見出し画像

プレイヤーズコンベンション静岡 コマンダーゾーン編



はじめに


まずは現地の皆さんお疲れ様でした。私も今ようやく自宅に帰って記憶があるうちに記事を書いておこうと思い満身創痍の中打ち込んでおります。今回コマンダーゾーンの方でChallengeとThe Game帯で遊ばせていただきました。使用したデッキは《魂の鋤引き、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Harrower of Souls》《用心棒、ラクドス/Rakdos, the Muscle》《警告となるもの、ザクサラ/Zaxara, the Exemplary》《策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seer》の4つで遊ばせていただきました。卓を囲んで遊ばれていただけた方がこの記事をご覧になってくれていれば、改めて楽しい時間をありがとうございます。

今回はその中で《魂の鋤引き、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Harrower of Souls》の試合を一番多くしており今回を通して試合結果と基本の動き方を書かせていただきます。

試合の流れについて

まずヴァルについてはかなりの方が知らない統率者であり、知っている方の中では動きがある程度一貫してました。それは自分のターンにフェッチランドを切らないという動きです。単純な話ですがそこから持ってくるショックランドや真鍮の都などの土地からもマナを出来るだけ出さずに動かれていました。《魔道士封じのトカゲ/Magebane Lizard》などが隣に立っている場合はクリーチャースペルだけ。リス研やレモラを赤黒が使っているという印象が強いでしょう。ここだけ書くと試合スピードが遅くなり、理想のミッドレンジにもっていけたのでは無いか?と思われるかもしれませんが実際に40点の壁が厚く、20点は削ったもののその後は削れない。ライフを詰め切れないという状況が半分ほどありました。そして一番辛かったのは青がいない卓を囲んだ時でした。なにせ純正の走り屋達にはスピードは勝てない、ついていけないという試合も多くありました。ここから学べるのは、やはり卓で青を使用している人は大切にしましょう。貴方にとって最高の味方となります。そしてこれは予想できたのですが、ダメージの発生源の依存が赤である以上指輪に対して対応が難しいという事です。トカゲをおいても指輪から動き出されてしまうといったこともあり、《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》や《陽背骨のオオヤマネコ/Sunspine Lynx》を入れておく必要が出てくるとは思います。

この一枚をどうにかすることがゲームへの勝利につながります。


では実際の3試合について軽くどうなったか触れていきましょう。

1試合目 Challenge 

《魂の鋤引き、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Harrower of 》VS《秘儀を運ぶもの、パコ/Pako, Arcane Retriever》+《熱心な秘儀術師、ハルダン/Haldan, Avid》 VS《意志を縛る者、ディハーダ/Dihada, Binder of Wills》VS 《帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned》

なにやらハルダンの使い手は神決出られていた方、ディハーダは友達が使用しておりパーツがなくThe Gameに行くほどではないタイプ、そしてマナを多く出しアドバンテージを稼いでいくセルヴァラ。試合の流れとしては緑ではないセルヴァラは初めて見たので警戒も高まりますが、流石にティハーダを沈めに行かねばゲームにならない。そこについてはハルダンの方も同意見であり、トカゲや《過酷な指導者/Harsh Mentor》など置きダメージで圧をかけていく。ここで予想外だったのがディハーダの友達が少し土地事故気味で動けなくなってしまっていたこと。理想の流れとしてはティハーダに動いてもらい、それをハルダンにキャッチ→バーンダメージを蓄積させつつ打消しを支払わせて、《放射性降下物/Nuclear Fallout》で焼き殺す予定でした。ただディハーダ自体が潰れていく中で、順調にアドバンテージを伸ばしていったのはセルヴァラ。《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》を出してきたり、相当動きが怪しくなる中でパコがアンブロッカブルになり統率者ダメージで退場。《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》も張り、ディハーダもライフが5以下になりほぼハルダンと一騎打ちに。アンブロッカブルのパコに殴られるも19点でギリギリ生きて、返しにトカゲ達でフルアタックの勝利。

おそらく一番理想の試合となりました。自分より警戒度の高いディハーダがいて青と協力が出来た試合。やっぱり青は友達です、最後の瞬間までは。

2試合目 Challenge
《ジモーンとダイナ/Zimone and Dina》VS 《魂の鋤引き、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Harrower of 》VS《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer》《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord》


なんかさっきから一人早い人がいませんか?ちなみにジモーンの人はオムナスで神決に挑まれた方でヴァルのデッキも組まれた方らしく試合後にアドバイスを頂きました。やっぱ出たばかりの統率者は組まれてる方が少なくサンプルがないから組みずらいので、この方の意見はとても助かりました!
試合展開としてはやはり先ほどと同じように伍堂を叩いていくか…、と考えていたら何やらこちらも土地事故を起こされていました。どうにも今日はスタートダッシュ勢の足を沈めている人がいますね…。とはいえそれでも警戒すべきはそこであり、ジモーンの方と肩を組み(一方的に)《呪文ショック/Spellshock》などでチェインコンボを止めていく試合展開。赤黒のデッキですがまるで動きが青白スタックスみたいな感じで縛り上げていく中、ライフが15を全員が切る中ジモーンの方がコンボを開始。対応するも止められずサーチが通り終わりかな…?と思う中リリアナから工作員のキャスト。流石に残りライフが少ない中動ける状況はなくなり無事全員ダメージで落とす事に成功。
ほんと綱渡りみたいな試合でしたし、正直伍堂が最速決めてたらまた全然試合展開が変わっていたと思います。どうしてもヴァルで決めきれないという試合は出てしまうので第三者にゲームスピードを遅くしてもらう展開がないと辛いですね。
そろそろこの辛い展開が気持ちよくなってきた…、事もなく普通に胃が痛いです。

3試合目 Challenge
《魂の鋤引き、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Harrower of 》VS《エルフの刃、ラスリル/Lathril, Blade of the Elves》VS 《六番/Six》 VS 《碑出告と開璃/Hidetsugu and Kairi》


本日のオチ担当の試合です。
トカゲなどで置いておくも、ラスリルには微塵も刺さらず六番もそこまで。卓で唯一の青である碑出告とは警戒されてしまい協力が出来す。ここでのポイントは青にしか刺さらないトカゲなどで威圧してしまったことで、ラスリルなどエルフを順々に準備している状況で割と全員戦闘ダメージで死にかけ。一枚だけの防御札で動くしかないかと思い《深淵への覗き込み/Peer into the Abyss》をキャスト。それには碑出告から打消しが飛んできますがそれをパイロで回避。碑出告から《誤った指図/Misdirection》…。
それは…それはあんまりに殺生では…?

今世紀最大の盗人

無事40枚近く引かれてしまい、顔が深淵への覗き込み状態になっている中、ラスリルから《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》が唱えられ碑出告に打ち消してもらおうと…マナを寝かせてしまったので打消しが無くピッチがなかったそうです。
無事全員殴られて沈んでいきました。
この試合のミスは青を味方につけることが出来なかった事が大きいでしょう。無用にトカゲを出さずとも良かったのに、その上クリーチャーデッキが主体の相手では効きが薄目であった事実。最後に気付くべきはデッキに盤面を更地にするカードをもう一・二枚入れるべきだった事でした。
今の環境に言えば緑が人気があり、そこからクリーチャーデッキの強さを舐めていた…。ありていに言えばメタゲームを読めていなかったのが一番の敗因の試合となりました。

終わりに

実はこの試合以外にもヴァルでは10試合程度行いましたが通算成績的には5-8となっています。負け越しが少し目立ちますが、緑にそして指輪に対してのアクションを考えなければならない良い結果になったと思っています。後9マナの方のヴァルは完全に趣味でしたが、1試合しか活躍できずこれを抜いて毒濁いれていい思います。潜在能力はあるのですがライフを半分越すことが難しいデッキになってしまっており、今後色々改造して更にヒーヒーいってるヴァルを作れたら良いなと思っています。
最後に改めて試合をしていただいた方々に感謝を。ザクサラやラフィーン、ラクドスでも見どころがある試合も多くマッチアップが出来たため覚えていたら書きたいです。

そういえばこれは一番怖かった話なのですが、会場内で朝にてMB2の販売が一部店舗で行われており自分も3500円で2パック購入しました。コマンダーゾーンでしばらく遊んだ後昼に販売エリアに戻ってみると…4000円に値上がってしまってました。更に夜帰る途中で覗いてみるともう全部売り切れてしまっていました。本当にパック開封の快楽からは誰も逃れられないかもしれません…。

この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?