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写真に関するよもやまはなし 『ろ』

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被写体との対話云々って、プロで写真家と呼ばれる人種の人々でさえも安易に語ってますけど、相手が言葉を喋れないのにどう対話するのか具体的な説明がないのはどうかと思います。頭がおかしいと思われるのが嫌なんでしょうか?わたしなら平気で説明しますがね。

まあ、そんな空気がスナップ界隈に漂っているのは承知ですけど...
あっいい逃げ言葉があります。「被写体と対話をする”ように”」...でも、なにも解決してませんがね(爆)

L1248139-復元

盛り塩の立体感。やっぱりツアイスの写りは強度があると思います。逆にいうと面白くない被写体ではくどくなるだけで...
そんで被写体の質感を犠牲にして柔らかい写りを目指すと、ペンタックスの50mm f/1.4に完敗しちゃうのでなかなか頑固なレンズだと思います。

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FA 43mm f/1.9 limited

なかなか絶品な写りだったりします。
ペンタックス的には、近・中距離かつ絞りを開け気味での活用を推奨しているように感じます。
一方、遠景の質感描写はちょっと弱いと思っていた時期があります。(だからNikon 35mm F/1.4と比べてからあまり使わなくなってしまいました)
今から見ると、被写体傾向とレンズの傾向がずれていたようです。

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nikkor ais 35mm f/1.4s

やっぱりといえば、今更ですが、ニッコールもツアイスも同列で語って良いですよ。
位置づけの大きな違いはのれん代があるかどうか(爆)

それで、何度も何度も繰り返しますが、寄せて・ぼかすは50mm以上に交換するのが吉です。35mmの大口径レンズってでかすぎるかor高すぎるかじゃないですか... それができるからこその一眼カメラの価値ですもんね!

とはいえ、開放の使いこなしが難しいとの当レンズ。どうしてどうしてCanon 50mm f/1.5を筆頭とする凶暴な滲みレンズやらコマ収差レンズと付き合っていると、むしろぜんぜん素直なレンズだと思えてくるのです。

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INDUSTAR-69(28mm F/2.8)

ちょっとバラして、ストッパーとなるネジを外すと、無限遠が出るようになり、しかもマクロ撮影もできるようになりました。ただヘリコイドを回しすぎるとレンズが脱落しちゃうんですよね(爆)

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高解像カメラ・レンズで絞って撮ってしまうと、時にそのあまりの精細さで目が疲れんばかりです。
あえて白黒はっきりさせずに現像する方が良いかもです。

写真を良く見せるため、インパクトの有る絵を追求するためではなく、将来見返す機会に
「あの時のあの場所」が多少見やすくなるように考えた訳で、いわゆる作品作りと立場が異なります。

※常套手段として、絞りを空けるとアイポイントが限定され、写真が多少わかりやすくなる反面、ボケてしまった部分は取り返しがつきません。その兼合いもスナップの楽しさの一つですね。

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夜景って実際そんなにキレイじゃないと思うのです。別の見方をすればゴチャゴチャとした不統一な光の氾濫であったりします。

青っぽく見せればキレイに見えるってもう使い古されたテクニックですよね。美白効果と同じ発想なのかな?

これほど光学機材の性能が高まった今だからこそ、いい加減...現実をそのままに晒すほうが良いって思うのは私だけでしょうか?

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星野リゾートが進出することにより、なんだかこの界隈のイメージを変えてしまうが如き誇張されたイメージがありますが、実態は同じく新今宮の北にはすでに同規模程度のマルハン+ドン・キホーテがあり、そのつながりの一つの点でしかありません。

つまり、星野リゾートって優秀でそつのない(何の面白みもない)お見合い相手みたいなもので、前例と同じくこの土地はいやいや結婚させられたようなものです。

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Distagon T* 1.4/35

いやはや厄介なレンズです。一見、非常にシルキーで繊細な写りですが、すごい所はどんな光源でもうまく処理してしまいます。言い換えれば頑固一徹な保守主義の追求とも言え、手持ちレンズで最凶の癖玉認定となりました。

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