第26回文フリ東京のレポート②終

(※この記事は2018年5月15日に他ブログに投稿したものです)

引き続き、初参加の文学フリマ東京のレポートです。TOKYO☆

設営も終わり、見本誌も置き、わっくわくしながら開催の11時を迎えました。2階には、ぽつぽつと人が上がって来る程度。1階のウォッチはしていないのですが、他の方のレポートを見ると、コミティアみたいにお宝目指して開場ダッシュ!ではなく、午前午後満遍なく人が来るらしいですね。

で、自分めっちゃソワソワしてました。お買い物に行こうと思って。

ウインドウショッピングが大好きなので、文フリものんびり巡りたかったんです。お品書きを読んで興味のある本を探したり、綺麗な表紙絵を見たり、一目見て本の雰囲気が伝わるディスプレイに感心したりして、即売会を堪能したい。

しかも、続編を買いたいなーと思っているサークルさんがお隣さんだったんです( ゚Д゚)!ファンタジーで主人公が可愛くて、他にも男女のキャラクターが登場していて、初めて潜入した創作イベントのテキレボで一目ぼれして買った本の一つでした。人の流れをチラチラ|д゚)窺いながら、いざ突撃して感想がてら続きをお迎えさせていただきましたー。

ひゃあああっふーーー。緊張で呂律回ってねえええ。ありがとうございましたああ(/ω\)時間かかるとは思いますが、読んで感想を呟きたいと思います。

それから、自分の申し込みジャンルであるファンタジー島をゆったり回りました。表紙にキャラクターが描かれていると引きつけられますね。気になったところの無料配布、またの名をフリーペーパーをいくつか頂きました。色違いの無配を選んだらお得になる試みをなさっていたり、皆さま工夫をしているようでした。

ファンタジー島は女性が多い印象です。やった。寂しくない。コミティアだと男性に挟まれて浮いちゃう(コミティアレポートを参照)けど、これなら私のキャラ絵の表紙も浮かないぞ。あざまーす。

自分のスペースに戻り、頂いた無配やチラシを眺めていたら、あることに気付きました。ツイッターでも気付いた方がいるみたいです。キャメラがいるんです、キャメラが。2階の奥の大きな通路に、肩に背合ったカメラとマイクみたいなのがいました。有名人のスペースなのかな?

誤って映り込みたくないので、自衛のために持参していたキャップを目深に被り、隠れることにしました。そう、ここに来て、十字路側に置いたお品書きが役立ちました!スタンドで立てたお品書きと赤鬼君が、私をカメラから隠してくれました('ω')ノ

ちなみに、お品書きはこれです

お品書き(小)

お花の素材はピクシブに投稿している方からお借りしました。別色バージョンも作成なさっていて、色によって雰囲気が異なって素敵です。お品書きは試行錯誤しながら毎回デザイン(というかお借りする素材)を変えて作成しています。お品書きの変遷も記事にして投稿してみたいです。

何はともあれ、これでカメラを気にせず無配が読めます。……と安心しきっていたのも束の間、さらなる試練が訪れました。一言で言いますね。

……寒い。

寒かったんですよ。季節外れの暖かさのはずが何故寒いかというと、冷房先輩が張り切って仕事しているからです。冷房がよく当たる場所にずっと座っているというのも理由の一つでしょう。しかも、前日のコミティアが暑かったので、その日は半そでにざっくりカーディガンという完全に防御力のない服装でした。さっむい!手の……爪がですね……紫色になっちゃいました……。末端冷え性でして、職場で寒がりナンバーワン&冷房当たる席ナンバーワンだった記憶がばーっと蘇りました。段々紫色になる爪を見て、対策を練らねばと思い……

さて貴方は何をしますか?

1、ひざ掛けをする

2、空調の温度を上げる

3、温かい飲み物を飲む

ハイ。1と2は職場でやりました。ここではできませんね。したらば3。温かい飲み物を飲みましょう。

ということで、コーヒーを買ってきました。2階に出店しているクルミドコーヒーさんです。パチパチ。ジンジャーなんとかも売っていましたが、ちょっとジンジャー好きくないので、お店イチオシのホットコーヒーです。久々にしっかりコーヒー味のするコーヒーを飲みました。スパイシーな深い味わいです。ごちそうさまでした。

実は昨年コーヒーデビューしたばかりの珈琲新参者でして。職場の人たちがドリップに列をなして「コーヒーコーヒー」言っていたので、私も試しにアメリカンでドリップしてみて、「コーヒーコーヒー」言っている中に混じって「こーひーこーひー(*'▽')」してみたのですが、結構おいしかったんです。砂糖とミルクは入れましたが。あの日があるから今があります。

コーヒーブレイクしている間、人はぽつぽつ通るものの、私のスペースで足を止めてはくれませんでした。随時通りかかってくれるのですが、お目当ては別のファンタジーみたいです。

そうとなれば見本誌コーナーの視察がてら1階の偵察へ。

初文フリなので見本誌は「新刊」扱い。事務局に提出しました。提出したくない場合は閉会前に回収してOKなのは、有難いシステムだと思います。見本誌シールは本に直接貼り、帯が紛失しないようにビニールカバーを掛けました。他の方もカバーを巻いているところが多いみたいです。

その中で、おもしろい本を2冊見つけました。一つ目は、分かりやすい心理系の専門書。装丁も本格的。さすが自分が信じる文学を持ち寄る場。すごいものが置いてある。二つ目は、表紙を何度も捲って閉じたくなる遊び心のある本。表紙に人が描いてあるのですが、捲るとHAGEるんです。表紙を戻すと髪が生えるんです。絵本みたいなトリックのある本です。当然何度もペラペラしました。面白くて(笑)サイズや雰囲気がバラバラな本が一堂に会すると、古本屋みたいで賑やかです。

見本誌コーナで遊んだ後、1階に移動しました。2階とは打って変わって盛況!2階にも来てくれませんか|д゚)?1階は詩歌と小説。中でも詩歌は本の雰囲気をディスプレイで体現していて、ハイセンスな印象です。ちらちらチラシをいただきました。怖いおばあさんの表紙で、怖くないおばあさんの本とかありました。

文フリ定番らしいターリー屋さん、パンがどっさり準備されていましたが売り切ったのでしょうか?クルミドさんは閉会後に焼き菓子を売り歩いていました。

関係ないですが、お祭りでビールを箱に入れて売り歩いたことがあります。お客さんに混じって声張り上げて、テンション上がって楽しい。「売り切った!」「よし、次!全部売る!」みたいな。若かったなあ……。若さで押し切ってたなあ……。泡が消えかけてるんだけどね、ノリで買ってくれるんだよ。ありがてえ……ありがてえよ……( ;∀;)

1階から戻り、あとは店番していました。留守中に無配が10冊ほど旅立っていたので、その感激をハッシュタグ「文フリ東京」でツイッターの海に流したりしていました。ちょこちょこ呟いていたのですが、公式から今後のハッシュタグは「文学フリマ」で統一したいと発表があったので、次回からはそれでガンガン実況中継していきます!

午後になって、ありがたいことに男性の方にファンタジーをお買い上げいただきました。ありがとうございます!見本誌コーナーのお陰でしょうか、それともぱっと見だったのでしょうか。どちらにしても、嬉しいです!

ちょっと内容に触れますと、1巻は、主人公が友達に手錠を掛けられて喧嘩するコミカルな話から始まり、「友達も居場所も信念も諦めない」と豪語する主人公が、諦めなかったからこそ犯した過ちと、満身創痍な状態を詰め込んで終わります。入りやすい導入と謎を残した終わり方を目指しました。楽しんでいただければ幸いです。

一次創作の方は皆さんそうだとは思いますが、自分の本は自分で「面白い」と感じてるし、読者にそう感じてもらえるようにストーリーの端々を工夫しています。

素直で努力家で「あなたは私の大事な友達」と臆面もなく口にする主人公と、面と向かって友達だと言うのは恥ずかしくて素っ気なくなる友達と、大切な「何か」を抱えた人物がたくさん出てくる、友情と依存と裏切りのファンタジーなんて、自分なら買います(笑)

さてさて。一冊お買い上げいただいた嬉しさでテンションがどこかに吹っ飛んでしまいました。

あと4冊の無配を絶対に頒布したいと思っていたところへ、一人の男性が話しかけてくれました。出店はしていないものの執筆なさる方で、小説家になろうという投稿サイトの話題を介して長いことお話ししてしまいました。他のサークルさんともお話をしたとのことですが、参考になる意見を見つけられるといいですね。私の一次創作は「死ぬまでに完成させたい趣味」と割り切っているので、お気楽なものなんです(>_<)

閉会は17時。この時間に撤収が完了するように、皆さんお片付けをしていました。見本誌を提出しない方は、時間内に回収です。

イベントで机や椅子を運んだことがあるので、会場の原状復帰に携わってみました。いやー、厳しかったです(笑)ここの机マジ重い( ;∀;)引き摺らないように気を遣うだけで血管千切れそうでした。

ごめんなさい。もう出来ないです。今度は椅子まででご容赦ください(ぺたぺたした土下座)

最終的に、頒布数は1冊。無配は12~14冊ほどすべてお配り出来ました。

留守中に手に取ってもらった無配は、その、お持ち帰りいただけましたか?「無配はご自由に」と書いた離席札の効果があったのでしょうか?ごっそり取って駅前で配ってないですよね?

いえいえ、皆さま紳士淑女です。大丈夫。

当サークルの次の参加イベントは、

・文フリ金沢(委託)

・北海道COMITIA(委託)

・テキレボ

です。既刊に興味を持っていただけましたら、こちらのイベントでお待ちしています(本が)。

長々と超個人的なレポートをご覧いただきましてありがとうございます。

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それでは!

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