交換日記4「センス・オブ・ワンダー」(せしん)

夏山さん、とろんさん。
お疲れ様です。せしんです。

先日のオリオンのかみ会議ではありがとうございました。わいわい楽しかったですねー。次号どうなるのか楽しみです!


夏山さんの妄想日記。どんどんナツヤマに感情移入していくのが楽しく、面白く、つくづく文章うまいなーと思いました。しゅごい。
とろんさんの旅行の話。この一年のアクティブなとろんさんしか知らなかったので驚きでした。今年も色んなところで会いましょうー!


さて、旅行。

旅行といえばわたし。わたしといえば旅行ですよ。
とろんさんに対してわたくし、フッ軽の旅好きであります。
去年も仙台、東京、名古屋、四国、石垣島、ニューヨークと、色々なところに出没致しました。
「ifの自分」という言葉が夏山さんの日記にありましたが、わたしはとにかくその"if"を実現すべく東奔西走しております。

たとえば。

仙台は、近江瞬さん、拝田啓佑さん、岩倉曰さんといった大好きな歌人さんたちの集う短歌のニューフロンティア。そんな豪華な布陣の歌会あったらどうだろう?絶対楽しくね???楽しすぎて失禁するんじゃね?????という妄想が止まらなかったため、仙台行きを決意したのであります。
結果は大満足!(失禁はしなかった!)
関東の歌人や大阪から旅行中のとろんさんまで巻き込み、名言が数多く生まれた歌会となりました。楽しかったなー!

あと海外旅行。
わたしは大自然を巡るアドベンチャー系の旅も好きなんですが、じっくり滞在するシティ系の旅も大好き!シティ旅で楽しいのは、それこそ妄想ですよ。ニューヨークならニューヨークの、メルボルンならメルボルンの、メキシコシティならメキシコシティの、現地の人になりきって生活してみる。ニューヨークではセレブを気取って買い物とお散歩三昧、メルボルンでは路上ライブを聴きつつカフェテラスでおじいちゃんと相席、メキシコシティではオープンエアのタコス屋でビールを飲む、といった"if"を叶えまくりました。


そんな旅に駆り立てる原動力となった旅があります。

大学2年生の時のカナダ旅行。
それまで飛行機も英会話も大嫌いだったわたしを親が妹の昔の留学先に放り込んだのです。

出発の空港に向かうバスでは頭の中をドナドナが流れていました。飛行機での長時間拘束、日本語の通じない世界、会ったことのないひとたち……全てが不安でしかない。いやいや無理無理。わたしは完全に精肉前の牛の気持ちでバスに揺られ、飛行機に詰め込まれました。

ところが、行ってみるとなんてことはない。現地の妹の友達や、留学中の世界各国のひとたちと出会い、拙い英語でコミュニケーションするうちに、心はすっかり新しい出会いに夢中になっていました。知らない国の文化、考え方、風や土の匂い。そしてひとの生活、営みのゆるぎなさ。全然違うやん!という驚きと、なんや!一緒やん!という驚きで頭はずーっと興奮状態でした。そしてそこに自分の足でたどり着けたという感動!これはたまらん!となったわけです。

だからわたしは旅をします。
五体満足の体で、一応は通じる言葉を持って、違うようで同じような場所へ。
会いたいひとに会いに。
新しい驚きを探しに。

旅先の軒先に咲くたんぽぽの実家と同じだけの深い根

あ、オススメの駅弁は富山県産源の「ますのすし」ですー。切って食べるのが楽しい!