見出し画像

ローカル・モビリティプロデューサー「猪田有弥」氏インタビュー

これまでのいきさつ

猪田さんは地域おこし協力隊として岡山県西粟倉村に移住され、2021年3月に卒業。現在はローカル・モビリティプロデューサー、スクールソーシャルワーカーなど多方面で精力的に活躍されておられます。

現在の立ち位置

現在でこそ、地域に根差したコミュニティーづくりを模索しつつ活動されていますが、インタビュー中にポツリと呟かれた「最近やっと、日中に『労働』していなくても堂々としていられるようになった。少し前なら近所の方から『あの人は昼間っからブラブラして』と後ろ指を指されているような気がしていたが、そんな不安がなくなってきたのは自分のアイデンティティーが確立されてきたかもしれない」という言葉に共感を覚えました。
サラリーマンとして会社勤めをされていた人にとっては、定職に就いていない環境は不安定そのものだし、将来の保証もありません。猪田さんはそれを乗り越えてこられた訳ですが、とても勇気のいる選択だったのではないかと想像されます。

LDLとの関わり

LDLに関しては立ち上げ前から関りを持たれていたとの事。ただ、その立ち位置は会の中でもちょっとユニークなのだとご自分でも言われていました。
私は「木下斉」氏からLDLに辿り着いた人間ですが、おそらく会のメンバーの大多数がそうではないかと思われます。
しかしながら猪田さんはコロナ禍以降、様々なオンラインコミュニティーに入っておられ、たまたまその中の一つがLDLだったそうです。興味関心の中心はあくまで「コミュニティーとは」という所だそうで、そういう意味では稀有な視点をお持ちのメンバーさんなのかもしれません。
どっぷりと会に漬かり切ってしまうと、良くも悪くも視野が狭くなりがちですから、猪田さんのように俯瞰できる目をお持ちで、しかも立ち上げ当初からの変遷も熟知されている方と知り合いになれて、大変心強い思いがしています。

ローカル・モビリティ

メインテーマである「ローカル・モビリティ」については、私が想像していた「地方のお年寄りの『足』問題」というものより遥かに大きな視野で物事を捉えられており、大変驚きました。「ヒト・モノが動く」×「ココロが動く」=「未来が動く」、「『動くを楽しむ人』を減らさないのが私のミッションです」というお言葉には大いに勇気付けられました。

猪田さんとのご縁に感謝しつつ、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。