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今年もおそロシア!ロシア・フットボール・ナショナル・リーグ2018-2019

こんにちわ。おろしすきーです。

W杯が終わり、今は各国リーグ戦も始まっています。ロシアもプレミアリーグ(RPL)、2部のナショナルリーグ(FNL)も開幕しています。開幕までにいろいろあったので、2部のナショナルリーグについて、まとめてみたいと思います。

まずは昨シーズンの順位
(1,2位は自動昇格、3,4位は入れ替え戦、16位以下は降格)

1 オレンブルク 84
2 クリリア・ソヴェトフ・サマラ 82

-------------------------------自動昇格--------
3 イェニセイ・クラスノヤルスク 81
4 タンボフ 68
------------------------------入れ替え戦------
5 バルティカ・カリーニングラード 64
6 ディナモ・サンクトペテルブルク 55
7 シビル・ノヴォシビルスク 53
8 シンニク・ヤロスラヴリ 53
9 クバン・クラスノダール 49
10 ヴォルガリ・アストラハン 45
11 アヴァンガルド・クルスク 45
12 ニジニ・ノヴゴロド 44
13 ヒムキ 43
14 スパルタク・モスクワ-2 42
15 トム・トムスク 41
-----------------------------ここまでが残留------
16 ゼニト・サンクトペテルブルク-2 40
17 ロートル・ヴォルゴグラード 40
18 ルチ・エネルギア・ウラジオストク 40
19 チュメニ 39
20 ファタル・ヴォロネジ 35

入れ替え戦
イェニセイ(FNL3位) 6-4(3-0, 3-4) アンジ・マハチカラ(RPL14位)
アムカル・ペルミ(RPL13位) 3-0(2-0, 1-0) タンボフ(FNL4位)

優勝したオレンブルク、2位のクリリア・ソヴェトフは自動昇格で1年でプレミア復帰、3位のイェニセイは入れ替え戦で勝利し、プレミア初昇格を果たしました。ゼニト-2、ロートル、ルチ、チュメン、ファタルは、ロシア・プロフェッショナルフットボールリーグ(3部)に降格。

プレミアからは、ロシアカップを優勝しておきながら15位で終わったFKトスノ、わずか2勝しかできなかった最下位のSKAハバロフスクが降格。各5地区リーグの優勝チームが2部に昇格する、3部に値するロシア・プロフェッショナルフットボールリーグ(PFL)では、FCサハリン(東地区)、モルドヴィア・サランスク(ウラル=プリヴォルジエ)、アルマヴィル(南)、アララト・モスクワ(中央)、チェルタノヴォ・モスクワ(西)が昇格する…予定でした。

相次ぐ強制降格で最下位までも残留に

ところが、プレミアリーグのアムカル・ペルミ、15位で降格が決定していたFKトスノが、シーズン終了後に財政難によりライセンスを取得できず、6月にクラブ解散を発表。FNLでも9位クバン・クラスノダールが解散、10位ヴォルガリ・アストラハンが財政難により自主降格。更に昇格予定だった、アララト・モスクワも財政難で解散。FCサハリンがライセンスの問題でRFL残留になりました。

これによりプレミアリーグに1枠空いたため、アンジ・マハチカラが残留。ナショナルリーグには6枠空いたため、16位~最下位までの5チームは残留になりました。FNLの残り1枠は、3部南ブロック4位のプレミアリーグのクラスノダールのリザーブチームである、クラスノダール-2が昇格しました。

2010年から1年間、元日本代表FW巻誠一郎が所属していたアムカルは、入れ替え戦で勝利しておきながら降格するとは、タンボフにとっては複雑な心境でしょう。ロシアカップ優勝後に解散するトスノも困ったもの。開幕前のロシア・スーパーカップは、カップ優勝のトスノに代わり、リーグ2位のCSKAモスクワが対戦しました。(試合はCSKAがリーグ覇者のロコモティフ・モスクワに1-0で勝利)

ELに出場したこともあるクバン・クラスノダールは財政難で解散後、サポーターを中心に新クラブを設立し、クラスノダール地区リーグから再スタートしています。

ディナモ・サンクトペテルブルクがソチへ移転

改めて今季の参戦チームです。

・SKAハバロフスク(プレミアリーグ16位)
・タンボフ
・バルティカ・カリーニングラード
・PFCソチ
・シビル・ノヴォシビルスク
・シンニク・ヤロスラヴリ
・アヴァンガルド・クルスク
・ニジニ・ノヴゴロド
・ヒムキ
・スパルタク・モスクワ-2
・トム・トムスク
・ゼニト・サンクトペテルブルク-2
・ロートル・ヴォルゴグラード
・ルチ・ウラジオストク
・チュメニ
・ファタル・ヴォロネジ
・チェルタノヴォ・モスクワ(西)
・モルドヴィア・サランスク(ウラル=プリヴォルジエ)
・アルマヴィル(南)
・クラスノダール-2(南)

今シーズンから、ディナモ・サンクトペテルブルクが、96年の歴史に幕を閉じ、選手、スタッフをロシア南部へ引き連れ、「PFKソチ」を設立。2014年のソチ五輪のメイン会場である、フィシュト・オリンピック・スタジアムをホームとするチームが誕生しました。

また、ナショナルリーグで最東端のウラジオストクをホームとする、ルチ・エネルギアが、今シーズンから「ルチ・ウラジオストク」と改名。2003年からメインスポンサーを務めていた、「ダルニェボストッチネ・エネルゲティチェスカ社(極東エネルギー社)」が撤退。地元実業家のルスラン・コンドラトフの「アクア・ルースールシ・グループ」傘下に加わることになり、15年ぶりに「ルチ」も戻りました。

西はカリーニングラード、東はハバロフスク、ウラジオストクまで、距離だけでなく、時差も伴う、まさに世界で最も過酷なリーグと言える、ロシア・フットボール・ナショナルリーグ。7月中旬から、冬の中断期間を挟んで、38試合行われています。

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