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不快なイラストを、なぜ「引用ツイート」して不特定多数に見せびらかしてしまうのか?

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サイゼリアのイラストが炎上している件

日頃お騒がせのジェンダークレーマーについてですが、今回はサイゼリアで喜んでいる女性の絵が話題になっています。

Twitterで10万人以上のフォロワーがいる人気絵師のクレハさんが、サイゼリアで美味しそうに食べている女の子の絵を公開しました。

サイゼリアは良いところですね。ランチにたまに利用していますが、コストパフォマンスの良さが素晴らしく、他の店では食べられないメニューもあって、たまに食べたくなります。最近はriokaさんが描かれたサイゼリアらしき店でデートをする絵を見て、サイゼリアでミラノ風ドリアを食べました。美味しそうに食べているところを描かれると行きたくなるものです。

しかし、この絵でもジェンダークレーマー達は、けたたましいほどに噛み付いてしまっています。「男の理想を詰めました」「サイゼ"で"喜ぶ彼女の安っぽさよ」「関係性考えろってこと」「『サイゼのような安価で喜ぶ女が好きな男』が湧いて全体としてキモくなってしまう流れもうやめません?」など、作者に届く形で送っていますね。

それらの反応に対して作者のクレハさんは「2人の年齢とか距離感とか空気によって左右されますよ」と大人の対応をしています。サイゼリアでデートしていることで噴き上がっている人達は多いですが、実際問題「人による」で完結してしまう話です。

なぜ「引用ツイート」なのか?

いろいろ取り上げている人が多いので、本来なら私は書くこともないかな…と思って、今回はスルーをしようかと思っていましたが、ちょっと違った視点から感じることがありました。

なぜ「引用ツイート」なのか?

天路めあさんによるTogetterまとめには、ジェンダークレーマーによる罵声がまとめられていましたが、これらほとんどが引用ツイートですね。

不思議ですよね。なぜ「引用ツイート」なんでしょうか?こんなに嫌がっているのに、なぜか「引用ツイート」なんですよね。

どう見ても「自分が嫌なものを宣伝している」も同然ですね。喚き叫ぶほど不快な表現ならば、画像添付も引用ツイートもすることなく、自らの文章力で表現するのが良いでしょう。それなのに「見てくださいよ」と言わんばかりに、クレハさんのツイートを引用してしまっているのですね。

どういう心理状況で「引用ツイート」という方法を取ってしまうのでしょうか?「自分が嫌なもの」が多くの人に見られることになるので、引用ツイートをすればするほど、そのイラストが目に入ってくる可能性が高くなるものです。

つまり「引用ツイート」という行為は、自分にとって不快なものから遠ざけるという意味では、全く真逆な行為と言えます。

何も言わないで、粛々とクレハさんをブロックやミュートする方が、この絵から自分を遠ざけることができるものですが、そういったことをジェンダークレーマー達は理解できていません。

「非難」のつもりが「宣伝」になってる

非難ツイートをする際に「引用ツイート」という形でツイートしている人は多いですが、正直その人達は「引用ツイート」の効果をあまり考えないで使っているように感じられます。

去年話題になったのは、社会活動家の仁藤夢乃さんが、温泉むすめを画像添付して非難した出来事がありました。

この件から思っていましたが、画像を貼り付ける時点で「宣伝」になってしまっているのですね。

仁藤さんとしては、自分が正しいことをやったと思ってツイートをしていると思っていますが、実際は温泉むすめを見て、好意的に見る人も多いのは事実です。仁藤さんが非難ツイートしたからと言って、見た人が全員温泉むすめに対して、批判的な考えになるとは言い難いでしょう。

それに仁藤さんのツイートがきっかけで温泉むすめに出会い、温泉巡りを楽しむことになった人もいるでしょう。温泉地の当事者をはじめ「#温泉むすめありがとう」のツイートが流行っていましたが、不特定多数に見られれば見られるほど、新しいファン層が開拓されるとも考えられるのです。

温泉むすめが話題になったことで、温泉地へ出向く人も増えている状況を考慮すると、引用ツイートした本人の意図とは真逆に「買って応援しよう」と思う人も多く出てくることは、容易に想像できることでしょう。

ということで、最後はメロンブックスのクレハさんのショップサイトのリンクを張っておきます。ジェンダークレーマー達に引用ツイートされたことをきっかけに、更に多くのファンが増えると良いでしょう。


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