冗談はなしだ、俺はクソまじめな男だ。(白饅頭日誌:12月2日「ポイント・オブ・ノーリターン」のコメントとして)
この記事は下記の記事に対するコメントとして書きました。有料記事ですが白饅頭氏のTwitterでその内容について類推できますので下記のツイを読んでいただけると幸いです。
該当の記事はこちらです。
https://note.com/terrakei07/n/ne688ca467ef5
相互確証破壊(略称がMADというのがアイロニー効いていいですねぇ)を成立させるには「彼方を殲滅させようとしたら、少なからず此方にも殲滅に近い被害を被る」という想像力が必要です。それ故に「止めておこう」という方向に発想が向きます。
貶めるつもりは無いのですが、彼方にはそこまでの想像力が働く人は皆無ではなかろうかと思います。
根拠ですが、彼方にその様な経験「燃やされた」経験が無い事、またあくまで自分の正当性を信じて疑っていないので「自分達が燃やし返される」という事に思い至る経験が無いのではないか、です。何人かのフェミニストは「燃やされた経験」がある筈なのですが、知る限りでは「自分が好きなオタク表現をフェミに燃やされたフェミが居る」という件だったので、多分事例には当てはまらないでしょう。
それにMADが成立するには、「相手が自分と対等である」という見方が必要だと思っています。MADはアメリカ合衆国とソビエト連邦が政治的なイデオロギーはともかく、国力として、国際的な影響力として立ち並ぶ相手と見ていました。まぁ「ライバル」と言えば良いのかな。ライバルというのはある意味信頼しているのです。「あいつはこんなバカな事はするまい」というような。
はたして、Twitterでフェミニストを自称する輩は、オタクを対等に見ているでしょうか?私には甚だ疑問です。オタクがフェミを燃やし返しても彼方は単純に怒り狂うだけじゃないでしょうか。ここはかわいそうランキングに繋がる話ではないかと思います。「自分達はかわいそうな保護されるべき属性の人間(自分調べ)だから、私を攻撃する事自体はあり得ない、不当な行為だ。」
だから、彼方はある意味「無敵な人」なんですよ。
相互確証破壊ではない何かで解決する方法・・・・。
私は「貴方達は無敵な存在でもかわいそうランキングの上位でもない」という事を伝える、または伝わる事が必要なのではないかと思っています。
戸定梨香さんの場合は「かわいそうランキングの逆転」がありました。
全国フェミニスト議員連盟は「いつもの通り」オタク表現を叩いた「だけ」のつもりだった。全国フェミニスト議員連盟が出した「抗議および公開質問状」の内容にその意図は見て取れます。しかし、戸定梨香さんは見えている部分こそ二次元的表現ですが、その表現を被っているのはれっきとした人間です。多くの人が「私は存在しても良いんだ」と言った戸定梨香さんにシンパシーを感じた。
伊是名夏子さんの場合、ご本人は障碍をお持ちであるのですが、それよりも電動車いすを運ぶという危険な行為を行わざるを得なかった職員(=雇用されている労働者)に多くの人がシンパシーを感じた、というのがあります。
温泉むすめの時は、彼方に攻撃的な言葉をする現地の人達(温泉の事業者さん)は少なく、温泉むすめというコンテンツに対してのリスペクトを沢山発信する人達が多いです。その事にシンパシーを感じた人達が多いという事なのではないかと思います。
ここまで自分で書きながらやっと気づいたのですが、有意になるのは「より多くのシンパシーを得た側」なのですね、
その点では「私達は正しい。だから多くのシンパシーを集める事が出来るのが当たり前なのだ。」という考えしか持っていない人が多い彼方が、これから不利になっていくんだろうな、と思っています。
相互確証破壊と言うのは彼方と此方が対等でなければだめなんですよ。私は彼方とは相互確証破壊には至らないのではないかと思います。むしろ内部から崩壊するんじゃないかな、と思っています。だって論理面で補強できる人が誰一人いませんから、活動家、もといアクティビストしか居ませんからね、彼方。
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