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ゲームプレイ記録 ー女神転生外伝 新約ラストバイブル2ー ③
少し時間が空いてだんだんストーリー忘れてきました。
前回の続きで新約ラストバイブル2のプレイ記録です。
!今回もネタバレ注意です!
▶︎本編第二章(メタトロン誕生まで)
⑥レパイの村
個人的にこの村が一番エグかったな。
レパイの村は老人しかいない。棄老の風習がホルスにもあるのかも。
彼らが住む集合住宅のようなところ(今でいうところの老人ホームのような感じで、公共スペースと寝床がある)へ向かう主人公。
ベッドには疫病の末期患者の老人たちが寝たきりの状態でいた。そしてまだ動ける老人たちは、明日は我が身と思いながら、疫病で死んだ老人たちの死体を焼いて処理して埋葬していた。処理場のようなところで床に遺体が転がされているシーンもあったりして、一番の鬱展開だったと思う。
しかし、ここには天使ガブリエルの「救い」があるという。実際のところは「救い」というのは方便でただ間引きをしていただけ。主人公たちは、「救い」として捉えられた2人の老人を助けるんだけど、それが果たして正解だったのか。
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疫病を治療する術も薬もなく、ただ苦しんで死ぬだけ。生き存えさせることが地獄なのではと。
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⑦亜空間へ
レパイの村から戻ると、一時離脱していたルナが復帰する。ルシファーを倒すべく、主人公たちはルシファーのいる亜空間へ向かう。
ルシファーの元へ向かう道中、ウリエルとラファエルが現れ撃破。レパイの村でガブリエルを倒しているので三使徒の撃破が完了する。
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ついにルシファーの元に辿り着くと、なんとも後味の悪い結末を知らされる。
レパイの村で助けた老人は、病の苦痛に耐え切れす自死を選んでいた。
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ちなみに、ルシファーも倒すとサタンのようにザコ敵のようなセリフを残して消えていく。
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ルシファーは家畜家畜家畜
サタンとルシファーを倒すという目的を果たした主人公たち。これで魔獣の王が生まれる心配は無くなったと、狂王軍本拠地に戻りお祭り騒ぎ。…と言いたいところだけど、事件が起きそしてまた鬱展開がやってきます。
このゲーム、鬱展開が終わるとどうなるってまた鬱展開がくるんですよね…。笑
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⑧笛吹きとの再会
主人公の家族の仇である笛吹き魔獣の目撃情報があり、ラムザの町へ向かうことに。ラムザの町には紆余曲折あって魔獣の母と子が住んでいる。(人を襲わないことや、とあるイベントで魔獣父が命懸けで妻と子を守った姿に住民も心を打たれ受け入れられている)しかし今度は子供が誘拐されてしまったという。
笛吹きは魔獣母から見ても、夫の仇でありそして子供まで誘拐されてしまった。魔獣母は取り乱して誘拐犯を追いかけ洞窟に向かってしまったと聞く。主人公たちも急ぎ洞窟へ向かう。
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主人公たちは笛吹きを追い詰め倒すことに成功する。
笛吹きは主人公の妹以外にもたくさんの人間の子供を食べているが、ついに同族(魔獣)にも手を出した。生かす意味はないと、トドメを刺す寸前。衝撃の事実が発覚する。笛吹きは魔獣ではなかった。
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しかるべき法で裁くべきとして殺さずに捕えることに。
⑨王の誕生
笛吹きの裁判が始まるのですが、ここから大荒れになります。まずはこちら。
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サタンとルシファーが語りかけてくる。彼らは事前に“人間に勝つことができなかったら2人で力を合わせる“という約束を秘密裏に取り交わしていた。
2人は合体し、超魔獣になると宣言した。
一方で、笛吹きの方はというと、民衆たちが大盛り上がり。
こういう時の民衆って本当に愚か…。
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ここで、狂王軍に自ら捕えられていたはずのミストラが登場。笛吹きを助け、笛吹きこそが王に相応しいとして、ミストラ自身と合体することに。
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初めてここで明かされます。
もちろん主人公たちはミストラを止めようとするものの、ミカエルが現れて妨害を受け、王の誕生とルシファー&サタンの合体を許してしまう。
(そしてこのとき、主人公たちは絶体絶命の状態に陥るんだけどアインが庇ってくれて助かります。アインはここで退場です。最期までカッコよかった)
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かつてルシファーとサタンだったメタトロンは全てを思い出した。あの方の分身であること。そして王こそが人々が求めていた、福音の子であるということ。
(あの方というのは、おそらく新約ラストバイブルⅠのラスボスと思われます)
メタトロンは、王の創造する完全な世界のためには、死刑に処さなければならない人がいるという。
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▶︎王の誕生まで終えて
あまりにもストーリーが重厚で膨大でこれでもかなり端折って書いてるんですが、アトラスのゲームの中でも屈指の暗いストーリーなんじゃないかなと思います。全作プレイしている訳ではないけど、他の作品って悲しい展開や苦しい展開があっても、あくまでもファンタジーの世界として割り切れる内容が多くて。
例えば、真・女神転生Ⅰのおそらく一番最初の鬱シーン(母親のアレです)、現実にはあり得ないでしょっていう。もちろんこの話もファンタジーで魔獣なんて地球にはいないからあり得ない話ではあるんですが、生の苦しみは程度の差はあれど誰にも平等に与えられるものだからそう感じたのかな。
突きつけられるテーマ一つ一つがリアルだった。病気になる苦しみ、老いることへの苦しみ、大切な人との永遠の別れ、そしてそんな世界に対する絶望、生きることの苦しさ。
このゲーム、序盤からずっと鬱展開が続いてるのですが、中盤以降畳み掛けるように精神的にダメージを負うような展開が続いています。
「生の苦しみというのを題材にしているんだろうな」と漠然と思いながらプレイしていると、既視感のようなものを感じてなりませんでした。最終ステージ一歩手前でも明かされますが、仏教の四苦八苦の話じゃないか、と。既視感の正体はこれでした。
実は、幼稚園から高校まで仏教校に通っていて(ちなみに大学はカトリック教会系、いわゆるミッションスクールでした。笑)道徳の授業の代わりに仏教という授業があったんですよね。
内容は、仏教の宗派の違いを学んだり、仏教思想を学んだり。仏教だけに限らず色々な宗教の考え方を学んだりもしました。
その中で、四苦八苦というものを習ったんです。それを思い出しました。
哲学思想だったりその手の話大好きなのでとても語りたくて仕方がないですが、次の記事でストーリー展開に合わせて書けたらいいな。
ルシファー&三使徒の皆様。美しい。
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