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【menu】2024 oru spice meals

spice curry movement

 度々お伝えしていますが、僕のカレー作りのルーツは札幌で出会ったスープカレー。未知なるカレーカルチャーに心を奪われました。

 そこから、スパイスを配合して作るスパイスカレーを作り始め、イベントに出店するようになりました。

 そして2021年、気比の浜キャンプ場での夏季限定店舗での営業を経て、本格的に店を構える覚悟をきめたわけですが、その時点ではまだどんなカレーを提供する店にするか定まっていませんでした。

 大阪を中心とする猛烈なスパイスカレーブームがピークを迎え、スパイスカレーがブームからカルチャーへ変わる過渡期だったと思います。

 そんな時に出会ったのが、札幌スープカレーやスパイスカレーの源流である「ミールス」という南インドのカレーでした。


meals(ミールス)とは。

 mealsとは、南インドの食事のスタイル。
複数のカレーや副菜が盛られていて、それぞれに「辛・酸・苦・塩・甘」の強いベクトルの五味で構成されていて、混ぜて食べることで重層な美味しさが口の中で完成します。

「2年目の新たなmealsへ」

 「混ぜてこそミールス」をテーマにした2023年のmealsでしたが、今年のテーマは「混ぜないmeals」です。

 前菜からデザートまでを担う複数の副菜やカレーを配置。各々を順に食べ進めることで、食べ終えた時に
重層な満足感を得られるような一皿とします。

 真逆のテーマへ舵を切った今年のmealsですが、行き着くところは「重層なおいしさ」です。

2024 oru spice meals

2024 oru spice meals

 12時の方向から時計周りに。

「ラッサム」
 mealsにはマストな酸味と辛味が特徴的なスープ。mealsには外せません。酸味はタマリンド由来ですが、meals全体にアジャストするよう酸辣湯のような味わいに仕上げました。
 スープとして単独でお召し上がりください。

「ホタルイカのカレー」
 春のmealsノンベジカレーです。
地場の旬の食材を生かしたカレーになります。トマトとチリが効いたグレイビーに、ホタルイカの旨味が滲み出たカレーです。

「但馬どりとほうれん草のカレー」
 春のmealsノンベジカレーです。
但馬どりの旨味とほうれん草の甘味が伝わるよう、控えめなスパイスで仕上げています。

「季節の野菜のサンバル」
 旬の野菜を使ったベジカレーです。
野菜の味が伝わるように辛さはありません。

「チキン65」
 香辛料を使ったソースであえた南インドの唐揚げです。本来はmealsにのるものではありませんが、美味しいのでのせました。デフォは1つですが、オプションで追加できます。

「季節の野菜のポリヤル」
南インドの野菜の炒め物。味付けは控えめに、旬の野菜の美味しさを楽しんでください。

「ワダ」
 インド豆と野菜の揚げ物です。
こちらも本来mealsにのるものではありませんが、とても美味しいので皆さまに伝えたく、のせております。季節の移り変わりとともに、合わせる野菜が変わります。口では言い表せない、新しい食感と風味を体感ください。

「ヨーグルト」
 果物と和えたヨーグルト。元来のmealsであれば、これもまたライスやカレーに混ぜて味の変化を楽しむものなのですが、デザートとしてお口直しに単独でお楽しみください。旬の果物をたっぷりと使用します。

「ダール」
 インドの豆のスープです。豆と塩のみでスープのようにサラサラに仕上げています。こちらはライスにかけても、そのままでもご自由にお楽しみください。

「ライス」
 日本米とバスマティーのmixは昨年と変わらず。より旨味を求め、クミンとペッパー、バターを加えて炊いています。

 カレーは3種ご用意する予定で、2種〜3種を選択いただけます(ライスおかわり無料)。オプションで、チキン65を追加できます。

最後に

 3.23(sat)より、2024年のoru spice mealsをスタートします。

 引き続き、ご予約を推奨させていただきます。ご予約のお客さまの席確保のため、飛び込みの場合は他の時間をご案内する場合や、完売の場合もございますので、ご了承ください。

 お客さまにはご面倒をおかけしますが、食べにきてくださる方ひとりひとりに気持ちを込めたmealsを提供するため、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。

meals ready



ORU SPICE







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