尊敬しているのですが、このような話をできたので、これを自分の将来の方向性を考えるきっかけにしていきたいと思います。


そして最後に、これがもしかしたら一番大きい出来事だったかもしれませんが、フィリピン大使の男の子とも仲良くなりました。

フィリピンは、言わずもがな僕のグループのリーダー的存在で、全体をまとめてくれていて、中心グループにいた数少ない男仲間って感じで最終的に仲良くなれました。

彼は、彼自身がアメリカの大学を目指してるだけあって、めちゃくちゃアメリカの奨学金制度とか、大学受験制度に詳しくて、かなりいろんなことを教えてもらいました。

実は、前に一度アメリカ行きたいなと思って調べたことがあるんですが、リサーチへたくそな上にめっちゃあきらめ早いタイプなので「分かんねえ!無理!!」となって一瞬であきらめてしまっていました。ですが、思いがけずこの模擬国連というところから一回あきらめたその道が開けたのはめっちゃ嬉しいです。

また余談ですが、昨日8/10に行われた日本最強決定戦で、なんと麗さんに会えて直接感謝も言えたし、話も聞けたんですが、その時に麗さんがおっしゃっていたことは、東大に行ける実力がもしあるのであれば、どんどん海外に行って学び、他の国の人たちの激しい競争を目の当たりにしたほうが刺激を受けられるから絶対そうしたほうがいい!ってことで、それ聞いたときに本当に海外、僕であればアメリカ行くのもありかなと今考え中です。

ただそうなると勉強しなきゃいけないことも全然変わってくるし、それで迷っていると、いざ決断したときには手遅れ。なんてことにもなりかねないのでそこにだけ注意していきたいと思います。

最後に

ここまで長々と書いてきたけどどうでしたでしょうか?今までの文章よりかは読みやすかったかな?気づけば4700字を超え、5000字に達しそうな勢いですがそろそろまとめに入りたいと思います。

模擬国連のいいところって、普段知りえないことが議題になっていて国際的な知識が付いたりとか意識が生まれたりするっていうのも大きいと思うんですが、それ以上にこういう人脈が大きく広がるところにあると思っています。もし模擬国連に参加していなかったら、後半で書いた方々には絶対会っていないしこんな刺激も受けられなかったと思います。だからこそこの出会いを大切にしたいし、ここで書いた人たちとは特にこれからも仲良くしたいなあと思ってます。(してくれるかは、、、どうだろうねw)

そして、今回のつながりっていうのは、議論に積極的に参加して中心になれたからこそのつながりで、もし自分たちがただ受け身になって、スポンサー国として他の国に付いていくだけだったら、こんなことって起こりえなかったと思うんです。だから、ずっと自分が言い続けていることですが、"やるなら何事も全力で"って大切!ってなりました。

そして皆さんも、自分のやりたいこと、やってみたいことにどんどん全力で挑戦してみてほしいと思います。仮に失敗したとしてもその影響は自分のなかでとても大きなものになるはずです。どんどん行動していきましょう!「やらない後悔よりやって後悔」これに尽きます。

気づいたら5400字にもなってしまいましたwここまで読んでくださってありがとうございました!またなにか書きたいことが見つかったら書いていこうと思います。

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