見出し画像

(まぁまぁ長文コメント)提供サービスによるオピニオンの傾向について

この文章は、下記の記事のコメントとして登録しました。有料ではありますが、ご興味がありましたら参照していただけると幸いです。

また、Twitterでもその内容にについては類推する事が可能です。

 YouTubeでいわゆる「時事ネタ解説/批評」系のジャンルが成立していることはなんとなく把握してはいたが、しかしながら、私が想像していたよりもずっと大きな人口を抱えるマーケットであった。
 新聞やウェブメディアの記事を引用してわかりやすく解説を加え、最後に軽い評論を添える――こうしたスタイルの動画はYouTubeにすでに乱立していて、数万、数十万再生は当たり前、チャンネル登録者数も同じく万単位で抱えるアカウントもそう珍しくはない。

「ただ、YouTube論壇ってすごいんですが、ツイッターやブログとは違って、もうほとんど右派(保守派)が制覇してしまっているんですよ」

 特筆すべきは、いわゆる「YouTube言論界」では、すでに政治的イデオロギーにおいては雌雄は決していて、右派・保守派がほとんど完全に勝利していることだ。

白饅頭日誌:12月10日「保守派が制覇したYouTube言論空間に思うこと」

私自身はTwitter等のSNSの住民と言うよりも配信サービスのリスナー兼配信者なのですが、「そういう事を考えた事は無いけれど、確かにそういう傾向はあるかも」というくらいの軽い印象でした。

思い返すと、SNSでは左傾化が見られるのに対して、youtube等の配信サービスでは右傾化がが見られます。(そういう意味では配信サービスを利用している私も良くネトウヨ扱いされます。仲間内からは「由緒正しい左翼」と言われるのですが・・・)

youtubeの方は戸定梨香さんの件が未だに視聴を集めていて、自分が戸定梨香さんの配信に極力行くようにしています。その為か、戸定梨香さん関連の動画が良く検索やトップに表示されるのですが、殆どの動画は親Vtuber側です。この傾向は温泉むすめでも存在します。
 実際に反Vtuber側、反温泉むすめ側の動画を探してみたのですが、ある事にはあるのですが、少数にとどまりました。評価も芳しくありませんでした。

配信サービスは殆どの人が考えている以上に「コスト」が掛かります。

・音声、画像とも高品質な配信をするには「ラジオ配信であっても」周辺機器(パソコン、ソフトウェア、カメラ、マイク、場合によってはミキサー)が必要で、どれも(高価とは限りませんが)安くはありません。使いこなしも必要です。私の場合はラジオ配信で、PCとスマホだけで配信が出来ていますが、それでもログを取ったりするためのソフト(フリーウェアですが)が必要です。つまり金銭習熟が必要です。

・動画配信、ライブ配信いずれであっても少なくとも配信時間分の拘束を受けます。「何か別の事をしながら配信をする」事は不可能ではありませんが、そのような事でpvを稼げるような配信を行う事はまずできないでしょう。「何か別の事をしながら配信をして、それでpvを稼げる」のはその配信者に「価値」がある場合(アイドルの日常生活を配信するとか、いつも配信の内容に価値があるとか)に限られます。

提供されるサービスの内容もその内容に影響を与えている可能性が有ります。

SNSの殆どは動画や画像、音声を登録する事が可能になりましたが、その多くは「文章」で成り立っています。それはこのnoteも例外ではないと考えます。

特に左傾化が強いのはTwitterなのでしょうが、Twitterで書ける文章は「140文字以内」です。短い文章でリアクションを集めるには説明の文章では難しいです。いわゆる「バズった」Tweetの殆どが「説明」が中心ではなくて、「感情」に訴える物である事を考えると、Twitterに限るのならば
「文言に感情(ポジ、ネガとも)に訴える語句を多用する傾向が多い」
「長い文章は書かない。書いていても読まれない事が多い。」
と言えるのではないでしょうか。

配信サービスの場合は、「まとまった時間話をする」「場合によってはビジュアルを用いる」という事になり、この場合は理路整然とした説明をする事が可能です。視聴者も興味深い内容ならば、最後まで視聴します。

配信サービスでは強すぎる言葉、感情的に過ぎる言葉を連呼する配信はその心象の悪さもあって忌避されます。感情的な内容を何度も繰り返す配信も忌避されます。中身がありませんから。長時間中身の無い配信を聴く事はありません。そして、ほぼ間違いなくもう一度視聴する事も無いと思います。もっと面白い配信チャンネルがありますから。

逆に配信サービスであっても、左翼的な内容であっても中身があるのならば視聴される傾向はあります。ですから、提供されるサービスの傾向が右傾化、左傾化に影響を与えているのでは、と愚考します。

あ、もう一つありました

Twitterの場合は、他人のTweetにリプをしたり引用RTをする事があるのですが、元のTweetがテキストですが、それに対してリプをしたり引用RTをした場合もテキストで返す事になります。うまく言えないのですが、「情報の伝達の仕方は等価」なわけです。元Tweetに対して、反論のリプをした時に、リプをしたアカウントがフォロワーが多い時は、そちらの方が大きな影響を与える事もあります。
他のSNSも同じような事があるかもしれません。しらんけど。

配信サービスの場合は、配信の内容に対して、コメントを登録できるようになっている事が多いのですが、その場合は「元の配信動画=音声、動画」であるのに対してテキストでコメントをする事になるので、この場合は、「情報の伝達の仕方は等価ではない」です。よほど的確なコメントでなければ、多くの人は注目しません。反論があるのならば配信動画を登録して反論する事はしばしばありますが、そこで注目してもらえる反論動画を作成する必要があります。配信者としての能力が問われる事になるわけです。これは結構なハードルだと思います。

だから、配信動画の内容について(自分の守備範囲である)Twitterで引用して反論する人を見受けられる事がありますね。

という事で、私は白饅頭氏がYoutubeで単独配信しないかなぁ、と思ったりしていますがw

乱文失礼

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?