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AIプロンプトの応用編:プロンプト、並列実行、直列実行、オートプロンプト、チェーンプロンプト

1.はじめに

生成AIにはいろいろな種類があります。

それらの能力を如何に引き出すかは、まだまだ命令分:プロンプトに
掛かっています。

プロンプトには、七里さんの8+1の法則(5W1Hみたいなもの)が
ありますが、更に応用編があります。

整理しましたので皆さんに紹介します。

概要がメインですが、今後これを使って課題遂行をしていきますので
その度に生々しく泥臭いところも紹介していきます。

それでは、生成AIをより効果的に活用するためのプロンプトテクニックについて、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

2.プロンプト:AIへの魔法の言葉

まず、プロンプトとは、AIに対して指示や要求を伝えるための言葉です。例えば、「猫の画像を生成して」や「今日の天気は?」といった命令文がプロンプトになります。

3.並列実行:複数の選択肢から最適解を

並列実行は、同じプロンプトを複数回同時に実行し、その中から最も良い結果を選ぶ方法です。例えば、「猫の画像を生成して」というプロンプトを10回実行し、それぞれ異なる猫の画像が生成されたとします。その中から、最も可愛らしい猫の画像を選ぶことができます。

例)
プロンプト:猫の画像を生成して(10回並列実行)
結果:10枚の異なる猫の画像が生成される。その中から最も可愛らしい画像を選択する。

4.直列実行:プロンプトを繋げてより複雑な指示を

直列実行とは、複数のプロンプトを順番にAIモデルに与え、それぞれの出力結果を次のプロンプトの入力として使う方法です。まるで、リレーのようにバトンを渡していくイメージです。

例:)
プロンプト1: 「東京の観光スポットを5つ教えてください。」
AIの出力: 「東京タワー、スカイツリー、浅草寺、皇居、渋谷スクランブル交差点」
プロンプト2: 「上記5つの観光スポットの中で、最もおすすめの場所を1つ教えてください。」
AIの出力: 「東京タワーは、景色が素晴らしく、おすすめです。」
利点: 複雑なタスクを段階的に分割して処理できるため、より正確な結果を得やすくなります。

5.オートプロンプト:自動化されたタスク処理

オートプロンプトとは、AIモデルが自身でプロンプトを生成し、そのプロンプトを使って新たな情報を生成する手法です。まるで、AI自身が自分の質問を考え出して、答えを探し出すようなイメージです。

例:)
プロンプト: 「あなたは、どんなタイプの音楽が好きですか?」
AIの出力: 「私は、クラシック音楽が好きです。特に、モーツァルトの交響曲が大好きです。あなたは、どんな音楽が好きですか?」
AIの生成プロンプト: 「モーツァルトの交響曲について、もっと教えてください。」
利点: ユーザーがプロンプトを細かく指定しなくても、AIが自動的に関連する情報を生成してくれるため、より自然な会話やストーリー生成などが可能になります。

6.チェーンプロンプト:連携してより複雑な指示を

チェーンプロンプトとは、複数のプロンプトを連結し、AIモデルに一連のタスクを実行させる手法です。まるで、物語のように、複数のプロンプトがストーリーの流れを作り出すイメージです。

例:)
プロンプト1: 「あなたは、魔法使いです。あなたは、森の中で迷子になった少女に出会いました。」
AIの出力: 「少女は、泣きながら私に助けを求めてきました。私は、魔法で彼女の道を照らしてあげました。」
プロンプト2: 「少女は、魔法使いのあなたに感謝し、家へと帰っていきました。あなたは、その後、森を歩き続けました。」
AIの出力: 「森の中を歩いていると、大きな木の根元に不思議な光が輝いているのが見えました。」
利点: 複雑なストーリーや文章を生成する際に、プロンプトのつながりによって、より自然な流れを作り出すことができます。

7.まとめ

直列実行、オートプロンプト、チェーンプロンプトは、それぞれ異なる特徴を持つプロンプト設計手法です。これらの手法を理解することで、より高度なAIモデルの活用が可能になります。

さらなる応用例
オートプロンプトを用いて、履歴書の作成を自動化する。
チェーンプロンプトを用いて、小説のストーリーを自動生成する。
カスタムGPTとの連携により、特定の分野に特化したオートプロンプトを作成する。

8.折乃笠コメント

まだまだ、AIのコントロールは人間支配ですね。

AIを如何に手名付けるか? 

かわい子ちゃんより簡単かな?

ちっちっち!子猫のことですよ。

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