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ロコモ度テスト

ロコモ度テスト

「将来ロコモティブシンドロームになりうる可能性」を判定する方法が「ロコモ度テスト」です。

以下の3つのテストで判定します。
・立ち上がりテスト
・2ステップテスト
・ロコモ25

立ち上がりテスト

下肢筋力(主に大腿四頭筋)の評価します。
台から立ち上がれるか調べます。
1枚目右のアルゴリズムに従って行いましょう。

方法と順番(アルゴリズム)
両脚でできたら片脚へ。
結果


2ステップテスト


歩行速度や歩幅、下肢筋力の評価です。
大股で2歩進み、その2歩幅を身長で除した(割り算した)ものが「2ステップ値」です。
2回行って良い方の記録を採用します。

2ステップテストの方法
結果

ロコモ25


25項目の質問で日常生活動作の困難さの程度を評価します。
運動器障害の早期発見のための調査票です。
100点に近いほど悪いです。

Q1~16
Q17~25と判定

↑ここからチェックすることもできます。


判定

各項目いずれかひとつでも該当すれば下記と判定する

ロコモ度1
・立ち上がり 片脚で40cmが不可
・2ステップ 1.3未満
・ロコモ25 7点以上

ロコモ度2
・立ち上がり 両脚で20cmが不可
・2ステップ 1.1未満
・ロコモ25 16点以上

ロコモ度3
・立ち上がり 両脚で30cmが不可
・2ステップ 0.9未満
・ロコモ25 24点以上

ロコモ度1:ロコモでない状態、ロコモが始まっている状態
ロコモ度2:ロコモが進行した状態
ロコモ度3:ロコモがさらに進行して社会参加に支障をきたしている状態

フレイルとの関係

ロコモ度3は「運動器が原因の身体的フレイル」に相当します。

以上です。では、復習がてら予想問題を1問置いておきます。

練習問題

改題:
ロコモ度テストについて誤りは?

a 2ステップテストと立ち上がりテストで判定する
b ロコモ度は1~3まである
c ロコモ度3がフレイルに相当する
d 2ステップテストは2回行って良い方を記録する

答え:a
これとロコモ25の3つで判定します。

ではまた。
整形外科はむでした🐹

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