🐙無印　たびにっきPart6※ネタバレ有

前回のあらすじ

ハンイットは商隊を襲い森を荒らす魔物を退治した。そして行方不明になった師匠ザンターを探す旅に出た。

コブルストンからサンシェイドまで

オルベリクの旦那を主人公に、これまで逆時計回りで他4人の主要キャラクター達を仲間にしてきた。
しかしこの辺りで、そろそろバフ要員が欲しくなる。
というのも、現在のメインアタッカーである旦那とサイラス先生の攻撃力にはまだまだ伸び代があることが発覚したのだ。
ふと適当に導いてきた町人がオフェンスアップを使ってくれたとき、旦那の十文字斬りと先生の大魔法が凄まじいダメージを叩き出したので調べたところ、どうやら種類に限らずバフは1.6倍という破格の補助倍率らしい。

こうして一行は急遽進路を反転、(経験上おそらくバフ役だと思われる)踊子を仲間にするべくサンランド地方に位置する街サンシェイドを目指すことにした。テリオンごめんね。

ハイランド地方の険しい山道を越えると、広大な砂漠地帯に出る。
つい先日まで雪原を歩いていたと思えば、今度は太陽が燦々と照りつける砂丘を征く……しんどい旅路だなぁ……。

プリムロゼという女

サンランド地方にあるサンシェイドの街に辿り着いた一行は、街の隅で復讐心を燃やす女性と出会う。
彼女はプリムロゼ・エゼルアート。その脚で信念の為に踊り続ける23歳女性。サンシェイドの酒場で一番人気の踊子である。
職業柄、男女の関係や色恋沙汰や対して敏感で、鈍い輩の多いPTメンバーに色々と知恵を授けている。
非常に固い意思を持ち、どんな苦境に立たされても決して己の信念を曲げない。
常に凛としている芯の強い女性だが、信頼している仲間からの優しさを素直に受け取る一面もあり、時折(特に女性PTメンバーに対して)か弱さを見せることも。

彼女の固有コマンドは『加勢』。オフィーリアのFC『導く』(正道)に対して邪道コマンドである『誘惑』のFCによって連れ出した町人を戦闘に加勢させるものだ。邪道ゆえに、誘惑も上手く使えば最初期の時点で3000ダメージ近く叩き出せるジジババを連れて行くことが可能になる。

殺害現場に立ち会ってしまった少女プリムロゼ

プリムロゼは元々、フラットランド地方の街ノーブルコートを治めていたエゼルアート家の令嬢であった。しかし10年前、3人の男によって父親ジェフリーを暗殺されてしまう。仇の男達にはそれぞれ左腕、右腕、首筋にカラスの刺青があった。
以来、彼女は流れ着いたサンシェイドの街で踊子として働いている。同僚の踊子達からは目の敵にされ、支配人ヘルゲニシュからは執拗に性的な嫌がらせを受ける過酷な日々を送っていたが、挫けることなく舞台の上から父親の仇を探していた。
ある日、酒場に父親を殺した一人である左腕の男が現れる。それに気づいた彼女は、同僚にして唯一の味方であるユースファの助けを借りながら酒場を抜け出し、男の後を追おうとしていた。

重いよ〜〜〜〜初手から全力で重い〜〜……。
どんな作品でも基本的に踊子(と盗賊)は重いものを背負っているとはわかっていたけれど、それにしても重すぎる。モンバーバラの姉妹と比にならない重さ(彼女らの物語を軽いというつもりはないが……)。

プリムロゼ編1章

遂にバフ要員が仲間になったので、ウッキウキでレベルを上げる。
踊子が使える魔法(闇夜の詩)は闇属性。プリムロゼは属攻が先生の次に高いため、そこそこ有用ではあるが……闇かぁ…………まあそうだよな……。
ちなみに彼女(ベースジョブは踊子)が扱える武器は短剣のみ。仕事人らしくてとてもカッコいい。
ある程度稼ぎを入れて獅子の舞(物攻アップ)と孔雀の舞(属攻アップ)を習得させたが、これが本当に強い。酒場の客なんかじゃなくて旦那と先生のために踊ってくれ。

BOSS ヘルゲニシュ

「今まで散々……」

プリムロゼが左腕の男を追って地下道を抜けた先では、支配人ヘルゲニシュが待ち構えていた。ヘルゲニシュは数人の手下と、彼女の手助けをしたことを理由に拷問したユースファを連れており、挙句プリムロゼの目の前でユースファを殺してしまう。
ユースファが息を引き取る間際に零した、「あんたを見てると、あたしも強くなれた」という言葉を聞いたプリムロゼは奮い立ち、襲いかかってきたヘルゲニシュに対抗する。

怒りの十文字斬りと大氷結魔法が炸裂して瞬殺。
バフの恩恵を受けたトップアタッカーに死角はない。
プリムロゼが踊り、トレサちゃんがブドウを投げつつBPパサーをし、30代コンビが吹っ飛ばした。
この一撃一撃を地獄の果てまで待っていけ。

ヘルゲニシュに膝をつかせたプリムロゼ。ヘルゲニシュは「最後にもう一度だけ踊ってくれないか」と彼女に持ちかける。
そして、黙って背を向けて踊りの構えをとるプリムロゼに再び襲いかかるも、それを予想していた彼女はすぐさま身を翻して短剣で反撃(頸動脈を切った？)。ヘルゲニシュは苦しみながら死に絶えた。
プリムロゼは彼の持ち物から地図を奪い取り、其処に書かれていた町スティルスノウへと向かうことを決める。

こうして、プリムロゼは復讐の旅に出た。
目指すは遠く北の町、スティルスノウへ。

彼女に、どんな運命が待ち受けているのか
いまは誰も知らない____

つづく