リバーの小さなベット(1/6~1/3pot サイズ) 基本の解説、ハンド集
これは最初から課題設定して取り組んだので、例のやらかしを脇に置いて、
ポーカーの自由な戦略が好きな人のために note に残したいと思います。
15000ハンド強しかプレーしてない都合、すべて該当ラインを含みました。
各ハンドの考察はやる気が起きません、自由に叩き台にしてください。
〇前提となる知識
・ポーカーはOOPというだけでかなり不利
→とても雑に表現すると、「ポット割合の数%」
・IPが有利を実現するためには、適切なアクションが必須
→OOPはIPの有利を「煙に巻けば」それで十分
・OOPには不利を誤魔化す、様々な工夫の余地がある
→範囲の大部分は「EQとブロッカー」に従いプレー、
残りの範囲は「相手次第で幅広い選択」を採る余地がある
・おそらく、OOPブロックベットは 14~16% が有効
20~25% →ブラフレイズが減る、コールとフォールド多め
33% →バリューレイズも不足、1/2pot よりコールが狭まるだけ
(NL25 Ante、合計の試行が高々50回、参考までに留めるべき)
〇ブロックベットの範囲構成
Ⅰ、EQ75~50%、小さく先打ちしてIPのバリュー~ブラフを阻止
→唯一必然性がある範囲、相手のミスから得られる利益が大きい
Ⅱ、EQがより高い部分、ベットをコールされづらい状況で狙う
→他のラインでより大きなミスを誘えることも多いので慎重に
Ⅲ、純粋なブラフ、小さなリスクでポットの獲得に挑戦
→短期的にオーバーフォールドを取りうるが、簡単に対応されやすい
Ⅳ、その他のハンド、相手の適切な対応で大きなEVロスを生む
→「察して対応されやすい」見た目なので、原則として使わない
〇対ブロックベット(1/6pot)、IPの難しさ
・本来は妥当なのに、「不必要と感じる」分散が生まれる
→チェックバックを妨害されると、意外に多くの人が怒る
・小さなベットで「採るべきレイズサイズ」がぼやける
→ベット入レイズの計算は複雑で、サイズ印象と実態オッズがずれる
・1/6pot サイズの自体が難しく、対応難易度が跳ね上がる
Ⅰ、OOPが 1/6potbet を使いやすい、大まかなEQ範囲は?
Ⅱ、IPが 1/6potbet を受けて、採るべき最適レイズ割合は?
Ⅲ、1/6potbet の範囲が偏るとき、最適(マシ)な応答戦略は?
対戦相手がすべて回答できないなら、活用の余地があるフィールド
〇ハンド集
リバーのベットサイズ、33%以下をすべて抜き出すと、ちょうど50ハンド。
15%付近、クソコールが多く、レイズ全体が少なめ、バリューに向く?
→チェックなら50%サイズはバリュー打たれそうな範囲を、
「ブロックベット」できたようなハンドがそれなりに見られる。
かなり大きな利益が出る予感はあるので、後の人に試してほしい。
とくに33%サイズ付近、クソコール(レイズ)が少ない、ブラフに向く?
(50%付近はやや多く降りるが完全なクソコールもあり、判然としない。
66%付近は、レイズもコールも明らかに少なく、おそらくブラフ向き。)
とりあえず平均的プレイヤーは、「サイズ3割増程度」の挙動をしそう。
「決断の心理コストを、不可視チップとしてポットに含む前提を共有する」
と過程してみると、スッキリ説明できる雰囲気があるような・・・?
・・・「暗黙の文脈」も前提なのが対人ゲームなら、あまりに厳しかった。
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