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【VRChat】オフ会AtoZ

夏が来ました!!!
青い空!!白い雲!!

そして、オフ会です・・・

というわけでこの記事では、これからオフ会をしようとするVRChatterに向けて、のべ数百人とオフ会をしてきた自分から偏見に満ち溢れたオフ会のアレコレについて語ろうと思います。うっひょ〜!!!

そもそもの話

世間一般ではオフ会の概念こそ広まりつつあるものの、依然として奇異でアングラなイベントであることは認識しておきましょう。

僕は職場で「最近の趣味は、インターネットで知り合ったよくわかんない人と実際にあって遊ぶことです!」と公言しているのですが、反応はと言いますと、

同僚1「え、知らない人と会うとか危なくない?」
同僚2「面白そうだけど自分はやらないかなぁ〜」
上司のおじさん「現代的だね」

といった具合です。
異常者扱いですよ。

これは別に一般人に限った話ではなく、我々VRChatterも大なり小なりオフ会に対してリスキーで刺激的という風に捉えています。
オフ会をすると、ちょっと一線を超えた気がするのはそのせいです。
なんか、きしょいな。撤回します。

ともかく、オフ会とはそういうものです。
用量用法を守って正しく楽しみましょう。

大前提のリテラシー

「知らない人に会ってはいけない」と小学生のときにもうすでに教育を受けているにもかかわらず、なお会おうする人たちには何言っても無駄かもしれませんが、まずは下記の総務省が出してるガキンチョ向けの資料に目を通しましょう。
目を通せばガキンチョ以上のリテラシーは保証されます。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000872813.pdf

世の中変なのがいっぱいいますので、気をつけましょう。
事前に変なのが察知できなかったり、実際にあっても大丈夫なようにマネジメントができないうちはオフ会なんてものはやめましょう。

マネジメントの例
・そもそもヤバい人に関わらない
・遠目から見てやばそうだったらそっとフェードアウトする
・常に相手から離れ逃げおおせる経路を確保する
・不用意な個人情報の開示をしない
・相手がやばくても刺激しない
・外部への連絡手段を複数用意する
・筋トレをしたり格闘技を履修したりして、いざというとき戦える体制にする
etc…

TwitterやVRChatでは常識的な振る舞いをしているのに、ケモミミを見るやいなやちぎって食べ始めるような妖怪に出くわすかもしれません。

どういう人を避けるべきかを語るには、あまりに人生は短すぎるので無理です。
もしかしたら、そのうち書くかもしれませんが、随分先になると思います。

VRChatter同士のオフ会では、普段のネット上の匿名性がまあまあ高いので、
相手のプライバシーを守ることについては特に注意しなくてはいけません。

相当な信用がない限り、不要な個人情報の共有はやめましょう。今は問題にならなくとも共有された個人情報は潜在的なリスクになります。

オフ会内容をSNS等に共有することについても注意が必要です。
SNSに写真をアップロードするときは相手の了承を取ったりしてください。気づかないところで顔とか写り込んだりします。ぱっと見問題なくとも編集ソフトで調整すると顔が写り込んだりしています。他にも、顔を隠す目的で適当にガウスぼかしをかけた程度だと簡単に復元されます。
また、たとえ手など一部分であっても、人が映り込むような写真は撮らない方がベターです。当事者以外には顔だけでなく体型、性別も知られたくない人がいます。

オフ会開催地がオフ会参加者の居住地付近だったりすると、オフ会内容を発信しただけで場所が特定され、参加者のプライバシーが侵されたりもします。
リアルタイムでオフ会の様子を投稿することもリスクがあることを認識してください。運が悪いと現場凸とかされます。

後から相手が知らない人を合流させるのも、あまり推奨はされません。少なくとも双方どちらかがオフ会に慣れていないうちはやめておきましょう。

あとは普通にマナーを守りましょう。
お金の貸し借りはやめましょう。別にオフ会に限ったことじゃないですけど。
距離感は間違えないようにしましょう。オフ会するからといって過剰に馴れ馴れしくするのはマナー違反です。
お酒を強要するのもやめましょうね。未成年飲酒とかもってのほかですから。

このようにNG行為は挙げ始めたらキリがないのですが、ともかく、リスクの勘定ができないうちは自分や相手のプライバシーを脅かしたり心身を害したり権利や財産を侵害するような行為を一切慎むべきです。

そもそも密会ですからね。そこを忘れたら無粋ですよ。

オフ会をやる・やらないの判断

なんのためにオフ会をやるのかは事前に決めて共有しておきましょう。

オフ会をやる理由としては例えば以下があります。
・食事や各種鑑賞、アクティビティなどリアルでしかできないことをするため
・普段は入りづらいところに入るため
・知らない世界を知るため
・中の人への好奇心
etc…

惰性で会うとその後の関係に亀裂が走ることがあります。注意しましょう。

オフ会をしない判断については個別性が高く一括りに説明はできないのですが、結果としてこれまでの人間関係を望まない方向へ変化させることが予想される場合はやめておきましょう。

例えば、我々は普段は可愛らしい感じだったりカッコよかったりするアバターを身に纏いコミュニケーションを取っていますが、そのベールが剥がされたときにこれまで通り接することができる自信がなければ、そのオフ会はやめましょう。

これは自分側だけでなく、相手側にも言えます。
その辺り双方合意の上でやりましょうね。

オフ会の構成

楽しいオフ会をするためには事前のプランニングが大事です。

まずは集合場所です。
無難なのは、駅など交通の便が良いところです。集まりやすいのはもちろん、集まった後移動する際に会話を楽しめます。また、当日の状況を見てプラン変更もしやすいのでリスクマネジメント的にも推奨されます。
現地集合も場合によってはありですが、複数人での活動となり累積的に到着までにトラブルが発生するリスクが高まりますので一概におすすめはできません。場所にもよると思います。

オフ会で発生する費用は参加者間でよく擦り合わせてから決めましょう。
経済状況は人それぞれです。
少なくとも恥をかいたりかかせたりすることがないよう慮ってください。

オフ会をするための目的を達成しつつ、間あいだを埋めるものにも注意を払いましょう。

その場で決めるのもまた一興ですが、経験上、そうなると物を食べたり飲んだりする選択肢が挙がりやすく、自分の胃袋との戦いになってきます。

カロリーゼロで楽しめるアクティビティも複数持っておきましょう。

・カラオケ
・ゲームセンター
・ボウリング
・ビリヤード
・美術館や博物館
・本屋
・映画館
・ショッピングモール
・ドライブ
・公園の散歩
・テーマパーク
・その辺のイベント会場に入る
・その辺で会話(最終手段)
など

あとは解散ですね。色々なところから集まってくるので、参加者の終電等の交通事情を考慮して解散時間を設定しましょう。僕は辺境の地に住んでいるので調子に乗ってよく終電を逃して毎度苦労しています。

VRChatter同士のオフ会の定例

例えば以下のようなことは定例的です。
・お互いの使用アバターの写真をスマホに表示させ、それを並べて撮影
・バーチャル上の名義での名刺交換
・とりあえず秋hub

スマホの写真を撮るときは、反射に注意しましょう。(n回目)
前述した通り、ぱっと見わからなくても編集ソフトで浮きあがっちゃうものもあります。気をつけましょう。

名刺は使用アバターやアイテムの規約をよく確認して、印刷物等に利用しても問題ないかを明らかにしてから作成しましょう。
名刺の作成は自分で印刷しても良いですし、ラクスルやcanvaなどのサービスに委託するのも良いです。

秋hubは一種の聖地のような扱いになっていますが、決してVRChatterだけのための店ではないので当然ですがマナーよく振る舞いましょう。

自分が知らないだけで多分他にもVRChatterっぽい行為がきっとあります。
あるいは、この記事の読者が新たにカルチャーを生むかもしれませんね。

オフ会の良さ

散々冒頭や序盤でオフ会の危うさについて読者の皆様を脅してきましたが、僕はオフ会が好きです。普段VRChatで遊んでいる人とVRChatでできない遊びをするのはもちろん面白いのですが、相手が自分と同じ肉体を持ちインターネットの亡霊ではなく人として生きているという事実を確認することで、どこか空虚さが漂うインターネット上にやりとりにそれなりの意味を見出せるような、そんな気がするからです。

色々語りきれないところはありますが、これで終わりたいと思います。

他にもオフ会のアレコレについて一言ある方はぜひコメント欄に記載していただけますと幸いです。

それでは、よきオフ会を。
いずれ会ったときはよろしくお願いします。

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