2016おやすみホログラムスキースノボバスツアー(2016.3.5~6) 獄中手記 (その2)

【3/5夕方:夕食】

19時から夕食だということで、指定された会場にみんなで向かう。そして今回Twitterで大きくバズることになる悲惨な夕食を目の当たりにする事になる。

そこにあったのは唐揚げらしき物、キャベツ千切りとマッシュポテトがのった皿1枚、なます(しかもお口直しレベルではないほど大量)、切り干し大根とひじきの和え物のような物、そしてお新香。あとはガスレンジに土鍋で薄い豚肉らしき物と豆腐白菜えのきがひたひたの出汁でぐつぐつ煮えている謎の鍋物があるだけだった。

一縷の望みであったメンバーによるいただきますの挨拶や、おつかれさまと声をかけてもらいながらの配膳、お酌などの僥倖夢物語。バスでくたびれて、待機室で待たされて、小1時間ゲレンデを楽しんだだけのくたびれた野郎(そのうち三分の二はおっさん)25名ほどがただただ唖然としたまま、しばらく時が流れる。

その時、ながたさんが「せっかく旅行の食事だし、一杯くらいお疲れさまの乾杯があってもいいですよね〜?」という小粋な提案をしたのをきっかけに、1本810円(税別)の大瓶ビールを10本ほどオーダーし(もちろん参加者の自腹)、乾杯をして食事をはじめる。

私感であるが各おかずのインプレッションは以下である

  • 唐揚げ・・・胸肉で固く、冷え切っていて味もありえないくらい薄い。お昼くらいに揚げてそのままノーケアーでちゃぶ台に放置した残り物のような仕上がり。唐揚げなのに、なぜケチャップが付いているのかも謎。チキンナゲット?

  • キャベツ千切り・・・ドレッシングの味が薄い以外は至って普通。

  • マッシュポテト・・・全く味がしない。塩が相当足りない。ポテトサラダのつもりならマヨネーズが圧倒的に足りない。

  • なます・・・酸っぱすぎる。量が多すぎる。ご飯3杯くらい行ける(悪い意味で)。

  • ひじきと切り干し大根・・・食べた記憶がない。食べてないかも。

  • お新香・・・普通

  • 鍋・・・出汁の味はするが、量が少なすぎる。一人当たり満足な量が回らない。

という事で散々たる内容。徹底的に酷くて怒りを通り越して笑ってしまうレベルだった。しかし既にこれまでの惨状があったためか、ここにきて何とも思わなくなってしまったのか、だれも怒っている感じはない。すでに自我まで崩壊している可能性すらあった。

個人的には米も決して良い炊き加減ではなかった事をここに記しておく。

振り返ると自分もこの時そうとう頭がおかしくなっていると思われるが、あまりの悲惨さに笑いがこみ上げてくるのである。なぜか楽しい。

「食べさせて頂くという気持ち」で夕食を終え、各自部屋に戻る。

ライブ開始時間である21時までは宿からレンタルをした麻雀をしたり、お酒を飲んだり、持ち込んで来たGameCubeで遊んだりとそれぞれ思い思いの時間を過ごす。

【3/5夜:ミニライブ(という名目の単なる飲み会)】

そして21時になったのでライブ会場、同じ宿にある貸し切りのバーへ向かう。

バーは二階立ての作りになっていて、1F部分は立派なバーカウンターの向かいにピアノ、ドラムが常設されていてボーカルが立つスペースがない位狭いステージがあった。
2Fは30人は座れそうなテーブルと椅子が用意されており、カラオケマシンがスタンバイされている。

自分が着いた頃にはすでに21時を回っていて、カナミルがしばらくピアノを弾いていた。たまにミスタッチはあるものの、小さい頃からやっていたと言っていたとおりいろんなクラシック曲を次々に弾いていた。

そして持ち込みOKなのでそれぞれ好きに用意したお酒で乾杯をする。ミニライブとは言っていたものの、結局1時間位は歓談タイム&物販タイムだった。その間にメンバーも酒が進み、酩酊具合が高まる。自分は風呂上がりの夕方から飲んでいたので相当酒が回っており、かなりハイになっていたのは間違いない。

結局ライブは小川Pのギター1本スタイルのアコースティックライブで、22時過ぎから行われた。ライブ自体は4~5曲位やったはずで、ドリフターと前回のライブで初披露した新曲タイトル未、新曲ニューロマンサーの1コーラス、そんな感じだったと思う*。
 *実際は、ドリフター、かえりみち(新曲)、some(新曲、1コーラスのみ)だったらしいです。マナティーさん&ソルまっくさんご指摘ありがとうございます。

新曲ははアコースティックでもいい感じだったが、肝心のメンバー2人がかなり酒を飲んでいて正しい評価が出来ない。みんなじっくり聞き入っていた。

ミニライブ自体は30分くらいでお開きとなり、お店ももうすぐで貸し切り時間終了となったのだが、せっかく2Fのカラオケもあるんだし、メンバーなんかカラオケ歌えよ!と、みんなでけしかけてカラオケタイムに突入。ここは正確にセットリストを覚えている。

  1. 津軽海峡冬景色(八月ちゃん)

  2. nerve(カナミル)

  3. Don't Look Back in Anger(小川P)

  4. Get Wild(ハッシー)

  5. ロマンスの神様(八月ちゃん)

このカラオケ大会が良かった。石川さゆりはちょっと滑った感があったものの、nerveでは久々にエビぞり&ショートスライディングケチャ、そしてなんと小川Pがぶっ込んで来た oasis - Don't Look Back in Anger ではカナミル、八月ちゃん含めてみんなで肩を組んでシンガロング!
二人ともすごい笑顔。心から笑顔で楽しんでいるのが分かる。

今この瞬間がとってもバカバカしいし今までの流れを思い出すと果てしなく笑えてくるけど、同時になぜか切なくなってしまう。一体このグループは何なんだろう。なぜかとても切ない。そしてとてもとても楽しい。

間違いなく1日目で一番のハイライトだったし、今日一日の恨みつらみは全て帳消しに出来るくらい、かけがえのない時間だった。

【3/5深夜:レクレーションタイム】

楽しいミニライブ時間を終え、みんなかなり泥酔した状態で部屋に戻る。はじめ部屋割りが大部屋2つという話を聞いて、ひでぇ!と思ったのだが、1つの部屋にみんなで集って麻雀をやったり、スマブラ(自分はやった事ないので一切近寄らなかったが)をやったり、語り合ったりして時間を過ごすのは楽しいので大部屋で良かったと後々気づく。

そしていつの間にか小川さんとカナミル、夜ライブから合流したみぽりんさんもこの、むさっくるしい部屋に来ていて、だべったり、麻雀を打ったり、ゲームをしたり・・・

学生がやる合宿とまるで変わらない。そのうち旅の疲れなのか、もともと就寝時間が早い日常を送っているからなのか、完全に自分は電池切れになってしまった。麻雀を打っていたが半荘2回ほどで抜けて、雀卓の横に積んであった掛け布団の上で眠ってしまった。

その後2回ほどカナミルに起こされたようだが、完全に睡眠モードに入っていたため殆ど反応出来なかったと思う。気づいたら半分くらいお開きになっていたので、部屋の隅に敷いてあった布団を強奪し、再度就寝した。明日は悲惨な境遇に合わずに無事、スキーを滑る事が出来るのだろうか。

〜〜〜〜〜その3へ続く〜〜〜〜〜

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