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オロバス式ポケカでの立ち回りについて

レベル★☆☆☆☆:脱初心者向け
どうも、オロバスです。
ポケカを始めて間もない人や、そもそもカードゲームやったことない人に、今日は伝えたい事があります。
基本的なゲームの考え方や、進め方です。
立ち回りともいえますが、これを知らないとデッキの構築でも、ゲームの※プレイングにも影響しますので、ぜひ参考にしてもらいたいと思います。
では、早速本題に入りましょう。

あくまで本記事は、ルールを理解していて、少しでも勝率を上げたい方向けのものとなっています。
基本的なルールに関しては、公式の動画を見れば簡単に理解できますので、参考にしてください。
https://www.pokemon-card.com/rules/

※プレイングとは、ゲームをすすめる上での考え方や、意思決定のことで、それらが最適だと勝率に大きな影響を与えます。

結論

始めたばかりの方は、結論を見ても分からないと思いますが、まず先に結論を述べたいと思います。

始められて間もない方は、下の文を見ていただければ分かると思いますので、引き続きご覧ください。

1ターンに1回はドローをして、攻撃をして、エネルギー加速して、相手より早く強力な技を打て!

使うなら最強のデッキを使え!

これが結論です。
当たり前のことですが、この行動が安定的にできないと、相手の後手に回ってしまいます。
特殊なデッキ以外は、1つ1つの行動をしっかりと達成できなければ、勝利が遠くなります。
そして、その環境にあった最強のデッキを使うことで、プレイングも向上していきます。

詳しく見ていきましょう。

勝利条件・敗北条件

勝敗に関わる条件を知らずに、ゲームを始めるのは問題です。
まず、勝利条件について
・自分のサイドを6枚取れ!
・サイドの枚数に関わらず、相手のポケモンをバトル、ベンチ共に0の状態にする。
相手のポケモンを倒して、ゲームに勝つルールは非常にシンプルですね!

敗北条件は…
・サイドを相手に取られる。
・自分のポケモンが全部倒される。
・デッキ切れした状態で、自分のターンの最初のドローができない。
以上が勝敗の条件です。

敗北には、デッキ切れが含まれてきます。
さらには、勝利条件を満たせば、ゲームに勝つことができる特殊なポケモンも存在します。

特殊な状態では、引き分けもありますが、それについては別の機会で!

勝利条件を手っ取り早く満たせるデッキが、非常に強力で人気です。
デッキの構築、プレイングに関しても勝敗の条件を満たせるように考えなくてはいけません。

行動の制限

ポケモンカードゲームでは、行動の制限が設けられています。
ここの項目が非常に重要で、理解していないと勝てないことが多いです。
1ターンの内に行動できるものが決まっています。
・サポートの使用回数
・ポケモンがにげれる回数
・手札からポケモンにエネルギーをつけれる回数
・ポケモンが攻撃できる回数
以上の行動は、1ターンに1回しかできません。
つまり、それだけ強力な行動なのです。
この行動をしないと、相手との差が大きく生まれます。
サポートのカードの多くは、ドローをすることができます。
他のカードゲームでは、ドローという行為は非常に強力で、多くのコストを払わなくてはいけません。
何かを生贄に捧げたり、自分のライフを払うことなどもありますが、ポケモンではそのコストは0です!
大切なのでもう一度いいます。
ポケモンカードゲームでは、ほとんどドローに必要なコストはありません。
大切なのは、使いたいサポートを手札に持っていることだけです。
では、持っていなければどうするか?
持っていなければ、デッキから探すカードを使用して、手札に加えます。
それもできなければ、相手が有利になっていきます。
手札からエネルギーをつける行為も同じです。
できなければ、攻撃をすることができず、攻撃ができなければ、サイドを手にするという勝利条件から一歩遠のき、相手が有利になります。
通常、特殊なルールが働かない限りは、サイドを6枚取るのに、6回以上の攻撃が必要となります。
相手も攻撃してきて、自分のポケモンがきぜつすることを考えると、連続で攻撃することが難しい時があります。
1回の攻撃で相手のポケモンを落とせないこともありますが、1回しかない行動を放棄することはありえません。
攻撃をすることで、相手が有利になる局面以外は、ガンガン攻撃していきましょう。

制限がついているこれらの行動を有効に実行するかが、勝負の鍵となります。
当たり前のことなのですが、それを意識してるプレイヤーは意外にも少ないです。

劣勢側はいつも不利

ポケモンがきぜつさせられ、不利な状況にも関わらず、ポケカでは相手がサイドを取り、手札が増えるという負けている側に厳しい仕様です。
事故があり、サポートを使用できずに、手札が全然ないなんて状況で、相手が攻めて来て、相手が手札を増やす…
毎回書く度に納得はいかないシステムです。
文句をいっても仕方ないのですが、相手の手札が増えることにより、優位となるため、リセットスタンプなどを用意して、相手の動きを止める必要があります。

いつでもリセットスタンプを持ってるとは限らないため、劣勢にならないように立ち回る必要があります。
また、劣勢になってもサポートを使い、状況を打開できるように、カプテテフなどのサーチカードを入れておくと、デッキが安定します。

不完全情報ゲームである

カードゲームは、相手の手札や、デッキなど分からない情報があり、ゲーム理論などでいうところの不完全情報ゲームです。
反対に将棋や、チェスなどの盤面の情報だけで、相手の行動を読めるものを完全情報ゲームといいます。
実際には名称は違いますが…
どちらのゲームでも優位を取るには、相手の出方が分かることです。
よくアニメなどで相手の心を読んで、優位に立つ描写などがありますが、相手の行動に制限をかけたり、その行動を利用することができるので、情報を制し勝率が圧倒的に上がります。
ポケカにおいても、相手の公開されている情報(トラッシュされているカード、バトルや、ベンチのポケモン)はもちろん重要ですが、非公開の情報が鍵を握ります。
相手の手札や、デッキなどに何があり、相手はどんな行動をしてくるのか、相手の狙いは何なのか読み合うことが、カードゲームでは重要なのです。
友達や、家族と対戦を何回も繰り返すと、相手がどんなカードを使うのか、相手が何をしたいのかが、少しずつ分かると思います。
大会などでは、多種多用なデッキが多いため、勝ちにくいとは思いますが、やることは友達の対戦の時と同じように、使われるカードを覚えたり、相手の手札を予想したり、相手の嫌がることをすることで、勝率がグッと上がります。

エネルギーの問題

ポケカでは技を使用するために、エネルギーが必要な場合がほとんどです。
技は先ほど述べたように、1ターンに1回しか使えません。
勝つためには技を使って、相手のポケモンをきぜつさせる必要があります。
しかし、強力な技を使用するには、エネルギーが多くかかるのです。
悲しいことに、エネルギーを手札からつけられるのは、1ターンに1回までです。

そのため、エネルギーが少なくても強い技や、エネルギーをポケモンにつけれるカードが重要となります。
ポケカには、エネルギーに関するカードは多いです。
それだけエネルギーは、ゲームの勝敗に影響するからです。
しかし、ゲームバランスというのは、全て均等にというワケにはいきません。
ポケモンに色々なタイプがありますが、エネルギーに関しては炎タイプが最強です。

ミラクルツインというパックが出ている時点では、1枚のカードでこれだけエネルギーの問題を解決できるのは破格です。
壊れているといっても過言ではありません。
攻撃はできなくても、相手より4ターン早くエネルギーをつけるカードや、エネルギーを加速しながらカードを引くものまであります。
他の水や、雷などにも同様のカードがあればいいのですが、これだけ速いエネルギー加速手段は、炎にだけしか存在していません。
エネルギーが優遇されているというだけで、強力な技を使用できるため、強いデッキをつくるならば、このようなカードがあるタイプを選びましょう。

リスクとリターン

ポケカには、特殊なルールが存在しています。
2019年現在カードには、タッグチームや、GXなどの種類があります。

タッグチームは、きぜつすると、サイドを3枚取ることができ、GXでは2枚サイドを取ることができます。

これは特殊なルールであり、カードの下のテキストなどに表記されています。
通常のポケモンがきぜつした場合には1枚ですが、特殊なポケモンは強い反面リスクが大きくなっています。

タッグチームは2回きぜつしてしまうと、相手が勝利してしまいます。

運用が難しいのですが、最近のデッキではタッグチームが推されています。
よく大会などでは、レシラム&リザードンなどが使われます。

このカードは非常に強力で、通常の技が230ダメージとなっており、トレーナーズを使用することにより、相手のタッグチームですら1回の攻撃できぜつさせることが可能です。
デッキの種類にもよりますが、タッグチーム単体の力を見ると、このカードが頭一つ抜き出ています。
そのため、安易にタッグチームをデッキに入ると、1回の攻撃で3枚もサイドが取られてしまいます。
タッグチーム以外でも強力なカードはあるため、通常のポケモンで相手のタッグチームを2、3回攻撃してきぜつさせるのも、1つの戦略となります。
勝つためには、タッグチームや、GXに固執するのも良くありません。
しかし、先ほどの行動制限に繋がるのですが、ポケカにはGX技というものが存在します。
ゲーム中に1度使用できる非常に強力な技です。
この技を使用するか、使用しないかでは、ゲームの勝敗に大きく影響します。
なので、少なくともデッキに1枚は、GX技を使えるポケモンは入れるべきです。
序盤に出す必要はなく、最後のサイドが1、2枚のところで、GX技を使えば相手にサイドを多く取られる心配もないため、戦略的に有効です。
GXや、タッグチームは、進化しなくても強いものや、エネルギーが少なくても強力な技を使えるものも多いので、簡単にきぜつしない方法を考えれば、十二分に活躍してくれます。
ですが、先ほどにも述べたように、2019年現在では、レシラム&リザードンや、グズマなどがあり、エネルギーの加速も速いことを考えると、他のタッグチームを使うことが難しく思えます。

カードによっては、シナジーと呼ばれるカード間の相乗効果により、レシラム&リザードンより、強力な技を打てたり、相手の攻撃を弱体化させることもできるので、色々な組み合わせを考えましょう。

組み合わせるものができる限り少なく、強力な作用が働くものが優秀とされるため、シナジーを狙いすぎて、カードの種類が多くなり過ぎるのは控えましょう。
個人的には、アセロラや、まんたんのくすりなど、回復カードの採用枚数が増えなければ、非GXでも十分活躍できると思っています。

最強のデッキを使え

カードゲームでは、よくF1などに例えられることがあります。
デッキはマシンで、プレイヤーは運転者です。
F1で優勝するプレイヤーは、マシンも素晴らしく、運転者も優秀です。
どちらも素晴らしいため、試合に勝つことができます。
それはカードゲームでも同じです。
プレイヤーとして優秀ではなく、マシンの性能が悪ければ、結果は見るまでもありません。
プレイヤーが優秀ではなければ、マシンはせめて優秀なものを選ばなければなりません。
勝つということをやめて、楽しくやりたいと考えているならば、負けても楽しくプレイできる方法を考えるべきです。
もし、自分の愛するポケモンをつかい、ある程度の勝率を手にしたいと考えるならば、プレイヤーとして優秀になる努力をしなければなりません。
優秀なプレイヤーとなるには、相手のあらゆる行動を想定しつつ、最適な選択をし続けないといけません。
そのためには、強いプレイヤー同士で戦う必要があります。
強いプレイヤーと戦うには、必然的に性能の高いマシンを使わなければ、同じ舞台に上がることはありません。
Tierという言葉をご存知でしょうか?
層とか、段という意味です。
カードゲームでは、最強のクラスのことをTier1などと呼びます。
もし、ポケカでプレイヤーとしての力量を上げつつ、勝利していきたいならば、迷わずTier1のデッキを使用してください。
今まで読んできたことを意識しつつ、プレイを重ねれば、少しずつ勝率が上がり、プレイヤーとしての力量は上がります。
ミラクルツイン現在では、レシラム&リザードンがTier1と思いますが、新しくカードが出るたびに変わりますので、その都度、自分で確認してデッキを組んでみてください。
私も一時期、変なプライドがあり、オリジナルデッキを使用していましたが、プレイヤーとして大きく成長したのは、Tier1のデッキを使い始めてからです。
皆さんも色々なこだわりがあると思いますが、強くなってからこだわればいいと思います。
今では、オリジナルデッキを握っても、下手なプレイヤーであればレシリザにも負けません。
参考にしていただければと思います。

時間に注意

もし競技レベルの大会に出るということであれば、注意しないといけないことがあります。
試合時間についてです。
ポケカの試合時間は25分なのですが、思ったよりも時間が短いです。
それは、サーチをすることが多いことで、シャッフルの回数が多かったり、選択肢の多さにより思考時間が長くなるためです。
対戦回数を繰り返すことで、処理が早くなりますが、対戦相手が変わったり、未体験のデッキに当たると、思考時間が長くなってしまいます。
試合時間は相手と共有して25分のため、プレイが遅すぎると、ジャッジから警告され、酷いとゲームをロスすることもあります。
脅かすつもりはないのですが、プレイ時間も競技レベルとして必要な項目なので、早くプレイできるようになるまで、競技レベルの参加は控えましょう。

最後に

簡単に書いたつもりですが、かなり長くなって申し訳ないです。
今後はもう少しレベルが高くなるような、技術的に高い記事を書いていこうと思います。
カードゲームは確かに遊びですが、数学的要素や、相手との心理的駆け引きがある面白い遊戯です。
遊びから得た知識は、仕事でも使えることもありますし、それは本人次第です。
遊びだからこそ、本気で大人気なくやってみるのもまた一興だと思います。
また、次回お会いしましょう。
オロバスでした。

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