視能訓練士軍団(仮)まとめ 令和 1 年 11 月号
1 斜視検査
□ ET の SPCT
▶全例行う必要があるのか?
a)急性内斜視等の共同性内斜視が疑われる場合は SPCT (simaltaneous 含め)も 確認しておくと良い
b)後天性の eso に関しては、基本 APCT で定量し、右固視、左固視の両方の定量を することが望ましい
□ 急性?内斜視と SPCT
▶SPCT をする理由は?(定義的に急性内斜視は後天性では?)
・デジタルデバイスの亜急性内斜視(以下、DD 内斜視)のいくつかの症例を多く 見るようになって、eat up をいくつか経験した
・eat up する症例には SPCT もみておきたい(DD 内斜視疑いの方の中、特に 「最近なり始めた」という主訴の急性期の患者さんは斜視角変動が大きく eat up する印象。)
・APCT は測定のたびに変わるため参考程度
・もちろんカルテには eatup してしまうことも記載。
▶亜急性内斜視の原因は?
・明確な理由は不明
a)何らかの因子(デジタルデバイス等も含む)によって後天的に内斜視になったもの
b)元々内斜視があった(small angle)がそれがなんらかの要因で代償出来なくなったもの →代償不全性微小斜視が混在している?
□ eat up
▶どういう状態を eat up と言っていますか?
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