視能訓練士軍団誌4月号

目次
-斜視検査
□立体視検査での○R□Lの意味
□HirschbergとACTの記載
□複視に対しての検査

-視力検査
□角膜乱視と水晶体乱視
□レフ測定不可の場合の視力検査
□視力検査の雲霧量
□雲霧法の必要性
□乱視の符号変換
□TACの呈示方法

-業務について
□視能訓練士の手術業務
□緊急事態宣言発令中の眼科業務1
□緊急事態宣言発令中の眼科業務2
□施設ごとの視能訓練士の人数

-その他
□視能訓練士協会の入会
□HCLのフィッティング確認
□ロービジョンのおすすめ書籍
□ERG b波減弱
□運転免許更新の条件
□GPの検査時間の短縮


〈斜視検査〉

□立体視検査での○R□Lの意味

【質問】
TSTでLとRが交互に消えて見える場合は交代固視をしているという認識でいいのか。抑制の判定はどうなるか。

〈回答〉
・優位性でチカチカする事があるかもしれないが、抑制があると判定しない。
・交代固視は固視検査で、HirschbergやCUT等の所見を確認する。
・LとRが交互に見えていたときの眼位を確認する。
・判定に困ったときは、そのままのお答えをカルテに記載する。(次の検査時に分かりやすいように)
・斜視があれば交代性の抑制もあるだろう。その際はalt)supp(+)となる。


□HirschbergとACTの記載

【質問】
Hirschberg:RF-5°である場合、ACT:f)xp n)xp' もしくは f)x(t) n)x(t)' のどちらが適しているか。カバーにて遠見近見ともに外斜位であり、斜視は出現しなかった。

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