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なぜ転職を繰り返し出来たのか?自己分析をしてみた

就職をした頃は、最初の企業で定年まで勤め続けると思っていた。しかし、子ども優先の生活を選択する中で辞めざるを得なくなり、結局、正社員として3社、派遣社員として1社勤めることとなった。

企業を右往左往することになったが、その経験は今の自分にとってはかけがいのない財産となっている。

よく聞かれるのが、「どうして地方のワーキングママが大企業を転職できたの?」ということだ。なぜこれまで転職を繰り返すことができたのか?自己分析をしてみた。


転職出来た要因を考えてみる

どうして地方在住のワーキングママが超大手企業A、ニッチトップ企業B、超大手企業Cと転職可能だったのか?その要因を影響が大きかったと思われる順に挙げてみる。


 (1)実父母の近くに住んでいた
 (2)エンジニアとして手に職をつけた
 (3)ゼロから挑戦する行動力がある
 (4)語学力を身につけた
 (5)年々人見知りから人大好きに変わっていった

それぞれについて詳しく書いていく。

(1)実父母の近くに住んでいた

仕事をしている間、子どもの世話をしてくれる人や場所がないと、企業で勤め続けることは無理だっただろう。超大手企業Aといえども、今以上に育児に関する職場環境は悪かったので、もしも実父母が近くに住んでいなかったら私は仕事を続けられなかった。

今のようにネットビジネスがあるわけでもなく、地方で家の中でできる仕事といえば、時給単価がとても低い「内職」しかなかった。地方に移り住んだ時点でキャリアプランもそこで止まっていただろう。

子どもが小さくて手がかかる頃、転勤族の実父母が偶然近くに住んでいたので、超大手企業Aや、残業が多いニッチトップ企業Bでなんとか勤め続けることができた。これはとても大きい。

(2)エンジニアとして手に職をつけた

子持ちの主婦からニッチトップ企業Bの正社員になる時には、A社のエンジニアである点を買ってもらったようなものだ。

しかしながら入社してみると、1社目のような超大手企業ではないため、業務が多岐に渡り、全く立ち回りできないような業務も多かった。A社から来た割には全然仕事できないね、と、B社ではよく皮肉を言われたものである。

(3)ゼロから挑戦する行動力がある

B社での経験だが、結局A社での経験値はほとんど生きず、ゼロからのスタートに近かった。それでも自学し、自分の仕事を自分で見つけて喰いついていった。つまり自走社員である。

そういう姿勢がB社の社風に合っていたのか、大きな仕事をどんどん任せてもらえるようになった。

がんばる力の源は、子持ち主婦としてエンジニアのキャリアを諦めかけていた私に、戦える土俵を作って頂いた感謝の気持ちが大きかったと思う。
この頃は仕事と家庭のバランスをギリギリに保ちながら、寝る間も惜しんで楽しく仕事ができたし、今の私の仕事に一番直結している経験を積めた場所だった。

(4)語学力を身につけた

A社とB社の転職の間に、何かにチャレンジしようと思い、偶然英会話に手を出した。英語はとにかく嫌いで逃げ回っていたが、会話からスタートすると楽しいかも?と思い始めたのだ。これがその後のキャリアには大きく響いた。

グローバル化した今の時代には、この語学力とエンジニア力の掛け合わせが自分の後押しとなった。

超大手企業Cでは、A社とB社の経験値に、語学力の掛け合わせが人材としてマッチしたため採用されたのだろう。少し軸をずらしたC社の業務だったが、自分のキャリアの幅が広がる良い経験となった。軸をずらすことができたのも、この語学力のおかげだと思っている。

(5)年々人見知りから人大好きに変わっていった

子どもの頃から人見知りで、一人で遊ぶのが好きなタイプだったので、エンジニアという道を選んだが、周囲の声と自己分析には大きな差異があった。

学生時代の恩師には、エンジニアよりも営業が向いていると思う、と言われたほどである。子ども頃から「人づきあいは苦手」というレッテルを貼られていた私は恩師の言葉が信じられなかった。親から言われる言葉の影響は大きい。今でも本当にそう思う。

年を重ねるにつれて徐々に人とのおつきあいが楽しくなり、仕事での一番の大きな変化は、人の力を信じること、頼ることができるようになったことだと思っている。

A社でエンジニアのキャリアスタートをした頃は、一人で黙々と設計をこなすタイプで、誰にも助けを求められず、納期ギリギリで白旗を上げるような最悪な社員だった。C社でキャリア入社試験を受ける頃には、本来の自分に近くなったのか、人と人をつなぐタイプであることを評価され入社できた。

ファシリテーターとして成果を挙げることができて、学生時代の恩師の言う言葉は本当だったと改めて思ったものだ。


これから必要なものは前に進み続けること

会社員のキャリアを捨てて独立したが、自分の自由に動ける分、自分がどうなりたいか?どこに向かって進みたいか?という部分がより重要になってきた。

若手社員や学生が生き生きと仕事ができる社会にしたい!過去の自分を振り返って、小さな子どもを持つパパママのサポートもやっていきたい!そういう気持ちが日々、沸々と沸いている。

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Office OSADA代表。一部上場企業、中小企業でエンジニア・知的財産・人材育成・経営企画を経験した時のノウハウや企業裏話を元にnoteを研究しています。【期間限定】で無料公開 ↓↓