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ウクライナのロシア系が祖国復帰を望んでいるというのはデマでは?

こんにちは。
10110000110110001010000000001010001001110001110001です。
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今回も短めに。

ウクライナ情勢心配しています

私はウクライナが大好きな国なので、ウクライナ情勢については、本来ならばnoteで書き綴っておきたいところですが、なかなかアップするまでには至らなかったです。

noteに下書きは溜まっていますが、なかなかまとまらないのと、情勢が常に変動していることもあって、公開するタイミングを逃したりと、なかなか公開に至らない状況が続いています。

トピックが「表現関連」「フェミニズム」などが多くなっているのは、単純に「短時間でまとめやすいから」というところにあるのは否定できません。

どうしてもウクライナの事情になると、翻訳の必要性はある上に、バイアスがかかっていないのかチェックをしなければいけません。それに自分が文章を書くことになるとしたら、当然責任が発生することも考慮をしないといけないでしょう。情報収集は積極的に行っていますが、自ら発言する上では、かなり慎重になっています。

日本のメディアはウクライナに無関心?

ウクライナ情勢については、ウクルインフォルムの平野高志さん(@hiranotakasi)、在日ウクライナ大使のセルギー・コルスンスキーさん(@KorsunskySergiy)のツイートをご覧になるといいでしょう。

日本国内で流れている情報については、他人事のように捉えているメディアもあれば、ロシアの代弁者のように社説を書いているメディアもあり、ウクライナサイドからの視点で取り上げられたものが、なかなか見られないでしょう。

信濃毎日新聞の社説は、ロシア側の代弁者になっているも同然でしょう。

>1989年の冷戦終結後、NATOが「不拡大」をソ連に約束したとの記録は、米公文書にも残されている。

上記の文章が記入されていますが、多くの方が指摘されているように、アメリカの公文書には見つかっていません。

ロシア側の立場からすると、ウクライナがNATOに入ってしまうと、モスクワが射程範囲に入ってしまうことから、軍事の観点では避けておきたいのは十分に考えられるでしょう。

しかし、ロシアはウクライナがNATO入りする前に、2014年の政変のどさくさ紛れに乗って、クリミアとドンバスに対して軍事行動を起こしているように、ロシア側の主張には大きな矛盾があります。「攻められるかもしれないから、逆に攻めてやろう」というように見えます。

 ロシア系の人々がウクライナ政府に冷遇され、祖国復帰への希求を高めた事実も軽視できない。
 政治体制は、その国で暮らす人たちの意思で決めなくてはならない。ただ、直ちに軍事同盟に加える必要はあるのか。

あと、信濃毎日新聞は「ロシア系の人々がウクライナ政府に冷遇されている」というように書いてありますが、これはロシア側がウクライナに介入するための口実でしかなくて、ロシア系住民の意図を尊重したものとは考えられないでしょう。

20年以上もプーチンが実権を握ってしまっているロシアと異なり、ウクライナはEU派、親露派がそれぞれ大統領になっており、ロシアに比べたら、民主化が非常に進んでいる国です。

ロシア系の住民だったとしても、専制主義的なロシアに帰属意識があると言えるでしょうか?しかも、ロシアの大統領選挙には不正が横行しているという噂も絶えません。

それなら民主的な手段で政権を交代させることもできるウクライナに帰属意識があることも考えられるでしょう。というよりも、軍事行動に出てしまうような国に行きたいと思いますかね…。

ちなみに私の知っているウクライナ在住のロシア系住民は「死んでもロシア国籍など取るか!」と言っていました。

クリミアタタール人について

「ロシア系が多く住んでいる」ことを口実に、2014年にロシアがクリミアを併合しましたが、日本のメディアでは「ロシア系」ばかりクローズアップされているだけで、クリミアの先住民である「クリミアタタール人」の多くがキエフをはじめに、ウクライナ各地へ疎開している事実を報じていません。

クリミアタタール人といえば、1944年にスターリンによって、独ソ戦でのドイツへの協力の嫌疑をかけられ、先住民約20万人がクリミア半島から追放される出来事が発生しています。その追放によって、1万人の無実の民が餓死をするなどで、この出来事はジェノサイドとして知られているのです。クリミアタタール人が自由に居住が可能になったのは、80年代末ごろになったことを考慮すると、クリミアタタール人にとって、ウクライナ独立から30年以上経った今でも、ロシアへの感情は必ずしもいいとは限らないでしょう。

長くなったので、クリミアタタール人については、次回以降に触れようと思います。

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