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最近の購入図書2【野中モモの「ZINE」小さなわたしのメディアを作る】

こんにちは!
今日は最近購入した本の紹介、2回目です。今日は...
野中モモさんの「野中モモの「ZINE」小さなわたしのメディアを作る」
(シリーズ・日常術)
です!


本の紹介の前に、わたしとZINEの出会いを簡単に。
当時大学生の私はバイトを始め、本を好きなだけ買えるようになった。
そして、興味がある分野の学校だけあって、大学図書館には専門的な本が
とっても多かった。毎日のように居座ってました。
「本が好き」が爆発していましたね〜

京都の大学に通っていました。京都は大きい本屋もあるが、個性溢れる素敵な個人店が多く存在していた。学校が終わったあと、家に帰り少し課題をして日が沈んだころにガケ書房(現 ホホホ座浄土寺店)に行くのが好きだった。家から30秒くらいだった。なんて幸せな学生...。でもよく破産しなかったなぁ、よく我慢したなぁと思う。それだけ魅力的なお店だったから。最新の雑誌や文庫、単行はもちろん古本やたくさんのアーティストさんの作品・グッツ、CDも売られていた。中でも楽しかったのはZINEがたくさんあったことだ。

デザインの勉強をしていたので、実際に人に手に取ってもらえる素敵なデザインとは?と自分なりに探求していた。今まで色んな種類のZINEを一堂に見たことがなかった私は、その多様性に心奪われたのを鮮明に覚えている。
出版社から出される書籍と違って、ZINEは個人あるいは少人数のチームで作られていることが多い。内容も体験や思うことなど、個人的なことが書いてあったりする。デザインも時間をかけて推考を重ねて作られたんだろうな、と思うものからスピード感を大事に手で作った感じをかなり残しているものもある。

自分の手で、自分らしく、自分の声を届ける。いろんな人が表現することで多様性が生まれる。商業出版の本もそうだけど、それよりももっと出会いにワクワクするZINE、なんて楽しいの!!と影響を受け、それから私もZINEを何冊か作りました(笑)



この本の紹介に戻ると...ZINEの歴史から、今日に至るまでの出来事。そして定義と特徴。(筆者は誰もが納得する定義は存在しない、とした上で個人的には自主的に、気軽に、小さな規模でとしている)をはじめに書いておられます。実際にINEを作っている方のお話も書いてあります。ZINEの集いについてもまとめられています。そして冒頭にはインターネットの出現によって変わったZINEの今について次のように書いておられました。

インターネットは個人による言論・表現活動のあり方を劇的に変えた。しかし、だからと言って紙での自主出版の営みが衰退してしまったわけでもない。「ネットを使うのがあたりまえ」になるのにしたがって、形あるモノとして出版することは新たな意味を纏い始めた。(中略)ジンの届く範囲が限定されるアナログメディアが持つ力も捉え直されることになった。そこのところを深く理解し、うまく使い分けて活用してみせる新しい世代も登場している。ジンの文化は現在も進行中なのだ。

このnoteもZINEに似ているような...と感じました。もちろんnoteはネットの世界のものだと分かっているけど。アナログじゃないけど。そう、noteのコンセプトを知って好きになって、始めた時もそうだったのを思い出した。わたしは個人の表現活動を自由に楽しむ場所が好きで、そして守りたい気持ちがある。noteのコンセプトを調べようと思ったら、こんな記事を見つけた。ちょっと昔のものだけれど。

この中で言っている、ミッションはこんなことばでした。

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」

システムを作る側の方の話なので、個人の表現活動をまとめる”場所”のお話をしていますが...本に例えたら本屋さんかな。
こんな思いで作っておられるんだと思うと、自分の思いを形にする活動を臆することなくやってみよう!表現してみようと、勇気が出てくる。出てきたから小さく続けられている。ZINEも一緒だ〜〜。
見た目や完成度も大事、内容も自分にとって有益な情報なのか?などお金を出して本を買う上で重要だけど...大きな流れに乗らない、興味をそそるモノってあるのだ。ZINEってワクワクするのだ。本当に自由なものだから。たまにいわゆる本の形でないものもあります。新聞のように綴じていないものや、地図のように折ってあるだけのものなど...綴る方法も自由、面白い!

自由に表現する場所があるって、
本当に大事だなっと最近はとっても強く思います。
大事に活用していきたい。

これからもZINEを作る側でもいたいし、読んで楽しむ側でもいたいなぁ。
勝手にですが、noteが好きな方はZINEも好きな気がしています。
内容ももちろん、デザインも挿絵も素敵です。
よかったら手に取ってみてください。

では今回はここまで、また会いましょう!

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