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【全頭診断】G1 2023 マイルチャンピオンシップ MCS

【スプリンターズS】
・先出し予想:◎マッドクール
🥈
・本予想:◎ママコチャ
🥇

【秋華賞】
・先出し予想:◎リバティアイランド
🥇
・本予想:◎リバティアイランド
🥇

【菊花賞】
・先出し予想:◎ファントムシーフ

・本予想:◎ソールオリエンス
🥉

【天皇賞秋】
・先出し予想:◎スターズオンアース(回避・・・)
・本予想:◎ガイアフォース


【エリザベス女王杯】
・先出し予想:◎ブレイディヴェーグ
🥇
・本予想:◎ブレイディヴェーグ
🥇

【マイルチャンピオンシップ】
・先出し予想:本記事の最後に!
・本予想:noteかtwitterに出します!

秋G1は週初めに記事を出せるように頑張ります

もし参考になりましたら、よろしくお願いします。
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2023 マイルチャンピオンシップ 全頭診断

■ セリフォス(想定1番人気)

3歳馬×安田記念:0-0-1-5
【2022年 安田記念】
-1着 1.32.3:ソングライン@池添(当時4歳)
-2着 1.32.3:シュネルマイスター@C.ルメール(当時4歳)
-3着 1.32.3:サリオス@D.レーン(当時5歳)
-4着 1.32.4:セリフォス@藤岡(当時3歳)

3歳馬には酷な安田記念ですでにマイル一級戦と互角(しかも鞍上は藤岡)でしたのでその後のマイル路線での活躍は約束されていました。その後は富士ステークス1着、マイルチャンピオンシップ1着で一気に頂点へ駆けあがりましたが能力や安田記念の実績を考えれば何ら疑問なし。
その昨年のマイルCSですが直線内でごちゃついたところを後方一気で差し切りとは言え、内がスムーズでもセリフォスに勝てた馬がいるかといわれると疑問のほど完勝と判断していますので能力はマイル一級戦。能力発揮すれば当然1着候補は皆さんと同じ意見。

ただ、懸念点もあり盤石ではないとも考えています。

【懸念点:直線使える脚が短い】
注目は前走の安田記念。海外から直行とはいえNFしがらき調整でしたので態勢万全を前提としますが、直線で使える脚が短いことが露呈されてしまった。これで近走の好走・凡走のすべてが説明できます。
-6走前 NHKマイルC:4着(東京の直線長いコース)
-5走前 安田記念:4着(東京の直線長いコース)
-4走前 富士S:1着(上位勢も叩き仕上げ故、足りてしまった)
-3走前 マイルCS:1着(阪神開催+内が混雑しレース展開向いた)
-2走前 ドバイターフ:5着(外回されて足を使わされた)
-前走 安田記念:2着(東京の直線長いコース)

今年は阪神から京都に舞台が変わりますので外回りコース使用となり最後の直線は昨年より長くなるのはマイナス材料。よって内枠で3~4角スムーズでないと足を使わされてドバイターフと同じく直線脚がなくなる可能性、または直線長くなって最後の1ハロンが伸びきれない東京コースのようなレースになる可能性、など。

以上になりますが、なにせ古馬になってからのレース数が少なすぎて能力横比較や馬の特性が掴み切れていない。一般的にダイワメジャー産駒は早熟傾向にありますし、今年不振なNFしがらき調整、鞍上川田は2年ぶりの乗り替わりなど語りだせばきりがありませんが、今走である程度見えてくるでしょう。

■ シュネルマイスター(想定2番人気)

3歳馬×安田記念:0-0-1-5
【2021年 安田記念】
-1着 1.31.7:ダノンキングリー@川田(当時5歳)
-2着 1.31.7:グランアレグリア@C.ルメール(当時5歳)
-3着 1.31.8:シュネルマイスター@横山武(当時3歳)
-4着 1.31.9:インディチャンプ@福永(当時6歳)

3歳馬には酷な安田記念において3歳馬で唯一圏内だったのがシュネルマイスターでセリフォスよりも走破タイムが0.5秒上。よってこの馬もその後のマイル路線での活躍は約束されていましたが、後方脚質の影響で進路カットなどの不利を被るレースが異常に多く古馬G1の勝利は今のところなし。

8走前 安田記念:直線追い出しが遅れてクビ差2着
7走前 スプリンターズS:スプリント戦のため度外視
6走前 マイルCS:直線進路なくなる悲運
5走前 香港マイル:海外度外視
4走前 中山記念:直線進路なくなる悲運
3走前 マイラーズC:完勝
2走前 安田記念:後方過ぎて届かず。
前走 毎日王冠:直線進路なくなる悲運

前走の毎日王冠も直線進路が全くなくラスト300mくらいしか上りの脚を使えていませんでしたが、スムーズならまだまだ能力が衰えていなかったことを確認できたのは収穫。

懸念点は脚質うんぬんよりも個人的に気になるのはズブくなってきていること。加速載ってしまえば最高速度と持続力は申し分ないのですが加速するまで以前より時間がかかるのはかなり気になってしまいます。よって京都外回りなら下り坂を利用して加速できるからOKという単純なズブさではなく、どちらかというと距離を伸ばしたほうがいいようなズブさ。天皇賞・秋に出走していればかなりいい着順を拾えたのではないでしょうか。

能力は何度も本命◎にしているように一級品と評価していますし、そろそろ古馬G1を取ってほしい思いがありますが、こと馬券となると盤石ではないとの評価。

■ ソウルラッシュ(想定3番人気)

マイル路線に絞ってから 5-1-1-3 ですが着外3回は全てG1。

6走前 安田記念:直線不利あり
5走前 富士ステークス:セリフォスと0.1秒差2着
4走前 マイルCS:最終角で外々回し。
3走前 マイラーズC:差し脚勝負で厳しく3着
2走前 安田記念:伸びない内を通して厳しく。
前走 京王杯AH:斤量59kgでしたが1着

モレイラの身元引受人が池江厩舎なのでまさかと思いましたが躊躇なく松山から乗り替わり。これで今までの詰めの甘さが解消されれば当然前進はありますし、1週前追い切りとフォトパドックを見るに馬体も成長していてこれは楽しみな一頭。

また、これはあまり知られていませんが、ソウルラッシュは『ラスト3Fのレース上り34.1以上』がマイル距離での好走テリトリー。
-上り34.1以上:5-1-1-0🔥
-上り34.0以下:0-0-0-3
となれば瞬発戦の阪神よりも、持続力問われる京都外回りのほうが舞台は向くのは明確。ちなみに、先週本命◎にしたブレイディヴェーグが勝ったエリザベス女王杯のレース上り3Fは35.1。外回り+荒れた馬場も向きそう。

■ ナミュール(想定4番人気)

間隔開けて好走が集中しているのは有名ですがこれに理由を肉付けすると全て言い訳可能ですので、個人的には『フレッシュ』が好走条件とは考えていません。

【ナミュール×中8週以下】
-阪神JF:4着(出遅れ+大外枠)
-桜花賞:10着(内枠+先行決着を、大外枠+後方)
-オークス:3着(距離長すぎも3着は優秀)
-エリザベス女王杯:5着(不向きな重馬場)
-安田記念:16着(直線進路なく途中からヤラズ)

要は後方脚質のため不利を被る確率が高いのが本質でシュネルマイスターと被るところがあるイメージ。腕っぷしのいい外人騎手は会う印象ですのでR.ムーアはいい騎手配置。富士Sは完勝ですし加速しやすい京都外回りもプラスですから、昨年のエリザベス女王杯を蹴って今年はマイルに集中している陣営もここが狙い目でしょう。
後は追い切りも実践にリンクする馬ですので1週前、最終追い切りは確実に確認しておきたいところ。

■ エルトンバローズ(想定5番人気)

4連勝でG3ラジオNIKKEI賞、G2毎日王冠の重賞を連勝して挑むG1の舞台ですが、いずれも立ち回り戦で優位に立っての好走ですから、G1の本番ではそんなに可愛がってもらえないでしょうしここは厳しくなる。一気の相手強化+立ち回り活かせる舞台ではなくなって挑戦者の立場ですので、少なくとも前走以上または同等の出来であること、そして立ち回りを活かせる内枠を引くことが絶対条件。

■ レッドモンレーヴ(想定6番人気)

前走は全く馬ができていない+トップハンデでしたので評価を低くしましたが展開ハマって2着は一定水準の能力は有している馬。当然今回は前走より仕上げてくるでしょうからある程度の評価は必要でしょうが、後方脚質で展開待ちの馬ですし、同脚質にはシュネルマイスターやセリフォス、ナミュールなど強力な馬がそろっていますのでその馬たちより優位になれるポイントがあるかと言われたら微妙なポジション。展開の紛れで入着はあるかもしれませんがピンパーの馬を本命にすることはさすがにギャンブルすぎますので入れても相手まで。初の関西遠征もプラスに働くとは思えず。

■ ソーヴァリアント(想定7番人気)

前走初マイルで出来も微妙でしたが展開の恩恵を受けて3着。

そもそも利尻特別が優秀で打点はG1級の評価。
ラスト5F 12.0-12.0-11.3-10.9-10.9 はG1で見るラップタイムでラスト2F10.9-10.9も非常に優秀。この馬はかかり癖があるので持っているポテンシャルをうまく発揮できていませんが前走の富士Sでもある程度まとめてきたのは評価。

ただやはりG1の一級戦と比べると優位点は劣っていますし、前走富士Sもソーヴァリアントよりさらに外を通ったレッドモンレーヴのほうが評価できますし、2走前の札幌記念も馬場の恩恵を受けた感が強い。C.ルメール騎手と手があっていた印象でしたのでここも痛い。

■ ジャスティンカフェ(想定8番人気)

前走は出遅れ最後方から外ぶん回して評価できる内容ではなく、2走前も後方決着の展開がはまっただけで一番評価できるのは牡馬混合戦+前受け2着のルージュエヴァイユ(→次走エリザベス女王杯2着)の意見に変更なし。

しかし忘れてはならないのが昨年のマイルCSで、一番被害を受けたこの馬はスムーズならあの手応え的に圏内でしたからハマれば打点はGⅠ級の評価。使える足が長くないので内枠引いてイン突きできれば可能性はあって、願い叶ってイン意識の高い坂井騎手に加えて、直線入り口でばらけやすい京都変わりはこの馬にとって大きなプラス材料。

同型も今回強力ですがうまく経済コース回って立ち回りのうまさを活かせれば上位勢を出し抜くことは十分可能。
当日のトラックバイアスと、後は必ず内枠が欲しい。

■ エエヤン(想定9番人気)

NZTはその後好走している馬が多くある程度の評価は必要と思いましたが前走の毎日王冠ではTBある程度順行の中で8着は負けすぎで現状このレベルの相手では歯が立たない。展開の恩恵を受ける内枠ゲットで一考のレベル。

■ イルシーヴパンサー(想定10番人気)

10番人気なわけなかろう。5~6番人気になりそうですしその実力は有している馬。近走の敗因は全て言い訳可能でこれでオッズが落ちるのであれば妙味しかない。

-10,9,8,7走前:4連勝
-6走前 安田記念8着:直線向いて最後方で位置取りの差
-5走前 関谷記念11着:前決着で展開向かず
-4走前 京都記念1着:+14kgでも勝利
-3走前 中山記念8着:直線進路カットで度外視
-2走前 安田記念10着:直線進路カットで度外視
-前走 富士S4着:差し決着を前受け4着は優秀

今回は京都外回りで直線ばらけるので捌くのに苦労しませんし、マイルCSで穴を多数あけているイン差しができそうな唯一の馬。アルアイン、ペルシアンナイト、ダノンシャークの競馬ができれば圏内。
前走の富士Sではデキ微妙で軽視しましたが、富士S凡走→マイルCS好走はペルシアンナイトやダノンシャークなど好走多数の臨戦過程ですし、前走より調子が上向いてくるのであれば必ず買いたい一頭。

↓ 2014年覇者:ダノンシャークと似た臨戦過程

■ マテンロウオリオン(想定11番人気)

能力的に厳しいうえに出遅れ癖あるのであればG1で厳しく。後方ポツンで展開ハマってようやく。

■ ダノンザキッド(想定12番人気)

この馬が12番人気なわけなかろう。7~8番人気想定ですしその実力は兼ね備えている馬。なにより2021年マイルCS3着、2022年マイルCS2着でこの路線の常連。

-7走前 毎日王冠3着:差し決着を前受け3着は優秀
-6走前 マイルCS2着
-5走前 香港カップ2着
-4走前 中山記念11着:鞍上が中山トラウマ発言で度外視
-3走前 大阪杯3着:マイル質のレース展開向くも3着優秀
-2走前 QE2世カップ5着:スロー瞬発戦はテリトリー外
-前走 宝塚記念13着:差し決着を前受けで度外視

上りの掛かってきた京都芝も歓迎ですし、地元京都ですので輸送のないのもプラス材料。

■ ビーアストニッシド(想定13番人気)

流石に厳しく。

■ セルバーグ(想定14番人気)

逃げ馬候補が他におらず番手以降が緩やかならクイーンスプマンテの可能性もなくはないがそこまで印回す余裕がない。

■ ダノンスコーピオン(想定15番人気)

いつかまた復活すると思うので、それまでは無印でいいでしょう。

■ バスラットレオン(想定16番人気)

厳しく。

現時点での先出し予想

◎ソウルラッシュ
◯セリフォス
▲イルシーヴパンサー
穴ジャスティンカフェ
☆シュネルマイスター
☆ナミュール
☆レッドモンレーブ
☆ソーヴァリアント
☆ダノンザキッド

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