🐙無印　たびにっきPart5※ネタバレ有

前回のあらすじ

オフィーリアは親友のリアナに代わって式年奉火の儀式を行うことを決意し、試練を乗り越えて聖火の運び手になった。
そして、最初の目的地であるセントブリッジを目指して旅立った。

フレイムグレースからシ・ワルキまで

いよいよ仲間集めも後半戦。
フロストランド地方の雪山を越え、ウッドランド地方までやってきた。
名は体を表すとはまさにこのことで、シ・ワルキの村周辺は鬱蒼とした森林が何処までも続いている。頑張って探せばマ○ターソードの1本や2本くらい見つかるかもしれない。

道中でレベルを上げつつ感じたのだけれど、トレサちゃんは地味に体力がある。
商売道具を沢山詰め込んでいるのだろう大きなリュックを背負って、山越え谷越え此処まで歩いてきたことを考えると、体力には割と自信があるのかもしれない。
後から調べたら、彼女はどのステータスも平均的に伸びる万能型だった。納得。

…と同時にやはり気になるのがサイラス先生の体力。
意外にもオフィーリアの体力の伸びはそこまで悪くなくて、集中攻撃を食らっても余程運が悪くなければそうそう落ちない。
その点、先生に物理攻撃が集中しようものならあっという間に倒れてしまう。瀕死を挟まずに削り切られることが殆どで、オルベリクの旦那のサポアビ『かばう』が発動しないのだ。
まあでも、三十路の学者先生にフィジカルを期待しても仕方がない。PTで一番もやしなのもそれはそれで一興といったところか。そんなあなたのことが私は好きだよ。

ハンイットという女

長い森を抜けた先で、シ・ワルキの村に辿り着いた一行は、深刻な面持ちをする女性と出会った。
彼女はハンイット。獣や魔物と心を通わせることができる26歳の敏腕狩人だ。
村一番の狩人であるザンターの弟子として、相棒の雪豹リンデと共に狩りをする。
勇敢且つ純粋な女性で、真面目な性格の持ち主。
クールだが優しさに満ちており、会話の各所から礼儀正しさもうかがえる。
二人称が“あなた”だったり、実は料理だったりと、可愛い一面が多い。
公式美女であるものの自覚は無く、鈍感ゆえに自分へ向けられた好意に気づかない。

固有アクションは『捕獲』。文字通り、殆どの魔物を捕獲して戦闘中に使役することができる。
実は一部のボス格の魔物も捕獲することができ、其奴らを上手く利用することでストーリーボスを粉微塵にすることも可能だ。
余談だが、特定の魔物を捕獲して使役し、裏ボスをハンイット一人で完封した動画投稿者がいる。

ハンイットと師匠ザンター

一年前、ハンイットの師匠ザンターは、聖火騎士団から辺境で暴れている“赤目”という魔物を狩猟する依頼を受け、相棒の魔狼ハーゲンと共に村を発ち、その後の足取りが掴めなくなっていた。
ハンイットはそんな師匠の帰りを待ちつつ、持ち込まれる狩猟の依頼をこなして生活していた。
ある日、村の若い狩人の訓練を兼ねてリンデをけしかけていた時、彼女の元に一件の狩猟依頼が寄せられる。
シ・ワルキの村から程近い場所に位置するささやきの森で商隊を襲った魔物を、ザンター不在の今、村一番の狩人である彼女に狩猟してほしいという。
ハンイットはその依頼を受け、魔物を狩りに向かおうとしていた。

ハンイット編1章

せっかくなのでボス戦の前にFCで遊んでみる。
彼女のFCは『けしかける』(邪道)。善良な一般市民に向かって無差別に魔物をけしかけて打ち倒すことができる。旦那の正道コマンド『試合』に対する邪道コマンドだ。
けしかけた場合、ハンイット自身は攻撃を行うことができないため、余程旦那のレベルが低くない限り通常プレイではあまり使わないかもしれない。
が、アイテムは使えるので精霊石(特大)をぶん投げて消し炭にすることができる。邪道コマンドゆえに、レベル1の状態でも最強武器を落とす町人に挑めるため、上手に使えば最強のFCになりうる。まさに邪道。

民家の入り口に立ち塞がる村人をリンデでぶっ倒して経験値を吸い上げ、ついでに家の中の宝箱を漁った。町人のレベルが高い後半の町でもハンイットならけしかけられるので、相当色々と悪いことができるだろうな。

ささやきの森の入り口で、例の魔物に襲われた商隊員や獣の亡骸が無数に転がる惨い光景に遭遇する。
薄々察してはいたが、このゲームでは重要人物だけでなく一般人の命も容赦無く失われていくらしい。
……これでも、邪道組の中では一番穏やかなシナリオではあるのだが。

BOSS ギサルマ

森の最奥では、アイアイを悪趣味にリメイクしたような悍ましい魔物“ギサルマ”が此方を睨んでいた。どうやら、自分よりも強い魔物に居場所を奪われて気が立っているらしい。
森を自分に合わせようとするギサルマの傲慢さに憤慨するハンイット。
森の平和を守る為にも、彼女は勇ましく立ち向かう。

ギサルマ強い！！！
全体ランダム多段ヒットの大暴れや、全体ダメージののしかかり等、ありとあらゆる物理攻撃を仕掛けてくる。
しかも物理攻撃に対して即死級カウンターを発動ときている。そうなると旦那とハンイット姐さんにできることが無くなってしまう。そこで先生の10まんボルトを叩き込もうにも、彼は大体その一手前に繰り出されたのしかかりで落ちている。
完全に回復魔法botと化したオフィーリアの横で旦那が庇うを発動しつつ先生に復活のオリーブを投げ、姐さんがねんちゃく糸を撒きつつさみだれ矢でシールドを削る。敵の攻撃含め全てのタイミングが噛み合えば、漸く先生の魔法が入る。
ブレイクすればあとは旦那の十文字斬りと姐さんのどしゃぶり矢で削り切れた。
この強さじゃ商隊の一つや二つ壊滅しても仕方ない。1章最強と噂されるのも頷ける。

ギサルマを倒し、村に戻ったハンイットの元に、突如ザンターと共に旅立った筈のハーゲンが駆け寄ってきた。
酷く錯乱するハーゲンの様子に、彼女は師匠の身に何かが起きたことを察する。
そこでハンイットは師匠を探しに行くことを決意し、リンデとハーゲンを連れてシ・ワルキの村を後にした。

こうして、ハンイットは師匠を探す旅に出た。
まずは師匠からの手紙に書かれていた街ストーンガードを目指して。

彼女に、どんな運命が待ち受けているのか
いまは誰も知らない____

つづく